日曜日にノーベンバーズのライブを観に宇都宮へ。
個人的な話なんですが、
今月北関東三県でライブを観たんです
水戸と高崎、そして宇都宮・・・どれも遠かったです(笑
千葉在住と言っても、東京側に住んでる訳じゃなく中央の市原市なんで
どこも往復8時間強とかそのレベルなんですけど・・・笑
でも、ぶっちゃけ日帰りでも行けますね
だから、来年も北関東にライブを観に行きたい
今回は観光めいた事は一切しなかったんですけど(おみやげはどこでも買った)、来年はもう少し頑張りたいし
どこも正直素敵な街に見えるので、完全にテリトリーにしたい気持ちでいっぱいです
しかも今回は宇都宮結成のバンドのライブを地元宇都宮で、、、って公演だったので
余計に感慨深い気持ちでいっぱいでした。
とはいえ、宇都宮に来たのも宇都宮のヘブンズロックに来たのもこれが初めてじゃない
「zeitgeist」のツアー初日がここだったんでその時以来、実に約3年ぶりくらいに来たんですかね
だから、久々感というか、「懐かしいな。」って気持ちも持つことが出来て
こういう感覚があるとちょっと遠くまでライブを観に行くのも悪くないなー、っていうか
「帰って来た感」が地元でなくても持てて素敵なんですよね
1年ぶりの水戸ですらそういう感覚があった
ここでライブをする時の小林祐介はいつもよりも饒舌になる
宇都宮東高校が共学になった話も多分聞いたの2回目でしたけど(笑
高松さんが高校時代茶髪で姿勢が悪くて近寄りがたかった話など、色々話しててそれも面白かったですね
また、宇都宮でノーベンバーズのライブが観たいですし、いつか宇都宮で大輪の花を咲かせられるといいなあ、と。
にしても宇都宮のヘブンズロックは駅から相当距離ありますね ほぼ一本道で来れるので分かりやすくはありますけど、
看板見つけた時の安心感が半端じゃなかったですね笑
東武宇都宮駅ならすぐ近くなんですが。
ノーベンバーズを観るのは渋谷WWWの首以来約半年ぶり
その間の自主企画はどれも都合により行けなかった(行きたかった)ので待ち焦がれた公演でした
まず驚いたのは、物販の充実っぷり 宇都宮のヘブンズロックは物販スペースが広いんで
ちょっとしたブランド店みたいになってて(笑
凄かったですねえ
自分も買いましたが、一度に買うと消費が凄いので、取り敢えず一番欲しかったハレルヤロングシャツを購入
プチ服屋状態になってるので、正直物販だけで既に面白いんですよね。これ、今後も頑張って欲しいなあ。
一曲目は「Hallelujah」でした
力強く、生命を感じさせるボーカリゼイションでライブはスタート
続くポップで爽やかな「風」、そこからロックな「1000年」「!!!!!!!!!!!」と小気味良くライブを進行させていく
小林祐介の発言通り、新作の楽曲は大きいステージを想定して作られてるな。と生で聴いてまじまじと感じた
新木場のコーストで「1000年」のイントロの高松さんのベースが炸裂する瞬間も楽しみだなあ。とか思いつつ
ある種パンキッシュにも感じられるサウンドに興奮を隠せない
「Xeno」でそのボルテージが最高潮に達し、
一心不乱に楽器を弾き倒し以前よりも更にスピード感が増した音像に気分も高まる!!・・・と、思ったら
「爆音じゃない気がして」とまさかのやり直し(!!)が発生、
これは正直ビビったんだけど(笑
こんなん初めてだなあ・・・と思いつつ、
更に爆音に強化して鳴らされた「Xeno」にイントロから大きな歓声が沸き上がる
じっくりと「愛はなけなし」を聴かせて、
流麗に「ただ遠くへ」の美しいアルペジオを響かせる
そんな流れにウットリしつつ、
強烈なシャウトとケンゴさんの張り詰めたギターサウンドが素晴らしかった「時間さえも年老いて」とアルバムの楽曲を立て続けにプレイ
「236745981」に至っては激しいライトの照明と吉木さんの高速ドラミングのパンチ力が凄すぎてただただ圧倒されるクオリティ
この曲と「Xeno」は今年は対バンライブ、自主企画のが多かったので新曲を多く披露する~という方針もあってセトリから外されがちで、
中々聴く機会が少なかったんですけど、こうやって久々に聴くとやっぱ「すげーな。」って思いますよね
ライブでより威力を発揮する、音源の倍以上に衝撃的に感じられる確かな武器だなあ・・・と改めて実感出来ました
爆音の力強さを浴びた後は、
「GIFT」を丹念に響かせてじっくりと聴き手の心を掴んで行く
優しく歌われた「ブルックリン最終出口」、去年よりも賑やかに美しく響いてる印象だった「きれいな海へ」と
往年の代表曲を惜しみなく披露、特に「きれいな海へ」はケンゴさんのギターの音色が更に研ぎ澄まされてて素晴らしい出来栄えだった
スロウダンス出来るくらいに躍動感もある演奏だったのが確かな進化を感じさせてくれました
「ガンガン行きますか」というMCの後で
「鉄の夢」「dysphoria」「Blood Music.1985」と歴代のキラーチューンを次々に投下!
