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サブカルチャーマシンガン

自分だけの「好き」を貫く為のブログ。

DECAYS「Red or Maryam」@新宿BLAZE 15.12.24

2015-12-26 | LIVE
                                   
イヴの日はDECAYSのライブを観に新宿へ。









DECAYSとは、DIR EN GREYのDieさん、MOON CHILDの樫山圭さんを中心に組まれたバンドで
そこに何故かTHE NOVEMBERSから小林祐介も参加しているという(笑
かなり異色の・・・バンドだと思います。ええ。
勿論THE NOVEMBERS大好きな俺ですから小林くん目当てで行ったかと思われると想像しますが
それ以前に小学生の頃から今の今までずっとMOON CHILDのファンであり
尚且つDIR EN GREYもしっかり通って来ている、、、という
凄い自分好みの面子なんですよね
だから、ライブも絶対に行きたいな。って思ってました
正直MOON CHILDのドラマーとDIR EN GREYのギタリストに挟まれて歌ったり話したりする小林祐介は新鮮過ぎましたね(笑
めっちゃ“後輩感”がよく出てて、普段とはまた違った彼の魅力を垣間見る事が出来た気がします
樫山さんは子供の頃TVでおちゃらけた事を言ってた印象があったので(確かヘイヘイヘイ)
あの時とはまた違うどっしりした貫録に確かな進化を感じたりもしました
Dieさんはディルのイメージとは全然違う爽やかなお方でした
最後までファンのみんなとコミュニケーションを取ってたりめっちゃ良い人でしたね
小林くんはお二人から最後イジられてたり、そんな姿がとてもお茶目でまた違った一面を感じれた気がする
勿論Gさんのブリブリのベースや、存在感たっぷりのチドニーさんも素晴らしかったです

音楽的には・・・
多分立ち位置的には一応V系のポジションになると思うんですけど(そういうイベに出るし)
確かにV系、っていうかDieさんっぽいエッセンスもちょいちょい感じつつ
それだけでは済まない繊細さ、重厚さ、あとテクノ感もあったり
意外とオルタナ要素も強くて面白かったですね
もっと言えば、
正直かなりTHE NOVEMBERSの要素も感じられました
歌詞が正にノベンバ、或いはノベンバからそのまま引用されてるものもあったり
でも「まんま」ってほど「まんま」でも無かったり、それが逆に面白かったりもして
個人的にはかなり楽しめたライブでしたね
終演後「格好良かった」「楽しかったね~」って声が飛び交ってたのがその気持ちを後押ししてくれました
兎角小林くんのファンでも樫山さんのファンでも、Dieさんのファンでも「新しい何か」を受けれる事は間違いないので、
来年も活動の機会があったら是非触れてみて下さい 意外と“力強い希望”を感じ取れるライブでもあったのが尚嬉しかった。














新宿に行くのも、
新宿のハコに行くのも久しぶり
特にブレイズは3年ぶり(!)だったんで
場所の記憶が曖昧になってたんですけど、ただ、そんなに駅から歩いた記憶はなかったので
適当に歩いてれば辿り着くだろう・・・と特に場所をプリントアウトせずに向かいました
目論見通り、目印さえ覚えてればあっさり着ける駅からかなり近いハコでしたね

着くと、まあ、予想はしてたんですけど所謂V系ちっくなファン、バンギャと呼ばれる類の方が多かった・・・
というかDieさんのファンが相当多かったんじゃないかな、って今振り返ると思います
でも普段行くライブとは全く違う客層というのもこれはこれで面白い
ちなみに会場入りして自分の側に居たのは、
刺青をしたお姉さんと海外のビッグ・レディでそこからも「いつもとは違う何か」を感じてました(笑
でもそれはそれでなんか格好良いですよね・・・自分にはないものを持ってて。


Dieさん、ステージ入りした瞬間に派手なギターアクションして即座にお客さんの心掴んでて「流石だな~」って思いました
その辺はやっぱり海外までも飛び回ってるベテランバンドのメンバーだからこその“巧さ”があった気がする
そして初っ端から現時点での代表曲「Secret Mode」でいきなり高まるテンション・・・!
正直な話、小林くんとディルアングレイのDieさんが一緒に歌ってる・・・!!
っていう、妙な感動が自分の中を渦巻いてました
きっと嬉しいだろうなあ・・・って思いつつ
ぶっちゃけ先述の通り俺は小学生の頃からムーンチャイルドもディルアングレイも通ってるんでその意味でもふわふわした観心地でしたね
勿論「不快な脳エラー」と足掻くような歌と詞、そして決めのギターも二人ともカッコ良くてその音と佇まいにも心奪われてました
個人的にこの曲の不安定な歌詞のニュアンスが大好きなんでその意味でも聴けて良かった。素敵でした

DieさんMCも面白くて、
ちょっと客が笑ってると「何がオモロイねん!」ってつっこんだり
「(みんなも)キレイやで」ってさり気なく言ったり、
「色々な選択肢がある中でわざわざ選んでくれて~」とイヴに絡めたMCをしてたり
この辺すごくお客さんのテンションをほぐしてた気が(個人的に)しましたね

新曲(だと思われる)を交えてその後もライブは進行
「踊ろうか?」ってDieさんが煽ってからの「NOVA SPIRAL」はその発言通り非常に踊れる仕上がりで大満足
小林祐介がメインボーカルの新曲もあったり、色々ワクワクしつつも
どっしりとした樫山さんのドラムが最高だったオルタナ色の強い「Dry」はひたすらに気持ち良く
歌詞もノベンバの歌詞からそのまま引用してるのでノベンバファンとしても楽しめた一曲だった
あのうねりを感じさせるグルーヴは見事だったなあ・・・!と思いつつ
小林祐介の感情剥き出しのギターも炸裂した「beautiful」は盤石の仕上がり
音源以上にドップリ浸れるような彼の歌声もまた哀愁を刺激してくれて実に最高でした


