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汚染牛肉を混ぜるな危険!

2011-08-26 00:46:38 | ニュース
福島県浪江町の農家から、国の基準値(規制値)を超す放射性セシウムを検出した汚染牛229頭が出荷された問題で、横浜市は24日、この内、基準値を超えた汚染牛3頭の肉が市内で販売され、内1頭が小学校給食に使われたと発表。
基準値を超えた汚染肉の給食使用が判明したのは市では初めての事。

市によると、3頭からは川崎市の検査で1キロ当たり593~719ベクレル(基準値同500ベクレル)のセシウムを検出。
この内、719ベクレルが検出された牛の混ざった牛肉が、5月13日に戸塚、泉、栄の3区で計16校の児童約8千人の給食に使われたと言う。

問題の肉は24.4キロが他の牛の肉234.4キロと混ぜた(←ここ重要)上で各校に納入され、肉じゃがとして提供されたのである。
肉は1食当たり30グラムであり、市は「提供された牛肉全てが問題の牛の肉だったとしても、健康に影響は無い」としている。

市は7月11日から給食への牛肉の使用を控えているが、この農家が出荷した229頭の内、今回基準値超えが判明した1頭以外にも20頭が7月1日迄に小学校給食に使われていた事も判明。
内1頭は221.6ベクレルと基準値を下回り、残る19頭は検査が済んでいないのに使用していた模様。

横浜市は学校給食に、汚染牛の肉と正常な肉を混ぜ混ぜした肉や、検査の済んでない肉を使用していた訳で、それでも「健康に影響は無い」と言っているのだが、もういい加減、根拠を示さず「健康に影響は無い」ってのは止めないか?。
もう枝野官房長官も、「直ちに健康に影響を及ぼさない」と言う陳腐な言葉を使ってないよ。

まぁ、横浜市が肉を直接扱う訳では無いので、汚染牛肉を混ぜたのは業者で間違いないから、横浜市は業者名を公表後、この混ぜ混ぜ業者との取引を停止する事が賢明。
横浜市の落ち度は、検査をしていない牛肉を給食に使用した事であり、安全策としては「検査してから使えよ」って事だな。

前に書いた汚染牛と牛肉の個体識別番号なのだが、このトレーサビリティは生産者や流通業者等の「性善説」によって行われている。
よって、福島産の汚染牛、原因は餌?やら、福島県産の牛、前頭検査を検討にも書いたのだが、生産者や流通業者が悪質ならば、このトレーサビリティは全く機能しないのと同じなのだ。
「性善説」が前提だから、嘘を吐いて産地偽装されたら、どうしょうも無い。

県の聞き取り調査で嘘を吐いて、汚染された稲わらを与えていた生産者が居たのは、記憶に新しい所。
現実に汚染牛の出荷、全国で1100頭以上も、しているのに、生産者や流通業者は現在の所、一人の逮捕者も出ていない訳だ、健康に影響は無いと言っても、内部被曝している事は事実。
故意で汚染牛を出荷していないにしても、汚染牛と言う毒物をバラ撒いたのだから、何らかの罰則規定があって然るべきと思うが、どうだろうか?。

罰則規定を設けた方が抑止力になるだろうし、罰則付きなら検査も徹底的に遣るのではないか?。
今のままでは悪質な業者が連んで、産地偽装をバンバンしたとしても、故意では無いとか適当な事を言えば罰則は無く「遣ったもん勝ち」だから。
消費者の事を考えれば、早急に対処するべきだな。では。

【ネッタイムス・東坊京門・作】