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ゆらぎ荘の幽奈さん 3巻/ミウラタダヒロ

2016-10-04 | ゆらぎ荘の幽奈さん










表紙は千紗希さんですよ。とってもカワイイ!











この巻に収録されている23話はジャンプの掲載順が2番手だったんです
巻頭カラーはメディアミックスにより予め巻頭が決まってた作品だったんで実質掲載順トップを獲得したお話が掲載されています
この時、俺がどんなに嬉しかったか・・・
まずそのお話を語らせて下さい(笑
俺はバレとか見ない人なので、本誌を手にとって初めてその事実を知りました
しかも、まず次号予告から観て、その後掲載順最後尾の作品から順に眺めて行く、、、って読み方で毎週読んでるんですよ
目次は一番最後にチェックするんです
だから、いつまで経ってもゆらぎ荘が出てこない事に焦って
「あれ、これもしや凄い前に載ってる・・・!?」ってコンビニで思わずドキドキしてしまって(笑)。
興奮してめくっていったら先述の通り狭霧はんのエピソードが2番手に掲載されていて、、、
物凄く感慨深い想いでいっぱいでした
それは単純にゆらぎ荘を新連載前の予告から記事を書くぐらい応援してた、ってのもあるし
それと共に、、、「パジャマな彼女。」で河下水希J卒業以来にジャンプ購読を再開して以降、
自分の推す漫画がことごとく人気不振で終わっていた。。という背景も大きかったです
パジャかのに加えてミウラさんの前作「恋染紅葉」に「クロス・マネジ」、
更にそのクロマネの作者であるKAITOさんがゆらぎ荘の直前に11週ENDを迎えていたのもキツかったですね
推す事は(ミウラさんなので)もう連載前から確定してたんですけど、心情としてはもう当たって砕けろの気分でしたね
元々KAITOさんかミウラさんが載ってたら買う。って心持ちでずっと居たので、ラストチャンスとして挑んだ応援でした
だからこそ、それが最高の形で実って、しかもエピソードとしても面白くて・・・すっごく嬉しかったんですよぉ(涙)
あの時の嬉しさは中々経験出来る類のものではなかったですね
でも、この巻を読めばそれもまた納得のクオリティなんじゃないか、って個人的には思います。


まず、やっぱりコガラシが格好良い。
いつだって真面目で、粋で、男らしくて大好きなんですよね
朧ちゃんに迫られて、惚れた女としかそういう事はしねえ。って
堂々と言い切るシーンは本当にカッコよかった!
コガラシならその言葉も信用出来るし、
今のご時世に描くべきエピソードだった・・・とも個人的には感じました
気軽に人助けが出来る、アドバイスが的確なのも素晴らしいですし、
ちゃんと女の子の為にも男の子の為にも行動出来るバイタリティと意志の強さがイイですね
最後のお話では、やらかしてしまった同級生の為に必死に頭下げて尻拭いをしたり、、、と
コガラシさん本当男らしすぎだろ!ってシーンが要所要所にあるんですよね
狭霧の水着ショーの最中でも妖怪にちゃんと気を付けてる生真面目さも光ってます
そういう、、、主人公がきちんと格好いいからこそ安心して読めますし、
女の子の心情にも感情移入が出来る、のも道理だと思います
エロや女の子の可愛さばかりが(特に公式では)推されている印象がありますが
ファンとしてはそういう部分も知ってもらいたいですし、アピールする必要性があるかな。と思ってます
まあ、公式がそういう推し方をしないのならば、ファンが頑張ればいいだけの話でもあるんですけど。

それで、そんな女の子たちもみんな良い性格してるんですよね
変人扱いされてるコガラシの為に彼女らなりに作戦を立てて頑張ろうとしたりと
コガラシだけではなくヒロインズの性格の良さや優しさも際立っている巻数だと言えます
そんなヒロインズ視点のお話が多く、女の子同士のお話も結構目立ってるので
ラブコメとしては勿論の事、ある種のガールズコメディとしても読める懐の広さも感じられる内容にもなっています
先程は推し方に関して色々言いましたけど、単純に“可愛い女の子がわちゃわちゃやってて見てて癒される漫画”として読んでも全然OKかと思います
っていうか、ある種そっちが本流だとは思いますが(笑
お話自体も交霊からえっちぃお話、ガールズトークやほっこりエピソードまで存外にバラエティに富んでる印象だったので
割と引き出し豊かな一冊として読める3巻目だと思います
一緒に表情豊かなゆらぎ荘の相様を楽しみましょう。また、扉絵も毎回凝りまくってて、エロいので(笑)そこもまた大注目ですね


個人的にはコガラシの格好良さがアピールされてるエピソードの他には
蓮華さまと仲居さんのお話が好みですね
仲居さんのお話は、校長先生とのやりとりがちょっと切なさを感じて好きなのと(多分色々あったんだろうなあ・・・)、
敢えてそこを詳しく描かない粋さもまた光ってたと思います
「出会いの素晴らしさ」というテーマでまとめたオチも素敵でしたしね。
 でも、いつか、ちょっと二人のお話を見てみたい気持ちもあったりしますが・・・笑

蓮華さまのお話は、
(他人からの)イメージを守る事に躍起になって「本当の自分」を出せない辛さ、、、という
自分好みのテーマだったのが良かったですね だからこそ、コガラシの後押しもあって
素直に自分を少しだけ出せたオチが決まってるなあ、と感じましたし
人助けのエピソードとして身体も心も助ける・・・という
二重の作用を果たしていて純粋にレベルが高かったと思う
全体的にどのお話もイイ感じなので
少年誌のイイ感じのラブコメを読みたければ(今は)これ!って漫画になってるかと
どのヒロインも可愛いし、感情移入出来るし、とってもえっちぃですし(笑
その上で主人公も素敵、、、と正に至れり尽くせりの作品ですね
本当に大好きだと思えるラブコメの一つ、です。
是非伝わって欲しいと祈ってます。










ちなみに、毎週本誌の各話感想書いてるのでそっちも(単行本派の方でなければ)よろしくお願いします
でも基本1話~数話完結ですし、読みやすいので本誌派になっても全然良いと思います笑
確かなラブコメ、ガールズコメディとしての基礎体力の高さと
主人公を魅せられる力量が揃った読み応えある3巻目でした

GIGAに収録された番外編も(モノクロですが)収録されてます。あと、カバー裏、今回も最高でしたぞ!(笑)。