リリー・フランキーの「東京タワー」を読んだ方は多いと思いますが、
あれに限らず私は母親ものには弱い。
森進一の「おふくろさん」にだって今だに涙ぐむ(古すぎて泣ける)。
小説の終盤がとくにまずい。反則だよ、リリー。
オカンが大好きやったんやねえ。。
誰でも通る道であってもその日がくることがとてつもなく怖い。
自分が死ぬことなんかよりよっぽど怖い。 たぶん。
思い出は美化されたり風化されたり、事実と記憶は必ずしも一致しない。
親の庇護のもとではわからなかったこと、
子どもには見せまいとしてきたこと、
それらにことは生涯気付かないまま封印されることも多いのだろう。
子を持つ親になって初めてわかることもあるんだろう。
けれど記憶は?どんどん消えていく記憶はどうしたらいいんだろう。
それはさておき、芝公園にそびえる東京タワー。
考えてみるとあれに昇ったのは小学3年生の頃、父と兄と出かけた
東京旅行のとき一度だけだ。
ジャイアンツのキャップをかぶった兄の面影がリリー・フランキーの少年時代と重なる。
あれから幾年月。東京タワーもだいぶ年季が入った。
年は取ったがそのへんの新参者にはまだ負けてはいない。
ろう人形館なんてシュールでなんともいえない。
昨日、10月1日は「展望の日」。
この日、乳ガン早期発見ピンクリボンキャンペーンに協賛して
ピンク色のイルミネーションにお化粧。一夜限りのドレスアップ。
クリスマスだ、ワールドカップだ、といっては一晩限りのカラーを彩ることがあるが、
あれは電球を交換しているのではなく、地上からサーチライトをあててるんだそう。
しかも毎週2回ライブやってることなんて初めて知った。
夜景のきれいなバーもいいですが、東京タワーでジャズ聴きながら
パノラマの夜景を眺めるのも一興じゃないでしょうか。
Club333 Live Schedule
コーンヘッズ(これも古い・・)みたいなキャラ、「のっぽん」があなたを待っています。
東京タワーも今日から冬服に衣替えです。
久しぶりに昇ってみたいと思った。
CCつれづれ日記
泣ける、泣けると言われると泣けないあまのじゃくな自分。
涙の沸点はいつも無意識下にある。