サブカルチャーマシンガン

自分だけの「好き」を貫く為のブログ。

LOST IN TIME「その奇跡とその偶然・足跡は続く2016」@水戸LIGHT HOUSE 16.10.8

2016-10-09 | LIVE
                                    
                           昨日は茨城県は水戸にロストインタイムのライブを観に行ってました。









今でも振り返って泣きそうになる(っていうか若干泣いてる)んですが、
この日は今まで一度もライブで聴いた事がなかった「鳥」が聴けたんです・・・!
以前から(実は)公式にリクエスト送ってたりしたのでイントロが鳴った時は信じられなくて、
思わず少し嬉し泣きしてしまった自分に正直驚いてしまって今でも驚き続けてるんですけど(笑)。
まあ本音を書くと・・・ようやく自分の想いが実ったようで堪らない気分になりましたよね
12周年の時にライブのアンケート用紙にリクエストコーナーがあった記憶があって、
その時に俺は「失敗」「蛍」「鳥」の3曲をリクエストしたんです
でも12周年の時はその中のどれも聴けなかったんですけど、
14周年の今年に全部聴けてしまった。。。という事実が個人的に面白くて、でも得てしてそういうものなのかもしれないなあ・・・って今振り返ると少し思いますね
兎に角、ずっと生で聴きたかった、念願の「鳥」が嬉し過ぎて、先日の「夢」に引き続いて泣かされてしまったのが印象的な名演でした
勿論それ以外も圧倒的である意味下北の時以上に旧譜の曲が馴染んでたんじゃないかなあ、、、って個人的には感じられましたね
心から参加して良かった。。と思える類の公演でした。

水戸にライブを観に行くのは1年ぶりでしたね
隣県の茨城県にあるとは言え、
市原から水戸までは片道約4時間掛るので交通費含めてある種の小旅行的な感覚になる訳ですけど(往復で8時間だし)
個人的に水戸は好きな街ですし、後は何よりライトハウスがすっごい好きなハコなんですよね
小ハコの割には横長でステージも広くて相当観やすい感覚ですし、
音響が飛び抜けて良いのでダイナミックなサウンドが直で楽しめる
正直もっと色々なバンドがここでやってくれないかな~って思う程度には好みなハコなんです
そんな大好きなハコで久々に観れたのも、1年ぶりに水戸に来れたのも個人的には凄く嬉しかった
帰りは勿論水戸納豆を買って帰りました・・・笑
では以下。









この日は下北の順序良く披露する再現シリーズと違って
「5th」「7th」「9th」とやや変則気味な再現シリーズでした
ただ、先述の順序良く披露するライブを先に観ていたお陰で、
新しい組み合わせの妙、先日の感じとはまた違った良さを楽しめた気もします
この日は「希望」で元気良くスタートでした。

スケール感たっぷりの「トライアングル」、ライトハウスは音の広がりがとても良いのでより一層楽しめた気がする
そこからの「over」は一気にガムシャラ感が滲み出ていて、歌詞の切実さも相俟って感情移入せざるを得ない出来栄えだった
「三人で水戸に帰って来れました」という海北さんの嬉しそうなMCにほっこりしつつ、
そんな海北さんの優しくベースを弾く姿も印象的だった「合い言葉」と5枚目の曲を立て続けに披露するコーナーへ。
三井さんのカラフルなギターソロがこの日も冴えまくってた「キャラバン」はバンドアンアンブルの息のピッタリ具合も含めて定番でもおかしくない出来
想いの滲んだ歌声も印象的で早くも涙線刺激されつつ(笑
「ブルーバード」もこれまた「定番曲っぽいなあ・・・」って思える位バンドに馴染んでいて一時レア曲だったとは思えない仕上がり具合に感動した
そこからアンサンブル自体がキレッキレで爆発した印象が強かった「小さな隣人」と繊細でありながらタフな音像が鳴り響く
続く「呼ぶ」はリリースツアー以来に聴いた、っていうかリリースツアーでもそこまで披露されてた印象がないくらいのレアリティの高い曲だが
最後の“届かない”の歌声が格好付ける訳でもなく、アーティスティックに飾る訳でもない、あくまで切実さを中心に据えた声色で歌われてたのが凄くジーンと来て
個人的には物凄く感情を震わされてしまって堪らない出来栄えでした
この曲が入ったアルバムが出たのは去年でリリースツアーも去年だったんですが
どの曲もあれから直ぐにここまでブラッシュアップされてるんだなあ。。って思うと感慨深くもありました
個人的にこの日の「呼ぶ」はリリースツアーの時以上に自分の心に響いてくれた印象があったかな。


リズム隊の演奏が小気味良くてそれもまた気持ち良かった「燈る街」、
最近の定番曲の「30」と素直に熱くなれる楽曲が続き、
この日も恒例の三井さんのMCへ。
だが、東京の方々とは違って
茨城の方々は随分大人しい?感じで聴いてらっしゃって
三井さんも特にボケる事なく凄く真面目に各アルバムへの想いを語っていました
まあこのシリーズがずっと(ほぼ)東京オンリーだった。。ってのもあるでしょうけど笑
でもこの日のオーディエンスは各々がじっくり曲を噛み締めて聴いてる感じでそれはそれで正解じゃないか・・・って思いました。

