ニューハウスブログ

家づくりの参考書として70年余ご愛読いただいている月刊ニューハウスですが、このたび、ブログを開設することになりました。

住宅地にある美術館

2008-05-19 12:33:37 | Weblog
連休前ブログに書きましたが、連休後半に家族で1日だけ出掛けました。行ったのは練馬にある「ちひろ美術館」。10年程前に安曇野の方に行き、練馬も行こうと思っていたら建て替えになり、それからまたずいぶん時間が経ちました。

西武新宿線に乗って駅から8分ほどで美術館に到着。住宅地の中にある美術館はたくさんの人がいましたが、みなさん静かに見学されています。

中に入ると中庭に沿ってテーブルが配置され、お茶を楽しむ人の姿が目に入ります。中庭にもテーブルがあり、外でもお茶をいただけるようになっていてほぼ満席。休日の午前中をゆっくりされる人を見るとこちらまで何だかほっとしますね。

ちひろさんの原画の展示はもちろんあるのですが、それを使った絵本が置いてあり「これはあれだね」などと比べながら見るのも楽しいものです。

ちひろさんの言葉にもあるように原画よりも印刷の色がよくでているものがあります。はっきり色を出すときつくなったりするのですが、子供にははっきりした色の方が受け入れやすいでしょうか。絵本と原画それぞれそれひとつの作品として楽しめます。

私が子供の頃見たであろうと思われる(何となくですが)絵もありましたし、「キンダーブック」という懐かしい本のタイトルも目にし、楽しい時間でした。私の子供はどちらも男なので絵よりもお昼何食べるかの方が問題のようでしたが。

以前安曇野に行ったときには広い敷地に建物と庭が配置され、元気よく子供が走る姿が見られました。練馬は住宅地で敷地にもさほど広くありませんが、上手に計画されていて見学しやすく、敷地以上に広く感じます。

住宅の場合も同じですが、敷地条件によってずいぶん変わるものだと改めて感じました。ご存知だとは思いますがどちらも気持ちのいい美術館ですので、小さなお子様をお持ちの方にはおすすめですよ。(O)

住宅地のにある「ちひろ美術館」。