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マイスター

2006-05-26 | 世情

いわゆる「職人技」を持っている人に憧れます。

最近はいろんな職業の方が増えましたね。
プラネタリウム・クリエーターに、スピリチュアル・カウンセラー。
中にはうさんくさい名前の職業もたくさんあります。
なんかもう、名乗ったもん勝ちみたいな。

横文字の職種は随分増えたけど、中身がよくわからない。
そんな中、カンナ片手に大黒柱を削る大工さんのシンプルかつ美しい姿(例外あり)。
ともかくミュージシャンでも寿司屋の板前でも陶芸家でも、
まっしぐらに一つの道をまっとうしている姿は凛々しいです。

私の実家に安楽椅子があります。
田中栄八商店」という店にオーダーしたものですが、
この安楽椅子はその道50年の職人さんが丹精こめて編んで作る籐椅子で、
完成までに半年以上かかります。
当然値段もそれなりにするのですが、座り心地はさすがです。
背中を包み込む曲線といい、まさに安楽椅子。

何でも瞬時に手に入る時代に半年以上納品にかかるなんて
アナログですが、逆に待つ喜びもあります。

このような伝統工芸の職人さんが消えていく話をよく聞きます。
昔ながらの情緒ある品物が世の中からなくなっていくのは寂しいものがあります。
なんでもすぐ手に入る時代だからこそ、利便性だけでは創出できない職人技を
伝承していくマイスターを輩出していきたいものです。

マイスターといえば、お米マイスターとか、こちらもいろんなマイスターさんが
世の中には存在するんですが、

キヤノン株式会社では「キヤノン マイスター制度」というのがあり、
優秀な生産技術者を育成する制度で、能力によって等級がわかれており、
最高のS級マイスターは1,000ページ以上の組立マニュアルを記憶し、生産の一部始終を
カンペキにこなす生産の達人。有名な「セル生産方式」の根幹を成しています。
モチベーションやイベージアップにもつながるし、品質も保証される、いい制度ですね。

マイスターの類語で「コンシェルジュ」ってのもありますね。
ホテルで宿泊客に街案内や観劇の切符の手配などをする仕事がそもそもですが、
こちらもいろんなコンシェルジュが存在します。

メディカルコンシェルジュ
ビューティコンシェルジュ
ステーションコンシェルジュ
オーガニックコンシェルジュ

認定された職業というより、「専門知識を持った」というイメージを
いろんな名詞にくっつけてる感じですが。

いろんな種類のものづくり専門家が各自のつくった「こだわり商品」を
販売するネットワークを支援するサイトもある。
All about Style Store」 つくり手のブログを見て共感して購入するもよし、
あなたがつくり手であればこだわり商品を売るもよし。

売り方も千差万別。 楽天の寡占状態のオンラインモールも
いろんな商店街が登場してもっと活気が出るといいなあ。

職人不足をオンライン講座で育成する、なんて時代にもなるんでしょうか。
でも師匠の五感に刻まれたモノづくりの勘は
弟子入りしないと受け継がれないですね、きっと。

CCつれづれ日記

 実家のトイレのドアには長年、相田みつをカレンダーがかけてある。
 便座に座ってそれと向かい合うと、
 「ここは孤独なところ。自分が自分になるところ。」のお言葉。 

 たしかに....。

 その日めくりで私が好きな言葉。
 「しあわせは いつも じぶんのこころがきめる」