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支那に媚び諂う日本経済新聞の記事と漢字

2012-05-31 17:17:04 | 様々な話題
在日中国大使館の一等書記官(45)が、外国人登録証明書を不正に更新したとして、警視庁公安部が外務省を通じて中国大使館に書記官の出頭を要請した問題。
この書記官は日本国内で諜報活動を行っていた可能性が高く、スパイ疑惑が浮かび上がっている。
書記官は、インターンの特別塾生として平成11年4月から中国社会科学学院の推薦で、碌な奴が居ない事で知られる「松下政経塾」に入塾し、塾生当時から様々な人脈を広げ、諜報活動を行っていたと見られている。

この問題では、書記官と接点があるとして、民主党の議員で農林水産大臣の鹿野道彦と農林水産副大臣の筒井信隆の名前が挙がっており、昵懇の間柄なのではとの疑惑もある。
この問題は、支那が日本国内で行っているスパイ活動の氷山の一角と見られ、かなり根が深く看過し難いニュースだと思い、今回の当ブログのエントリでは当初、それらに付いて書く予定で新聞紙に目を向けてみた。

私は、「産経新聞」「地方紙」「スポーツ新聞」そして「日本経済新聞」を読む事が出来る環境にあり、問題の記事を確認する為、それらの新聞の5月30日朝刊に目を通すと、産経新聞と地方紙は一面に、スポーツ紙は言わずもがな、ほぼスルー状態である。
日本経済新聞はと言うと、一面が「いすゞ、ミャンマー進出」の記事、その左横に「中国」と言うタイトルの付いた連載記事の一発目で、「一党支配はいま」と言うサブタイトルを付けて、支那の権力闘争が云々とかの記事。

一面にある主要ニュースの見出しにもスパイ記事は見当たらず、六~七面の国際面にも無い、国際面1には一面の「中国」と言うタイトルの付いた連載記事の続き、そして、やっと社会面で記事を発見するも内容は貧弱と言うお粗末さ。
幾ら支那の太鼓持ちだと言っても酷すぎるだろ、日経新聞。
日経が経済界や支那の太鼓持ちって事は十分承知していて、経済界や支那へのバイアスが掛かった提灯記事なんかは、偏向具合を割り引いて読んでいる訳だが、今回の日経の馬鹿さ加減には胸糞が悪くて「憤懣遣る方無い」と言う感じだわな。

日経の記事に憤りを覚えたので、支那の書記官のスパイ疑惑に付いては別の機会に書くとして、今回は日経新聞に付いてのエントリに変更する。
と言う事で日経に付いて、あれやこれや書くとするのだが、日経は読者の事を考えて記事の構成をしているのか?。
日経は「ビジネスマンの愛読紙」を謳い文句にしているが、そのビジネスマンが営業マンだったとする。
日経の朝刊を読んで取引先にでも行ったとしよう、そして取引先との話の取っ掛かりとして、前述した日経一面の「中国」と言うタイトルの連載記事に付いての話をしたとする。

営業マンが「中国の権力闘争が云々」とか言っても、相手も日経だけしか読んでいなければ問題は無いのだろうが、日経以外の一般紙を読んでいる相手からすれば、「コイツは何を言っているんだ?、今日の朝刊で大きなニュースは、支那のスパイ活動だろうが」って事になるのは、少し想像力を働かせれば判るだろうが、日経よ。
日経新聞のみを読んでいる奴は「世情に疎い」って事になり、日経は読者に恥を掻かす訳だ。

日経は経済紙だから、読者も日経には経済以外の事は期待していませんよ。って言うのなら、一般紙と言うテリトリーから外れろ。
日経は経済紙だから一般ニュースは「オマケ程度」かも知れないが、一般的なニュースも経済に与える影響は有るのだから、主要なニュースは「きちんと押さえろ」、そして今回みたいな大きなニュースは「それ相応の扱いをしろ」って話だ。

そこら辺が駄目だから日経は「世間とずれている」んじゃねえの?、読者の事は余り考えず紙面を作成しているんじゃないか?。との疑念が生じる訳だ。
数年前、日経の文化面(最終面)に、渡辺某とか言う作家の「エロ小説」を連載していた事があったのだが、経済紙にエロ小説ですよ、エロ小説、しかも最終面にさ(笑)。
あれは恥ずかしかった訳で、何せ、広げて一面を読んでいたら最終面はその裏だからエロ小説が回りに見えちゃう(笑)。

