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海の向こうで暮らしてみれば

2006-05-10 | 世情

10年ほど前にこんなタイトルのテレビ番組がありました。
20~30代の女性がさまざまな目的で海外で奮闘する様子を
ごく自然なトーンで伝える好感の持てる番組でした。

私はその頃、大学の留学生課で海外留学生のお世話役の仕事をしていました。
国文学専攻、しかも超ドメスティックな環境で生きてきた私は
英語など話せるはずもなくずいぶん困りましたが、
アメリカ人や韓国人やマレーシア人らと急に接するようになり
猛烈なカルチャーショックを受けたのを覚えています。
留学生たちの将来設計への堅実さは目からウロコでした。

今では海外生活経験者は全然珍しくなくなりましたが、
当時は家庭へのPC普及率もさほど高くなかったので
情報量は今とは比べものになりませんでした。

留学スタイルも語学にとどまらず、ダンスや音楽、調理、ボランティア、農村留学、
また、英語圏以外への留学者も急速に増えていますね。

驚いたのは英語が話せるようになると人格まで変わるんだと実感したこと。 
人によって差はあると思いますが。
人間関係の輪も広がり、好奇心もどんどん発達して
無気力だった頃の時間を取り戻そうとするかのように
節操なくいろんなことにトライするようになりました。

結果、よかったこともあり、無駄だと感じたこともあります。
でも、やらないより、やったほうがずっといい。
誰かにほめられるためにやってるわけじゃないですから。

大人になってからの留学はリスクも大きく、
誰でもできるものではないかもしれませんが、
ドラスティックに人生を変える手段としては
かなーり効果的だと思います。
別に変えなくてもいいですけどね。

留学中、日本のこと、家族のこと、友人のこと、自分のこと、をよく考えました。
日本人としての自分のアイデンティティを考える良い機会になりました。
離れたところから思いをはせると、その大切さがじんわりと身にしみて。
環境を変えることは大切ですね。

CCつれづれ日記

   靴底ってなんでこんなに減るのが早いのだろう。
   これだけ技術が発達してれば、一生減らない靴底くらい
   お茶の子さいさいではないのか。