「366」でライブは再開、
勢い良く鳴らされる福音にテンションも温まる
この日もまた海北さんの爆音のブリッブリベースが大炸裂していた「8月7日の夕焼けを君は見たか」も相当研ぎ澄まされてた印象で
そのシリアスなバンドアンサンブルを聴いてるだけでも個人的には堪らない出来栄えでした
この曲は海北さんのセクシーなベースが思いっ切り聴けるのでこれからもちょくちょく演奏して欲しいな、と笑
ヘドバンすら可能な仕上がりでした。

勇敢、という言葉すら浮かんだ「No caster」はある意味この日一番の盛り上がりを記録、
シリアスな曲の後にまた不穏でシビアなこの曲を~って構成からして冴えまくってる印象で
個人的には相当アガってしまったセットリストになっていたかなー、と
そこからみずみずしいアンサンブルを叩き付けた「Synthese」と天井知らずに上がっていくボルテージの中、
冒頭でその想いを深く綴らせてもらった念願の、待望の「鳥」がここで投下されました。


嬉し泣きしてしまったのは冒頭の通りなんですが、
そのクオリティとキャッチーさの割には本当に披露される機会が無かった曲なんで
観ている最中は常に夢心地というか、ふわふわした気持ちで聴いてました
また、この曲を演奏している時のメンバーの表情がみんな楽しそうで
特に源ちゃんの満面の笑みは観ていてこっちまで楽しい気分になれましたね(笑
超久々に演奏された、、、とは思えないくらい盤石のクオリティのサウンドが鳴り響いていて
その違和感の無さも嬉しかったですし、本当に地に足が付いている歌詞もまた今の自分には最大限に沁みてくれました
もう羽ばたけなくてもいい、今はもっと些細な幸福を、、、って印象の歌詞が今の自分に沁み過ぎるほど沁みて作用してくれた感覚があって、
ちょっとこの日の公演は今まで観たロストのライブの中でも5指に入るくらい良かったんじゃないか。。と思いました
それくらい強い影響を受けてしまった名演として(自分の中では)成立した感覚がありました

響きがダイナミックで良かった「ハローイエロー」、
アダルティックなムードがハコにも似合っていた「明け星」と畳み掛けてこの日の本編は終了、
旧譜、最新作の楽曲はちゃんと進化してたし、レア曲もちょこちょこ投下・・・と
海北さんが「お気に入りのセットリストが組めた。」と仰ってたのも分かるくらい
初見の方も常連の方も新鮮に楽しめるセトリだったかなあ。。って
個人的には思いました。
またも忘れられない一夜を、本当にありがとうございました。









1.希望
2.トライアングル
3.over
4.合い言葉
5.キャラバン
6.ブルーバード
7.小さな隣人
8.呼ぶ
9.燈る街
10.30
11.366
12.8月7日の夕焼けを君は見たか
13.No caster
14.Synthese
15.鳥
16.ハローイエロー
17.明け星

18.太陽のカフス
19.グレープフルーツ

20.ライラック









東京でも反応が良かった「太陽のカフス」は茨城でも反応良かったです
直情的なロストの中ではダンサブルで捻ったアレンジなのが面白いし、
緩い所と爆発する所の緩急もまた聴き応えバッチリで奥深い楽曲に仕上がってるかな、と
個人的には最近本当にこの曲の歌詞のような事を考えてたりもするので(どうしたらいいの~の辺りとか)、
その意味では感情移入もせざるを得ないステージングにもなっていてその意味合いでも良かった
新曲でありながらかなりの盛り上がりを記録してた印象なので、この曲はこれからのライブでも軸になっていくんじゃないかなあ。注目の新曲です。

この日は轟音を飛び越えて爆音にも感じられた(笑)
ロッカバラード化している「グレープフルーツ」もまた良かった
「またここに帰って来る」「関東は日帰りでも行けるんだから、もっともっと来れる様にしたい」と頼もしい発言をしつつ、
「来年は何かしらのものを作って、すごく早く(ここに)来ると思う。」と具体的な発言もされてました(笑
20周年にいきなりメジャーで一枚作るのも楽しそう、だとか、ワクワクしながら今後の展望を語る海北さんがとても印象的でした
最後の最後に披露された「ライラック」でもより這うようなベースラインを披露されてましたし、
海北大輔というソングライター&ベースシスト及びロストインタイムというバンド自体が伸び盛りな季節に突入しているのかもしれません。
それも含めて、最近のロストの音源、及びライブパフォーマンスには注目して欲しいなあ。って素直に思えた公演でした
過去作の楽曲もライブでどんどんダイナミックに進化してますし、これからのロストのライブを見守るのもまた楽しみですね。
凄く楽しかった!


また、来年も水戸に来れたらいいなあ、って思います。
最早印象深い思い出がある街の一つ、ですから。