読者自身は真面目に経済紙を読んでいるつもりでも、端から見るとエロ小説が見えちゃうって事になる。
この事なんか、日経の社員は気付かないのだろうかね?、まぁ、日経の社員はデスクに広げて読んでいて、気付かないのか判らないけど、ありゃ恥ずかしかったぞ。
経済紙にエロ小説を掲載する事にオッケーを出したのは、助平心を丸出しの馬鹿な上役なんだろうが、経済紙にエロ小説ってのを恥ずかしいと思わないってのは常軌を逸している判断だわな、阿呆だろう?。

その阿呆な上役は、ニヤニヤしながらエロ小説を読んでいる助平親父で、エロ小説が読めて観天喜地なんだろうけど、少しは読者の事も考えろや、能無し助平爺。
「ああ、やっぱりエロ小説は渡辺某のもんですな」とか言って、鼻の下を伸ばして喜色満面なんだろ?、この変態野郎。
日経の読者の中で「まとめな人達」は、日経新聞にエロ小説なんざ期待していない訳で、あんなの読んで下半身の一部分を硬直させて喜んでいる変態は、日経の上層部と一部の社員と一部の読者だけだよ(笑)。

日経のエロ小説の事は置いといて、次は前述した「中国」と言うタイトルの付いた連載記事の話。
その連載記事には「一党支配はいま」と言うサブタイトルが付いている。
「一党支配はいま」ってな、支那にベッタリの日経なんだから「今」位は漢字で書けよ、漢字をよ。
前にも書いたのだが、日経は記事に平仮名が多いよ、支那の太鼓持ちなんだから漢字を使えよ、漢字をよ(笑)。
まぁ、これも前に書いたのだが、日経だけの問題では無くて他紙もそうなんだけどさ、平仮名が多すぎて読みづらいのよ、学級新聞じゃ無いんだから、難しい漢字にはルビでも振って出来るだけ漢字を使えよ。って話だわな。

日経の5月30日朝刊一面の記事だけ見ても「きっかけ→切っ掛け」「など→等」「みられ→見られ」「まず→先ず」「ほか→他」「つくった→作った(造った)」「ほとんど→殆んど(殆ど)」「いわれる→言われる」「とどまる→留まる」「いずれも→何れも」「ことが→事が」「までに→迄に(までの→迄の)」「そのあと→その後」「すぐに→直ぐに」「めざして→目指して」「ほかの→他の」「づらし→面し」「だれが→誰が」「そぎ→削ぎ(殺ぎ)」「うり二つ→瓜二つ」「ひずみ→歪み」「ぶり→振り」「つけた→付けた」とか、これらは漢字を使えよ。

「ようは→様は」「できる→出来る」「よると→依ると」「起きやすい→起き易い」「なお→尚」「にじむ→滲む」「やり方→遣り方」「おかしくない→可笑しく無い」「こぶ→瘤」「それぞれ→各々(其々)」なんかは、まぁ、許せる範囲内だろうね。

一面のコラム「春秋」を見てみると、「というものを→と言うものを」若しくは「というものを→と言う物を」、「いるだろう→居るだろう」「ごとに→毎に」「ひとつ→一つ」「という→と言う」「しれない→知れない」「ためだ→為だ」は、漢字を使えよ。
「あまり→余り(剰り)」「つながらない→繋がらない」とかは、まぁ、許せる範囲内だけどね、新聞の一面のコラムは新聞紙の顔みたいなもんだから、漢字を使う事は言われなくても判らないか?。
漢字のみならず、文章にしても、読者を唸らす様な物を期待したいね、産経新聞の一面コラム「産経抄」の方が面白いのが多い。

まぁ、日経新聞に付いて、あれやこれや書いたのだが、日経新聞だけでは無くて、全国紙は殆んど新聞に当て嵌まると思うけど、東日本版と西日本版では構成が微妙に違うと聞いた事がある。
私が読んでいるのは西日本版なので、東日本版とは微妙に違うのかも知れないが、余り大差は無いでしょう。
何れにせよ、日経新聞は偏向とか提灯の拙い記事ばかりでは無く、読者の事を考えて紙面を作成して貰いたい。
最後に一言、日経にエロ小説を掲載するのは二度と御免である。では。