ゲストの蟹江さんが来て場の空気は一気にスポーティな感じに笑
正直ちょっとDECAYSの雰囲気とは合ってないかな・・・って思いつつ
あまりにも格好付け過ぎな蟹江さんの姿に笑い過ぎてた小林くんの姿が少し微笑ましかった(笑
そして、まさかの「ESCAPE」も披露!正直ムーンチャイルドの曲を歌う小林祐介が観れるとは思ってなかったので
妙に興奮したし、意外と似合ってるな~とも感じてしまいました(笑 樫山さんのガッチリ支えるようなドラミングもとても良かった。主張し過ぎない感じの。

もう一人のゲストだったayaさんのヴァイオリンも心地良かった「愛と哀を遺さず・・・」もかなり盛り上がったし、
この曲はDieさんが上手くタイトルを言えなくて噛み噛みになってたのも印象的だった笑
ただ、今度のライブでは是非DECAYSオンリーのバージョンも聴いてみたいです
小林祐介がV系ちっくなフレーズを歌うと妙に興奮しますね

その後の、Dieさんの鬼のギターリフをバックに
小林祐介がシャウトをかましまくる新曲?があったんですけど
それが存外に良くて、是非音源化して欲しいな・・・ってくらいアガりました
Dieさんのギターの上で小林祐介が叫び倒すって相当レア感あるな、、、と思いながらそのスピード感にも惹かれてましたね


「Red tide」も凄く良かった!
小林祐介の歌うサビメロ、音源以上に丁寧に歌ってて感情移入の度合いが増してたし、
ダークでブラックな雰囲気も彼にも似合ってて素晴らしかったです
Dieさんのギターソロにもグッと来たなあ・・・!と
そんなDieさんがギターの音がおかしい、と言ってチューニングをしてたんですけど
「治った!」と無邪気な声で喜びながら言った時に小林くんが笑いながらDieさんを見てたのも印象的でした
「(次の曲が鋭すぎて)みんな、怪我せんようにな」「いくでー」と煽ってから奏でられた新曲もまた、
二人で一緒に歌うサビだったり、Dieさんのカッティングがその発言の通りめっちゃ鋭かったり、楽しかったですね
もう一曲、切れ味の鋭いハードコアな楽曲を叩きつけてライブもいよいよ終幕へ。

最後の曲は「ラナ~from Future Boy~」でした
ポップで、新譜の中でもトップクラスに好きな楽曲だったんで
本編の締めという大事なポジションで演奏された事自体嬉しかった
歌詞も、実直な希望と祈りが込められていて凄く良い気分で聴き込めたし、
何より最後、小林Die二人で「ラナ~」って一緒に歌う部分がピッタリと合っていて・・・!
とっても感動しましたし、今年結成した割にはかなりお似合いの二人だなあ、って思えたのも大きかったですね
この日の「ラナ」は物凄く力強い希望に満ち溢れていて音源で聴いた時よりもずっと好きになれました
ある意味、それこそが最高のプレゼントでした。ありがとうございました。














1.Secret Mode
2.新曲
3.NOVA SPIRAL
4.新曲
5.Dry
6.beautiful
7.カバー曲(ピンクフロイド)
8.カバー曲(ESCAPE/MOON CHILD)
9.愛と哀を遺さず・・・
10.新曲
11.Red tide
12.新曲
13.新曲
14.ラナ~from Future Boy~

15.新曲
16.新曲
17.新曲












アンコールではまずDieさんがメインボーカルの新曲を披露
とても優しい歌声でバラッドに近い印象のナンバーでこれはこれで「いいなあ。」と
凄く良い曲だったのでこれも是非音源化して欲しい。
その後のMCでは色々な事情を語ってました
ディルが海外ツアー行ったり、ノベンバが11月にツアーしてたりで
中々ライブ出来なくてイヴまでずれ込んだ事
ワンマン決めたのはいいけど、曲数が足らなくて、急いで各メンバーに頼んで10曲ほど作って貰った事
(Dieさんメンバーに深く感謝してました)、11曲新曲があるので来年はアルバム出してまたライブもやりたい。との事でした
一番面白かったのは「THE NOVEMBERSが11月に動かなかったら「何してんの?」ってなるもんな」というDieさんの言葉ですかね(笑
実は生でDieさん観るの初めてだったんで、こんなに気さくで面白い人だったとは、という感じ
そのMCの後にまたも新曲を2連発したんですけど、
最後の新曲はボーカルの二人が一緒に力強くメロディアスに歌う類の楽曲で
これはこれで最後に相応しいんじゃないか?とか思えて実に心地良かったですね
ノベンバ小林とディルDieがパワフルに歌う姿とか貴重だなあ・・・と
しみじみ感じながら、ライブ終了後にプレゼントの抽選会で締めてこの日のライブは終了しました
余談ですが、ライブが終わって疲れて座り込んでる小林くんに樫山さんが「疲れたんか?オレが最年長やで!」ってつっこんでる光景もレアリティあって良かった笑
凄く貴重なものがいっぱい観れた上に、ライブとしてもかなり興奮&感動出来たワンマンでした。


来年も是非活動に期待しています
正直別のバンドで観る小林祐介楽しすぎましたし、
大好きなムーンチャイルドのドラマーを観れるのも嬉しいし、
何より最後まで残ってファンと相対しているDieさんが格好良かったんで。
そんな訳でノベンバファンにもおススメですね。 

来年はDIR EN GREYのライブも観たくなりました。行こうかな。