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THE NOVEMBERS「At The Beginning」全曲レビューその1「Rainbow」

2020-10-31 | THE NOVEMBERS「At The Beginning」全曲レビュー
                    









君はいつも
いまがはじまり
そうさ君はいつもここが

はじまりさ







自分は元々は音楽レビュアーだった過去が既に忘れられてそうなので(笑
今週は意図的に音楽系の記事を増やしてます
で、
今年5月に出た今作の全曲レビューも始めようと思う
ノーベンバーズのアルバム全曲レビューは「Hallelujah」以来ですが、
あのアルバムが全11曲だったのに対し今作は全9曲と比較的コンパクトに纏まってるので、
割とそこまで時間掛けずに終えられると考えます。
というか、
シシャモ6もそうだったんですけど、
本当は一回ライブで聴いてからこういうの書きたかったんですよねー
正直ライブの印象って結構大事じゃないですか・・・バンドは生で観てこそ、なので。
でもいつ普通のライブが出来るようになるのかも分からないような状況下なんで、
それが再開するの待ってたらぶっちゃけ次の作品出てそうでしょう?笑
んー、
だからまあしょうがない、んですけど
でも今は音源をじっくりと楽しむ期間だとも思うんで
妥協ではなく、自分なりに真剣に聴き込んで感じた事をこの場で発表しようかな、と。


で、この曲
タイトルを直訳すると「虹」
そういえばラルクにも「虹」って曲がありますね・・・
日本語にしなかったのはそうすると狙いすぎ、だからでしょうか笑
冒頭からデジロック臭の強いアレンジですが歌声は耽美そのものなんで
その良い意味のギャップが面白く、清廉とした雰囲気も素敵な名曲に仕上がってると思います。

この曲の歌詞の、
「君はいつもいまがはじまり」って応援とかメッセージじゃなくて、“事実”だと感じたんですよ
例えばゲームやドラマならゲームオーバーとか最終回とかで一応の区切りが付きますけど、
現実ってぶっちゃけ・・・
終わりがあるようで終わりが無いものなんです
正確に言えば寿命という終わりは誰しも訪れるものですが、
そこに辿り着くまでの長さがゲームとかドラマの比ではないですもんね
過去のノーベンバーズの楽曲の歌詞を拝借すれば、
映画みたいに2時間半できっちり綺麗に終わるようなものじゃないんで、
例えどんなにショックな出来事があっても、
報われない日々であっても、
「終わり」は半永久的に来ない
だから、自分はいつでも“今”がはじまり
この瞬間から既に自分が目指す「何か」に向かって始まってる訳なんですね
そう考えると・・・
逆にちょっとした希望的なものを感じられませんか?っていう(笑
でもそれは誤魔化しとか屁理屈とか慰めではなく、純然たる“事実”なんですよ
挫折しました、でも、なんか別に日常が終わる事もなく、朝起きたらまた最新の一日が始まってます。。
これですよね、はっきり言って。


その中で、
自分の中で色々と考えて、
考えたことを咀嚼して、
今の自分が出来ることを、
今の自分がやりたい事を、
「必ずそうなる、そうする」という想像力を持って、
現実にする為に自然と前を向いて進んで行く。
 別に聴き手を応援する意図とかは無いとは思うんですが、
それでも聴いてると一日や人生に於いて何かしらのエネルギーが貰えるような・・・
そんな素晴らしい「始まりの一曲」に仕上がってるな!と自分は感じました。
大好きな楽曲です。



どんな時も君の味方でいるよ
何があろうと君の味方でいるよ いつも



それと、
終わりの方のこの歌詞、
正規の意味合いにも捉えられますが、
個人的には「自分が自分に語り掛けてる」・・・
そういう意味合いでも聴けると(勝手に)思っています。
自分の心を後押し出来る、信じてあげられる人ってやっぱり自分しかないから。
究極的には、ね。




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