関連エントリ
日本経済新聞の酷いマッチポンプ

【ネッタイムス・東坊京門・作】

夢の高速増殖炉もんじゅは大飯食らいのカネ食い虫

2012-05-29 16:20:05 | 様々な話題
東京電力の福島第一原発事故で原発の「安全神話が崩壊」した事に依って「原発不信」が巻き起こり、検査等で停止している原発の再稼働がままならぬ状況となっている。
その為、夏の電力需要に対して電力供給量が不足する事態が予想され、計画停電等の対策が必要とされる中、発電もしないのに膨大な電力を消費している施設がある。
それは「夢の高速増殖炉」と言われる日本原子力研究開発機構の高速増殖原型炉「もんじゅ」(福井県敦賀市)である。

もんじゅは、原子炉で出た熱を液体ナトリウムを通じて蒸気を作るのだが、ナトリウムは水より熱伝導性が良い反面、冷めると固まってしまう為、作動していない時でもヒーターで200度まで熱して循環させる必要がある。
それらで大量に浪費する電力は年間8550万キロワット時で、これは約2万4000世帯分の電力を賄える量だと言う。
もんじゅは電力消費のみならず、イニシャルコストとランニングコストは総額2兆4000億円で、毎年500億円のランニングコストが掛かるから、まさに「大飯食らいのカネ食い虫」って奴ですな。

そんな「大飯食らいのカネ食い虫」なのに何故、もんじゅは原発システムの「希望の星」と言われるのか?。と言う事だが、もんじゅは原発の使用済み核燃料を再処理して出来たプルトニウムとウランの混合酸化物(MOX)燃料を利用して発電する原子炉であり、発電しながら使った燃料よりも多くの核燃料を作り出せる優れ物だから「夢の高速増殖炉」と言われる。
核燃料の効率的な運用が出来る高速増殖炉は、1956年に政府が「原子炉開発の将来の目標」との位置付けで、国策として進められて来た核燃料サイクルの中核的存在なのだ。

原発を稼働させる限り、使用済み核燃料が次から次に生まれる訳で、その使用済み核燃料の処理をどうするのかと言うのが、原発稼働に於いて大きな問題となっている。
もんじゅは、使用済み核燃料を「放射性廃棄物」と言う「ゴミ」では無く、「資源」として運用する事が出来るから、核燃料サイクルの「希望の星」と言う訳だ。

しかし、である。その希望の星もんじゅは、1995年に冷却系のナトリウムが漏れる事故を起こして運転が14年以上も停止。
2010年5月に運転再開したが、8月には原子炉容器内の核燃料を交換する装置が落下するトラブルを起こして、再び足踏み状態となっている。
2010年8月の原子炉容器内に落下したトラブルでは当ブログも色々と書いているが、もんじゅ、落下物の撤去作業が遂に始まる、そして高速増殖炉もんじゅのデマ騒動も起こったり、遂に明日、もんじゅの落下物を引き抜く現在、もんじゅの落下物の撤去作業中もんじゅの落下物の撤去作業が成功等と様々な出来事があり、右往左往していたのは記憶に新しい。

もんじゅの一連の出来事を見ていたら、私の知人が飲み屋のお姉ちゃんに入れ揚げていた事を思い出す。
知人は気に入った飲み屋のお姉ちゃんの気を引く為に、貴金属やら花束等のプレゼントを渡したり、あれやこれや飲み食いさせたのだが、いざ「セックス」となると生理だの何だのと言って、なかなかセックスさせて貰えない。と、ぼやいていた話を聞いて、私は「高速増殖炉もんじゅみたいな女だな」と、知人に言った訳だ(笑)。

そのお姉ちゃんの写真を見たら、可愛くてスタイルも良く、女として申し分無いと思うが、何せ「大飯食らいのカネ食い虫」なのだから始末が悪い。
コストエフェクティブ(費用対効果)を考えたら、さっさと手を引いた方が賢明だと言ったら、知人は「今までに、お姉ちゃんに投資した費用を考えると、少しでも掛かった費用の回収をしたい」とか言っていたが、もんじゅもそんな感じなのだろうかね?。
何れにせよ、更なる深みに嵌まらなければ良いが・・・。では。

【ネッタイムス・東坊京門・作】

B-CASカード暗号解読と不正試聴問題

2012-05-27 13:48:07 | 様々な話題
今回のエントリは、テレビ等のデジタル化に伴い、デジタル受像機に付いている「B-CASカード」の話。
B-CASカードには、カードのICチップに暗号コードが内蔵され、放送局から送られてくる解除信号と暗号を組み合わせる事で放送が視聴可能になり、視聴の可否のみならず録画に制限を掛けている事は御存知の方も多いだろう。

