
第29夜であんなに号泣したのは、
ダイアナの死が「悲しかった」「感動した」からとかではなくて、
純粋に「可哀想。」って感じてしまったのが一番の要因だった
不幸を比べる事自体が愚かなのは重々承知で、
正直ウィステリアに比べてもダイアナの人生って幸薄いな・・・って感じてました
既に天涯孤独の身で一般的な女性の喜びも知らず、ずっと厳しさの中に身を置いて生きて来た
あの話を読んでからウィステリアと一緒に居るシーンを眺めてるとそれだけで泣ける、、、という異常事態でした
そう、
本音を言えばあそこでもし本当に死んでたらインパクトはあっただろうけど、
それじゃあまりにも「可哀想。」って気持ちも同時にありました
加えて、
「もったいない。」って気持ちもありましたね
折角ウィステリアにとって初めて純粋な"友達”と言えるキャラだったのに。。という。
物語にインパクトを加える為に遣い捨てにされるレベルのキャラではないとも思ってました
この作者なら、もっと別の感動を生み出せる・・・そう感じたりもしてましたね。

ダイアナは、
まだ「本当の幸福」を知らない
当たり前にそこにあるような真っ当な喜びを知らない
ウィステリアのお陰で、初めてそれに近いものを知って以降、
「それ」を知れるチャンス自体はまだまだある・・・とは思います
だから、
正直、
もう一度生きて喜びを知るダイアナを見てみたい。と思ってしまった
ダイアナを助ける為、ウィステリアも身を削ってまでもマルバスのコントロールに苦心している
そんな彼女らの努力が報われて欲しい・・・と素直に感じてしまった話数でした
ドラマとしても熱いし、
ダイアナ編のクライマックスとしては最高の流れだと思います
みんながダイアナの復活を待っている
みんながダイアナの復活を信じて頑張っている、、、
そんな相様が素敵だったし、
ウィステリアもまたメインキャラらしい格好良さを見せてくれて大満足でした
っていうか、初期と比べると随分逞しく成長したと思う・・・!(泣
今でも、ダイアナは懸命に生きて、もう一度ここに戻って来た。
本当の涙は、むしろこの先にあるのかもしれない。
そんな風にも感じた32夜目でした。

ウィステリアは、
本気でダイアナがナベリウスを止めに戻って来ると信じていた
信じてずっと自分の身体が多少おかしくなっても戦い続けて居た
あれで正直寿命縮むかもなー、って思っちゃったけど(冒頭の画像参照、今週のサンデーより抜粋)、
それでも「戦う」という覚悟が彼女にいつの間にか生まれてたんでしょう
ウィステリアにとっても、
ダイアナは初めて出来た同性の友人であり、ほおっておけない存在になってたんでしょうね
それほどまでに自分を想ってくれる友人がいる、という「幸福」を、
ダイアナには味わってもらいたいし、
個人的に、
重症の中悪戦苦闘しているダイアナの姿を観て純粋に嬉しかった、し、
いつもの優しい表情で戻って来たダイアナを見て正直また泣いてしまいました
ぶっちゃけ、
この感想読んでる人は、
内心「こいつ泣きすぎだろ(笑)」って思うかもしれない笑
でも、こんなにピュアで良い子があんな可哀想としか思えない死に方を一度はしそうになってたのもあって、
ダイアナが復活した、という事実が嬉しくてちょっと泣いたんでそんなにネガティブな涙じゃないんで・・・
許して欲しいですね
許して欲しいというか、
事実だからしょーがないっていうか。
血まみれになって、泥だらけになって、はいつくばって、それでも「生きる」っていう、
そういう ボロボロになりながら足掻いてるのがこの漫画には似合ってる。
ある意味この漫画の方向性が垣間見れた話数にも仕上がってました。
ダイアナが歩いて来た姿を観たウィステリアの表情にも注目です。
早く来週のサンデーが読みたい。社交辞令ではなく。