大文字焼きで有名な「京都五山送り火」で燃やす松を巡り、騒動になっている事は御存知の方も多いだろう。
五山送り火で、東日本大震災の津波で流された、岩手県陸前高田市の景勝地「高田松原」の松を大文字で燃やす計画に対し、放射能汚染を心配する声が相次ぎ、検査の結果、セシウムは検出されなかったが、大文字保存会は「不安を払拭出来ない」と受け入れを中止。
すると今度は、中止した事に批判が殺到し、京都市は高田松原の松で作った別の薪を受け入れて、五山送り火で燃やすよう連合会を通じて各保存会に打診していた。
打診に対し、大文字保存会の松原公太郎理事長は11日、「受け入れる事を決め、京都市に伝えた」と述べた。
他の4保存会も実施を了承しており、16日夜の送り火では五山すべてで被災した松が燃やされる事になり、万事、目出度し目出度し。と、なる筈だった。
しかし、である。京都市は12日、五山送り火で燃やす予定だった高田松原の松で作った薪から放射性セシウムが検出され、送り火で燃やす事を見合わせる。と発表した。
何と陸前高田の薪からセシウムが検出されたと言う事で、大文字保存会が言っていた「不安を払拭出来ない」との懸念が的中してしまった。
「事実は小説より奇なり」とは、よく言ったもんで、通常ならば騒動にはなったが、大文字焼きで何事も無く高田松原の松が燃やされて一件落着、目出度し目出度しで終わる筈だった。
しかし、高田松原の松からセシウムが検出されては、燃やす所か、高田松原の松が放射能汚染されている事を世に知らしめる結果となってしまった。
事実と言うのは時に残酷な結果をもたらす。って話で、放射能被害は深刻な問題だと改めて感じるよ。では。
【ネッタイムス・東坊京門・作】
五山送り火で、東日本大震災の津波で流された、岩手県陸前高田市の景勝地「高田松原」の松を大文字で燃やす計画に対し、放射能汚染を心配する声が相次ぎ、検査の結果、セシウムは検出されなかったが、大文字保存会は「不安を払拭出来ない」と受け入れを中止。
すると今度は、中止した事に批判が殺到し、京都市は高田松原の松で作った別の薪を受け入れて、五山送り火で燃やすよう連合会を通じて各保存会に打診していた。
打診に対し、大文字保存会の松原公太郎理事長は11日、「受け入れる事を決め、京都市に伝えた」と述べた。
他の4保存会も実施を了承しており、16日夜の送り火では五山すべてで被災した松が燃やされる事になり、万事、目出度し目出度し。と、なる筈だった。
しかし、である。京都市は12日、五山送り火で燃やす予定だった高田松原の松で作った薪から放射性セシウムが検出され、送り火で燃やす事を見合わせる。と発表した。
何と陸前高田の薪からセシウムが検出されたと言う事で、大文字保存会が言っていた「不安を払拭出来ない」との懸念が的中してしまった。
「事実は小説より奇なり」とは、よく言ったもんで、通常ならば騒動にはなったが、大文字焼きで何事も無く高田松原の松が燃やされて一件落着、目出度し目出度しで終わる筈だった。
しかし、高田松原の松からセシウムが検出されては、燃やす所か、高田松原の松が放射能汚染されている事を世に知らしめる結果となってしまった。
事実と言うのは時に残酷な結果をもたらす。って話で、放射能被害は深刻な問題だと改めて感じるよ。では。
【ネッタイムス・東坊京門・作】