B-CASカードシステムは日本特有の規格であり、カードの発行は東京渋谷にある「ビーエス・コンディショナルアクセスシステムズ」(B-CAS社)と言う胡散臭い会社が独占し、現在、約1億5000万枚が流通している。
スカパーとWOWOW等の放送事業者はB-CASカードの発行枚数に応じてカードの発行業者であるB-CAS社に分担金を支払っている。
B-CAS社の事業報告書によると売上高は208億円(11年3月期)で、取締役は常勤3人非常勤6人の合計9人、従業員は驚く事に何と14人(社員は1人)。
因みに、平均年齢57.1歳らしい(笑)。

そのB-CASカードのICチップの暗号コードが解読されデータを書き換え、衛星放送の有料番組を無料で視聴、且つ録画制限も解除する方法が今月上旬からネット上に出回っている事が問題となっており、大騒動に発展しそうな勢いである。
放送事業者のスカパーとWOWOWは事態を重く受け止め、不正視聴には法的措置を行う事を表明し、総務省も実態調査に乗り出している。が、B-CAS社や放送事業者は不正視聴に用いられているカードを識別する事が出来ない為、不正利用者に対する手立ては無い様だ。
テレビは余り報道していない(笑)。

放送局関係者によると「1億5000万枚の内、不正視聴がどの程度に上るか見当が付かない」との事。
B-CASカードは約1億5000万枚と大量に流通している為、カードを再発行し配布する手間を考えれば再発行は事実上不可能と思われ、有効な対応策が無いのが現状である。
不正視聴には数千円で市販されているICカードリーダーと、ネットでダウンロード出来るシステムファイルが使われ、システムファイルの誘導に従って操作を進めると、2038年まで有料放送を視聴出来るらしい。
余談だが、秋葉原ではICカードリーダーがバンバン売れて、かなりの品薄状態になっている様で、製品を選ばなければショップを回って何とか購入出来る状態だが、入荷しても直ぐに完売してしまう状況だそうです(笑)。

今回のB-CASカードの不正書き換え問題は、実は今年の2月位からネット通販等で、有料放送が見放題になると言う謳い文句で販売された「BLACK-CASカード」に起因する。
BLACK-CASカードは約5万円で販売して即完売する程の人気商品だったが、このBLACK-CASカードの暗号コードが解読された事が今回の騒動の発端なのである。
約5万円でBLACK-CASカードを購入した人は、まさか数ヶ月後に格安で不正試聴が出来る様になるとは思いもしなかっただろうな。

まぁ、あれだ。今回のB-CASカードの不正改竄問題は、有料放送事業者のみならず、視聴者のテレビ離れが進んでいる地上波テレビ事業者へのも深刻だと言われている。
そうでなくともツマラナイ地上波テレビが、無料試聴と言う強味までも奪われたら、無料で試聴出来る有料放送に流れるのは至極当然の事で、地上波テレビ離れに拍車が掛かるのは目に見えているだろうな。
まぁ、何れにせよ、この問題が多方面に与える影響は皆目見当が付かない訳だが、事の顛末がどうなるのか注意深く見守りたい。では。

【ネッタイムス・東坊京門・作】

民主党の懲りない面々・その29

2012-05-25 16:40:08 | 様々な話題
今年1月15日にその28を書いてから久々の「民主党の懲りない面々」と言う事で、民主党に関してのネタには事欠かないのだが、何せ私は約3ヶ月の間、ブログの更新を休んでいたから、久々の「民主党の懲りない面々」のエントリになる訳だな。
民主党に纏わる話は前述した通り、書くネタが多すぎて何れから書いて良いのやら「リンダ困っちゃう」って感じだが、山本リンダの「リンダ困っちゃう」と言う言葉は古すぎるかな(笑)。

さて、本題に入ると、「笑ゥせぇるすまん」の「喪黒福造」こと野田佳彦ドジョウ首相は21日、社会保障と税の一体改革特別委員会で消費税増税に関して、「国民に負担をお願いする議論なので(前回衆院)選挙の前に明確に方向性を言っていなかった事は改めてお詫びしなくてはならない」と述べた。
当ブログのエントリ、野田佳彦ドジョウ首相のブーメラン演説にも書いたのだが、マニフェストにはルールが有って野田首相曰く「書いてある事は遣る、書いて無い事は遣らない」のだそうです(笑)。って、笑い事では無いけど野田首相は街頭演説の中で、「シロアリが税金に集っている。それを退治しないで消費税を引き上げるのですか?」とも言っている。

