何気に同人誌に出ていたキャラである。
頭の中で声はいくつも聞こえている
憐みの声、蔑みの声、悪意に満ちた声・・・
それらは大概が幻と言えるものなのかもしれない
だけど、やっぱり経験則からか肌で感じ取ってしまう冷たい感情だって当然ある
それを「自意識過剰」という言葉で済ますのは簡単だけれど、
そんな言葉で済ませられるならば闇は生まれないと思う
人はそんなにきれいな生き物じゃないし、
自分もまた美しい生き物ではない
だからある種当然、
その「当然」をなんとか出来ない自分自身がまた悔しい、、、という話でもあるんですよね。
何もかもを器用にこなせるんなら、
こんな事で困る事はなかった
誰からも愛されるような愛嬌があったなら
こんな事で困る事はなかった
上手くやってる
自分を出せてる
誰かと仲良く出来るようなスキルを持ち得ている「皆様」とは違う
だからこその苦悩・・・がこの回は存分に描かれている気がしました
人間、努力でなんとか出来る領域には限界がある
努力ではどうにもならない事柄の方が多い
誰かの所為にすることばかり得意になっていく自分と
器用さとはどんどん掛け離れていって仕舞には何もかもが下手になっていく自分にダブルKOされて
行く宛てのない感情ばかりが育っていくだけ・・・それを遠慮なく表現し切った今回の作劇は非常に見事だったと思う
自意識と、自意識という言葉では済まされない現実を生きている人には是非触れて欲しい話数だと感じました。
本当に大切なものは、
後になってから気付くもの。
後から考えれば、ここが分岐点だったのかもしれない・・・
そう思わせるこのシーンに関しても必見です。
(実は)相当真に迫るシーンやテーマが多い、闇を抱えて生きている人には届く素養の高い漫画だと感じますね。
次号は(恐らくコミケの為?)休載なので次の話数は約1か月後ですね。早くもハブられてしまったかなえ、
その闇の行く末と過程に注目しています。余談ですが今日はずっと死にたい気分だったので余計に響きました。内容が。