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THE NOVEMBERS「At The Beginning」全曲レビューその5「消失点」

2021-04-30 | THE NOVEMBERS「At The Beginning」全曲レビュー
                    






僕らは現在進行形の宿題を
新しい名前で呼び合って
標本箱の昆虫のように
留まっている
止まっている







この曲が入ったアルバムが発売されたのは、
今からちょうど1年前だったでしょうか
上記の歌詞っていうのは、
(たぶん)今のこの状況を謳った歌詞だと思うんですけど、
あんまり変わってない・・・どころか、
むしろもっと酷くなっている気さえしますよね(笑
いやでも、
それだけじゃないかもなあ
人間って、否、日本人って結構保守的な生き物だから、
今まで馴染んでたものと比較してどんどん新しい価値観に~という選択肢になり辛いところがある
でも、この曲には、自分なりにどんどん新しく生まれ変わって行こう。という価値観があって、
それが何よりも素敵な楽曲に感じられた、今作でも随一にポップなナンバーに仕上がっています。





今から一本だけ補助線を引いて
いままで見えなかった風景
聞こえなかった声達を
迎えに行こう
その瞬間
世界が変わる





去年は有観客ライブ自体がほぼ無かったので、
勿論この曲を1年経った今でも生で聴いた事は無いんですが、
それでも家のコンポでじっくり聴いてると伝えたかった事は伝わって来ます
この世界自体は(待ってたって)いつまでも変わらないし都合良く動いてくれる事もない
ただ、世界は変えられなくても、自分自身が変わる事はいつだって出来る。
それによって、
見える世界をいつの日も美しく心地の良いものにする事が出来る・・・
要するに、いつだって「何か」を変えるのは自分自身でしかない、って事なんですよ
一番最初に挙げた歌詞と上記の最後の歌詞を対比させれば、
きっと自ずと見える世界も変わって来る、、、と思う
そういう意味では、
THE NOVEMBERS流の一つの応援歌・・・だったりするのかもしれません。







そういえば、
7月に超久々の有観客ツアーが決まりましたね
この曲含めて色々な新曲を是非生で味わいたい・・・ものです。





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