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THE NOVEMBERS「At The Beginning」全曲レビューその8「Hamletmachine」

2024-05-20 | THE NOVEMBERS「At The Beginning」全曲レビュー










ベルトコンベアの上を流れてくる
ガラスの靴は
もうとうに役に立たない












「Hamletmachine」はアルバムのセミファイナルを飾る曲
今作で最後の盛り上がり・・・もっと俗的な言葉で表現するなら「爆アゲ」を演出する曲です
のっけから肉感的なバンドアンサンブルが耳を襲う海外のハードコアにも通じるヘヴィな演奏が聴けます
攻撃的なギターリフに
ドクドク感半端無いリズム隊、
更に、
シャウトを駆使する小林祐介のボーカリゼイション...
海外のエッセンスも感じるんですがどことなくDIR EN GREYや
THE MAD CAPUSEL MARKETS等からの影響も感じられるアレンジでもある
冒頭からシャウトの連発、それが済んだと思いきや美麗なサビメロからのシャウトで締め~と
疾走感というよりは落ち着いた重さのある曲なんですがその割には展開は目まぐるしい印象もありますね。
それがまた聴いていて気持ちが良いです。

そう言えば、
この曲が出た4年前、
「At The Beginning」の中でも特にお気に入りの一曲で
この曲か「薔薇と子供」のどっちかで紅白出て欲しい。みたいな事を
Ⅹでポストした記憶がありますね
それは完全な冗談でなく、
TVという媒体でこういうハードなロックナンバーを聴いてみたい~という願望から出たものでした
あれから4年経って一応関ジャムのトークゲストに出たりして地上波進出は果たしてはいるんですけどね(笑
 兎角、
聴いていると
BACK DROP BOMBを熱心に聴いていたキッズの頃の血が騒ぐ激しくも美しい一曲になってます
そういう意味では40代の一歩手前の世代の影響観が良く出ている曲かもしれません
ライブでもたまに演奏しますがCD以上のド迫力でビンビンな生演奏で魅せてくれる大好きな曲です
去年はこの曲を2回も生で聴けてそれも嬉しかった記憶として残っていますね。



歌詞に関しては、
あくまで個人的に感じている事なんですけど
メインストリームからの脱却というか
メインストリームからってことでもないかもだけど、
俗に言う
「こういう空気」とか
「群集心理」とか・・・そういう事柄に別れを告げる~みたいな感覚がありますね
作中の「花束を抱えて~ステージから飛び降りよう」っていうのは自分だけの道というか、
自分だけの世界を構築していく。みたいな
まあ、
事実はそうじゃないのかもしれない
ただやっぱり受け取り方や聴き方は自由だと思うんで。
 私的に、
空気を読んで選ばされたものと
本当に自分の趣向に寄り添って選んだものって
愛着がまるで違うな~と感じるんです
それは、
メインストリームの中で
「これは好きだな。」って素直に感じて選び取った場合もそう
つまりは自分の思考で感性で本心と向き合いながら❝好き❞をしっかりと自力で掴んでいくことが大切で。
この曲をCDで聴いたり或いはライブで聴いたりするとそういう感情を刺激されて
物凄い覚醒感を得ることが出来るのでそういう意味でも大好きな一曲
特に、
去年WWW Xで観た時はピンクの妖艶な照明が相俟ってマシマシで格好良さを味わえた記憶があります
そういう思い出も加味してちょっと迷いが生じた時にある種の羅針盤としても機能してくれる、
管理人にとっては大事な楽曲の一つ・・・ですね。
何気に、
タイムラインを否定している曲に聴こえるのも面白い曲です。














そう言えば、
今年はツアーに集中してるせいか、
ノーベンバーズのライブ1回しか観れてませんね
去年は二桁観たのを考えるとノベンバ成分足りてねーな。って思う
ただ、夏から秋にかけて何本か観に行く予定があるので
それまではCDとか聴きながらゆっくりとその時を待っています。通勤時にもよく聴いてるんですよ。



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