
例えば、不良が子犬(動物)を助けたり、普段不真面目な人がたまに良い事するとバカみたいに受け入れられる現実がありますが
その逆、、、真面目に頑張ってる人がたまにポカしたり失敗したりすると手の平を返したように責めたり貶したりする
でも個人的には「それ違うだろ。」って思うんです
いつもいつも頑張って、ちゃんと貢献してくれた人をないがしろにして
「たまに」頑張る人を尊く思い持ち上げる・・・っていうのは正直どうなんだろう?って感じるんです
感謝するところが違うだろ、っていうか、あまりにも恒常的な頑張りが無視されがちだなあ。って思うのが正直な気持ちですね
他人は、(勝手に)その人に対して「こういう人で、こういう考えをもって~」とイメージを押し付けますけど
そもそも、そんなイメージ自体がその人(ら)がその人(ら)の中で勝手に創り上げたものであって
そんなイメージとのギャップ、乖離に悩まされるなんてのは日常茶飯事なお話でもあります
あまりに美しい幻想を他人に描くのは勝手ですけど、
実際本当に汚れなきものなんてこの世には存在すらしない(と、思う)
逆に言えば、そういう「じゃない」部分をきちんと受け入れる度量が必要になってくる訳で。。
それもまた難しいっちゃ難しい話なんですけどね
その人の中で「この人はこういう人!」「こんなことはしない!」ってのが望んでもいないのに日々製造されちゃってるわけですから

ただ、本当に評価されるべきなのは
いつも不真面目なのにたまに真面目になる人~よりも
いつも真面目なのに、たまに不真面目に「も」なる人だと個人的に思います
毎日毎日頑張ってる人が、たまにハメを外したからってそれまでの頑張りが不意になるような現実は間違ってるし
毎日毎日頑張ってない人が、たまに真面目な姿を見せると「偉い!」ってなっちゃうのもなんだかなあ・・・って感じるのが素直なトコロです
いやまあ、蓮華さまは決して男遊びをしたりしてる訳ではないと思うんですが(笑
ただ、周囲があまりにも彼女に「何一つ汚れの無い完璧」を望んだり、イメージを押し付けてるので
きっとそんな理想像と本当の自分とのギャップに苦しんでいる部分はご多分にあるんじゃないかな、と思います
正直なんだかんだ言いつつも、きっとバレないでしょ。と思ってたので
普通にバレてしまったオチには驚きましたが
(ああいう場面は、やり過ごせるのがセオリーっていうか何らかのトラブルがあったり奇跡に助けられるパターンが多い)
あそこからどういう風に挽回するのか、そして主人公であるコガラシは今回どういう形で男前な部分を見せるのか、
そして蓮華さまの本懐は果たされるのか・・・等に期待&注目しながら来週を待ちたいと思います
今回、冒頭からしていつものゆらぎ荘の雰囲気やテンションと違かったのでちょっと驚きましたが(笑
でもその分描きたいテーマははっきりとしている様にも思えましたし、
後半は実に「らしい」展開でもあったので
新鮮さを感じつつも、相変わらずの良さも楽しめる話数に仕上がっていると思いました
森野さんはまるで何一つ曇りのない聖域のように蓮華さまを語ってましたけど、
本当はそんな奴はいない、誰もが誰も至らない、完璧じゃない部分を持ってるもんだ。っていう
暗にそんなメッセージを感じさせる話数でもありましたが・・・次週以降に注目、ですね
あなたも私も、他人には中々言えない汚(けが)れた部分や醜い部分を持っている
だけど、それを認めずに、それ「で」全否定に繋がるような流れもまた間違っていると思う
そんなようなある種“重たい”主張も感じられるエピソードだったのがこの作品の深さを表していて良かったかと
人間は、100%清廉潔癖を保って、何一つの文句もなく頑張り続けられるほど強い生き物なんかじゃない
むしろ弱くて脆い生き物なんだよ。。って事を来週以降描いてくれそうで楽しみですね
例え蓮華さまがイメージと寸分の狂いもないような完璧超人ではなくても
受け入れられる度量が森野さん(ら)にあれば、、、と思います
っていうか、本来そうであるべきなんですけどね
色々な意味合いで気になる20話でした。

百合路線・・・アリだな!(ぉ
今週は「こち亀」の寄稿ページにもミウラセンセがゲストとして登場しています
そこもまた必見!な出来栄えになってるので(ミウラセンセの人間性がよく出てます笑)、是非
そして7月20日にはGIGAでオールカラー8ページ番外編、8月には単行本2巻が発売!って事で
今後益々楽しみなトピックも多くてとても追い駆け甲斐がありますね
きちんとアンケでの援護射撃も忘れずに頑張りたい
そして、単行本1巻の感想もまだまだよろしくお願いします!
コガラシの漫画だな~。と思った ゆらぎ荘の幽奈さん 1巻/ミウラタダヒロ