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子供の甲状腺から放射線を検出

2011-08-15 16:08:28 | ニュース
東京電力の福島第一原発の事故後、福島県内の1000人以上の子供の甲状腺を調べた所、約半数から放射性ヨウ素による放射線が検出された事が判明した。
この調査結果は13日、東京で開かれた日本小児科学会で、広島大学の田代聡教授が報告。
田代教授らのグループは、国の対策本部の依頼を受けて、今年3月下旬に福島県いわき市や飯舘村等で、1149人の子供を対象に甲状腺への被曝量を調べる検査を行った。

その結果、約半数の子供の甲状腺から放射性ヨウ素による放射線が検出されたと言う。
田代教授によると、甲状腺への被曝量は100ミリシーベルト以上に達した場合に健康に影響が出るとされている。
しかし、今回検出された放射線から換算される甲状腺への被曝量は、子供への影響を最大限に考慮しても、最も多い人で35ミリシーベルトで、「健康に影響が出る値ではない」と言う事。
田代教授は「微量なので将来、甲状腺癌が増えるとは考えにくいが、万が一の場合にも対応出来るよう継続的な健康管理が必要だ」と述べている。

また、福島県南相馬市が住民の内部被曝を調査した所、60代の男性1人から1ミリシーベルトを超える数値が検出されたと市立総合病院が13日に発表、住民対象の検査で、1ミリシーベルト以上の内部被曝が明らかになったのは初めての事。
検査は、放射線量が高い地区で暮らしている16歳以上の569人と、原発事故時に市内に在校していた6~15歳の小中学生330人が対象。

子供の甲状腺から放射線が検出された訳だが、数年後、日本でも「チェルノブイリ・ネックレス」ならぬ「福島ネックレス」が見られる事になるとはね。
チェルノブイリ・ネックレスとは、首に出来る甲状腺癌の手術痕の事なのだが、何とも言えないな。では。

【ネッタイムス・東坊京門・作】