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THE NOVEMBERS「At The Beginning」全曲レビューその4「Dead Heaven」

2021-01-19 | THE NOVEMBERS「At The Beginning」全曲レビュー
                    







踊ってる俺を
誰が
どこの誰が
踊らせることができる
どこの誰が







衝撃的なロックンロール・ナンバー。
どこが衝撃的かって言えば、
始まりからしばらくはボソボソ呟くように歌ってたのに、
いきなりサビで発狂したかのように叫び出すトコですかね笑
恐らく、
(歌詞含めて)今作で最も尖っている楽曲だと言えます
そもそも、直訳して死んだ天国~っていうタイトルからして刺激的ですからね。
個人的にはかなり好きなタイトルであり、また曲でもあります。

この曲が伝えたいこと・・・
否、
「伝えたい」とか別に思ってないかもしれないですが、
「伝わって来ること」はとてもシンプルです
要するに、
“貴様の言う事は聞かない”
それでしょう。
云い方を変えれば「俺は俺の好きな様に生きる。」っていう
音もそうなんですが、精神的な意味合いでもかなりパンキッシュな楽曲に仕上がってる・・・と言えます。


以前、
「Fiedel」っていう曲で、
お前が天国だと思ってるなら、その道を行けよ。みたいな、
応援的な言葉を一切使わず聴き手を鼓舞するようなフレーズを歌っていて・・・・・あ、
その曲が今最も象徴的だと感じたので敢えてその曲を挙げたんですが、
他にもノーベンバーズの曲って
そういう・・・
直接的な分かり易い言葉を使わず聴き手のモチベーションに火を注ぐ曲が多かったように思えるんです

だけど、
この曲は、
俺は俺の好きな様に踊るんじゃー!とか
踊らせられるんなら踊らせてみろよ。っていう、
今までのモチベーション・ソングとはまた違った・・・もしくは、
一歩踏み込んだ表現になってると感じたんですね
それは「抵抗」であり、
または「覚悟」でもあると思います
個人的解釈で要約すると「俺は俺の好きなように生きる。」っていう、
曖昧ではなく明確な意思表示がとっても逞しく聴こえる新機軸のロック・ナンバーになってるかと。

結構、
シャウト系の曲調なんで、
ノーベンバーズの18番的な感じでも聴けちゃう曲なんですが、
頑なに気持ちを貫き通す意志のパワーが今までよりも更に踏み込んだ表現で歌われてる、、、ので
そういう意味合いでは“新しさ”も感じられるラウド・ロックになっていると思います。
そして何よりも物凄く「ロックバンドらしい」一曲だと感じました、ね。

あと、単純にバッキバキのサウンドが純粋に格好良いです!
今年はこの曲も生で聴けると良いなぁ。





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