サブカルチャーマシンガン

自分だけの「好き」を貫く為のブログ。

旧syrup16g全曲レビューその7「明日を落としても」

2021-07-06 | 旧syrup16g全曲レビュー
                    









誰も愛せなくて
愛されないなら
無理して生きてる事も無い













人生で最大の「チャンス」があるとすれば、
もう自分は「それ」を使い切ってしまったと感じてます
もう自分の本当の意味での希望は叶わないのに、
何故惰性で生きてるんだろう・・・と感じる事はしょっちゅうありますね
上がり目も無いし、
これから落ちていくだけ。。
多分、
もっと若ければまた別の考えもあったんでしょうけど、
それなりに生きてきて様々な経験を経ると、
色々な真実が見えてくる
それを知らなければ、
もっと強がっていられたと思うんですが、
今まで自分なりにもがいてその殆どが上手く行かなかったのに、
「次は上手く行く」って思考にはどんどんなりにくくなっていくもんなんですよ
なので、
この曲も今まで以上に心に響いてくる~というのが本音ですね。

正直、
一年中四六時中ポジティブだったり前向きだったり強気をキープする事なんて無理ですね
時には沈む時間も欲しい、というか・・・
それも、
誰にも「分かってる」とか
「頑張ってね」とか
「見守ってる」とか、
そういう・・・
そういう言葉を一かけらでも浴びたくない夜もありますよね
分かる、って
同じ経験も悔しさも味わってないのに何が分かるんだよっつーか、
このどうしようもない感情は俺だけのもんなんだから、自分だけがどうしようもなくなってれば良い、
という感覚
安っぽい同情なんざ必要ねーよ。っていう。


ただ、
いつでも帰って来れるブラックホールがある、というのは、
それ自体が生きる上での希望になりうるものでもあります
皮肉ですね、
「無理して生きてる事も無い」とか歌ってるのに、
それが逆に自分の悲しみや辛さを思いっきり浸らせる場所になって、
もう一度歩けるようになってくる、っていう。
逆に言えば、
本当は悲しいのに、
悲しみに浸らせてくれない方が辛いというか、
逆説的に言えば前に進む為の後ろ向き~なのかも分からないですよね

少なくとも、
この曲を中学生の頃から聴き続けてる自分は20年以上しぶとく生き続けてる訳ですし、
そういった意味ではそれでも足掻く気持ちを滲みださせる曲なのかもしれません
明日を落としても誰も拾ってくれない、それでいい~っていうのは、
その歌詞自体が足掻く気マンマンにも思える
do you wanna die?という問い掛けもある種葛藤とか自問自答を含んだフレーズな気もする
本当は諦めきれない意地の悪さ・・・もしっかり滲んでるような気もしますね








結構、
この一曲の中で、
達観的なネガティブも、
その上で足掻いていくポジティブも、
両方詰まってる気がして・・・
大好きな曲ですね
曲調はバラッドですけど、
メロディがとてもキレイですし、
歌詞もストレートに染み渡って来るので純粋に名曲の類に位置する、とも思います
間奏の泣きのギターがまた堪らないですね。。

究極的に、
(自分の中だけの)悲哀に浸れる曲なので、
そういう意味では応援歌と同じくらい(自分には)必要な曲です
他人の事は分からないので。




最新の画像もっと見る

コメントを投稿