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フジテレビ系列の東海テレビの不謹慎テロップ

2011-08-06 02:53:31 | 様々な話題
テレビ業界は斜陽産業と言われ経営が苦しくなる中、テレビ業界はフジテレビを始め、モラルハザードが厳しく問われている。
公共電波を利益優先、私利私欲の為に使用しているとして、厳しく非難されているフジテレビ騒動の最中、そのフジテレビ系列の「倒壊テレビ」じゃなかった「東海テレビ」が、常軌に逸した行為をしでかした。

フジテレビ系列の東海テレビは、4日午前に放送した情報番組「ぴーかんテレビ」で、リハーサル用のテロップが誤って放送されてしまったとして、番組の中で謝罪した。
テロップは、岩手県産米「ひとめぼれ」10キロの視聴者プレゼントの当選者を発表するもので、「怪しいお米 セシウムさん」「汚染されたお米 セシウムさん」と言う不謹慎な表示が23秒間、放送されたと言う。

東海テレビによると、放送されたのは、当選者が決定する前に作成したリハーサル用のテロップと言い、「放送に使用しない仮のものとは言え、大変不謹慎な表現を使用した事に問題があった」とした。
5日には同番組を休止し、約3分間の特別枠を設定し、同番組のアナウンサーが「担当者がふざけ心で作成した。深く反省している」と改めて謝罪。
同枠ではアニメを放送。来週以降の放送に付いては「これから検討したい」とコメント。

当初、番組内で謝罪する予定だったが、批判の高まりを受け休止を決定した裏には、4日だけで528件の苦情や問い合わせがあった事も大きい。
また、東海テレビの祖父江伸二常務ら役員らが5日午前、岩手県庁と県内の農協団体を訪れ、謝罪。
祖父江常務は「岩手県の農水業関係の方々に大変ご迷惑をおかけした。放送事故とか、そういう次元ではない。おわび申し上げたい」と陳謝した。

流石に、フジテレビの系列局である東海テレビとしか言い様が無い程に、清々しい程の非常識な行為。
これはね、米の生産地だけでは無くて、東海テレビのスタッフが「怪しい」とか「汚染された米」と認識している物を、視聴者にプレゼントするってんだから、視聴者をも愚弄する行為だわな。

放射能汚染された物を、視聴者にプレゼントすると言う認識なのだから酷い話。
だけどね、実際は、この米は福島第一原発事故が起こる前に収穫された米だから、放射能汚染された米では無いよね。
その米を汚染米だと認識して、汚染米をプレゼントとか言っているのは不勉強。
農家が汚染野菜やら汚染牛を出荷し、日本全国に汚染された食物をバラ撒いた事は事実だけれども、米に付いては今の所、無実だよね、今後は判らんがね。

だとすれば、今の所は米に付いて汚染米とするのは誤りで、これこそは正に「風評被害」だな。
汚染された野菜やら牛を、マスコミが「風評被害」と言うのは事実誤認も甚だしいが、汚染されて無い物まで、汚染されている様な認識を持っているとは、おかしいね、公共電波を使って「風評被害」。
フジテレビや東海テレビのみならず、マスコミは公共電波を使用している事の重大さを、今一度、勉強した方が良いのではないか?。

新聞屋とテレビ屋と電波利権でも書いたし、何度も書くが、公共電波を公益の為に利用すると言う大義名分の元に、格安で電波を使用する権利をテレビ局には与えられている。
そのテレビ局が、自分達の利益優先したり、偏向的な報道をするならば、テレビ局に格安で電波を使用する権利を与える必要は無い。
そこら辺を国が厳しくしないから、テレビ業界はグダグダな体質になるのだろうな。では。

【ネッタイムス・東坊京門・作】