どれも凄く良かったんですが、最近はヘドバンをしたり大きなリアクションで聴くお客さんも増えていて
恐らくああいうのは、メンバーが他プロジェクトに参加したりしてそこから得た客層でもあるのかなあ・・・って観ていて何となく思いました
その前は、みんな直立不動で動いてる方が目立っちゃう感じだったんですけどね(笑
それもまた良い変化なんじゃないかな。って個人的には思います
最近のセトリに組み込まれてる事は知ってたんですが、
まさかの「こわれる」にはテンション上がりましたね!!
ノーベンバーズのライブに行き始めた頃は定番中の定番だったんですが
いつの間にか殆ど演奏する事がなくなってたんで、これは古参の自分もニッコリしちゃいました
THE NOVEMBERSのCDで一番最初に買ったのがデビュー作の「THE NOVEMBERS」で、そこからラジオで新曲として「こわれる」が流れた時は
一気に進化したな!って感覚があってより深くノーベンバーズを好きになった思い出があります
だから、この曲が聴けて、しかも以前よりもエネルギッシュになって帰って来て凄くカタルシスも大きかったんですよね
ただ懐かしい、だけではなく、きちんと最新型にブラッシュアップされていた「こわれる」だったのが二重に嬉しかった。
そういうところの美意識の高さもまた素晴らしくて感動してしまいましたね。
「黒い虹」は、もう最高潮を刻んでくれました
新曲として聴いた時よりもずっと盛り上がりが激しくて、
「合図だ」のところの一気に興奮が最高地まで達して行く感覚は想像以上にとんでもない仕上がり具合になってて
これを大ハコであるコーストで聴いたらどうなっちゃうんだ・・・!?ってワクワクを隠し切れないですね
最後の「美しい火」は曲そのものも良かったんですが、
最後にこの曲・・・っていうのも思ってたより似合っててそのポジショニングも秀逸でした
あのイントロが響いた瞬間「あ、クライマックス感あるなあ。」って思えて、その意味でも感動しました
こうして、宇都宮にまた新しく美しく、それでいて雄々しいTHE NOVEMBERSを刻んでこの日のライブは終了
「Hallelujah」の曲を中心に聴かせつつ、旧譜のナンバーも多目で実に楽しめた一夜でした。
ありがとうございました。
1.Hallelujah
2.風
3.1000年
4.!!!!!!!!!!!
5.Xeno
6.Xeno(2回目)
7.愛はなけなし
8.ただ遠くへ
9.時間さえも年老いて
10.236745981
11.GIFT
12.ブルックリン最終出口
13.きれいな海へ
14.鉄の夢
15.dysphoria
16.Blood Music.1985
17.こわれる
18.黒い虹
19.美しい火
20.いこうよ
21.バースデイ
アンコール(1回目)では「いこうよ」だったんですが、
これがまたえらい良かったですね
音源で溜めて溜めて、一気に爆音を聴かせるパートがあるんですけど
実際にその部分を生で聴くと、素直にかっけぇ・・・って状態になってしまう位にキマってて
新譜の曲の中でも最も仕上がってるのがこれなんじゃないか、、、というくらい格好良くて、美しかった
「未来」を丹念に真剣に目指している今のTHE NOVEMBERSそのものが詰まっているステージだったかと
温かい空気感、福音、祝祭的なムードの素晴らしさを含めて涙線を刺激された一曲でした
小林祐介が、懸命な声で、伸びやかに力強く「いこうよ」と何度も歌うラストは
本当にがむしゃらな希望を抱かせるには十分で、
確かな自分のパワーになってくれた感覚がある
そんな素敵で逞しい光景が、とても嬉しくなった宇都宮ワンマン
まさかのダブルアンコール敢行で聴けた「バースデイ」の叩きつけるような凄まじい爆音含めて進化の度合いがまざまざと感じられる会心の公演だったと思います
新譜の楽曲もまだまだ進化していくだろうし、
この一夜だけで「Hallelujah」を終わらせるにはもったいない。
是非、新木場スタジオコーストに共に行きましょう。いや、いこうよ。
そして来年も対バンイベントやワンマンでまだまだノーベンバーズのライブに触れていたい。
そう切望せずには居られない気分ですね。まだまだすごいもの、観れると思いますよ。