この街頭演説に付いては、是非エントリを読んで頂きたいのだが、よくもまあ抜け抜けと(笑)、マニフェストやら消費税に付いて偉そうな事を言っておきながら、それらを反故にする行動を取れるものかとね、呆れてしまうのだけれど、野田首相自身はこの「言行不一致」をどう思っているのだろうか?。
前にも書いたのだが、何時頃からそうなったのか判らないけど、政治家の言葉が軽くなったもんだと感じる。
政治家の言葉が軽くなったのは、テレビの「朝まで生テレビ」みたいな討論番組に政治家が出て、責任の所在が曖昧なまま、いい加減な言葉を吐いて来た事や、ワイドショー等の情報番組で政治ネタを陳腐な演出で扱い、政治をバラエティ化した事に起因すると思うね。

話が微妙に逸れそうなので本題に戻すと、これも前にも書いたのだが、民主党のマニフェストと言う言葉を聞く度に、この言葉を思い浮かべる。
「偽善者は素晴らしい約束をする、約束を守る気が無いからである。それには費用は掛からず、想像力以外の何の苦労も要らない。」とね。
前回の衆議院選挙で、民主党は「美辞麗句」のオンパレードで政権交代を果たした訳だが、この「詐欺フェスト」と揶揄されるマニフェストで有権者を欺いて政権を取ったと言っても過言では無いだろう。

民主党のマニフェストは、キンキンに冷えたビールと熱々のピザを謳い文句にして客を集めたが、客の前に出た物は温いビールと冷めたピザで、とてもとても食べられる代物では無かった。と言う感じだな。
そんな詐欺フェストを「ほったらかし」状態にしておいて、マニフェストには書いていない「消費税増税」を行おうとする民主党政権のメンタリティには、ほとほと呆れてしまうね。

野田首相は消費税増税の今国会成立に「政治生命を懸ける」と言うのだが、言葉の軽い野田佳彦と言う政治家の言葉は信じられるのか?。
野田首相は「政治生命を懸けると言った言葉に掛け値は無い」との意気込みを示しているが、今国会で「消費税増税関連法案が可決したら政治家を辞めるのか?」それとも、今国会で「消費税増税関連法案が可決しなければ政治家を辞めるのか?」との疑問を抱く。

野田首相の言葉をそのまま鵜呑みにすると、野田佳彦と言う政治家は「消費税増税」を可決させる事が「政治生命の全て」なのだから、今国会、若しくは野田佳彦と言う政治家が「首相在任中」に消費税増税を達成するかしないのかの何れかで「議員生活」を終了させるんだろうね。
そこの所を国会で追及する議員が誰も居ないのが摩訶不思議なんだが、誰か野田首相に聞いて貰えないかね?、ねえ議員の方々(笑)。

野田ドジョウ首相の話はこれ位にして次の話題に移ると、大阪維新の会は4月14日の幹部会議で、国政進出に際し「民主党政権の打倒」を掲げて選挙に臨む方針を正式決定した。
維新の会の橋下徹代表(大阪市長)が、政権による大飯原発の再稼働に反対して「民主党政権の打倒」を主張した事で、維新の会として正式な機関決定をしたものだ。
これに付いて、民主党の幹事長である水気の無い「ボウフラ」こと輿石東が「受けて立つ」として、橋下徹市長と大阪維新の会に売られた喧嘩を買った訳だ。

今をときめく橋下市長と維新の会に対して、ボウフラ輿石は威勢良く啖呵を切った訳だが、端から見れば、民主党と大阪維新の会の全面対決になり、「吐いた唾を飲むなよ輿石」って事で面白い事になる。と、興味津々なんだけど、このボウフラ輿石の発言に付いて民主党の内部から「要らん事を言うなよボケ」と、反発の声が挙がっている様だ(笑)。
民主党の誰が反発しているのかは「推して知るべし」と言う事で、大阪維新の会が強い選挙区の関西地区を中心とした議員連中なのだろう。

大阪維新の会は、国政に進出すると明言している訳だから、関西地区の候補者のみならず他の選挙区の議員連中も大阪維新の会の動向に注視し、なるべくなら大阪維新の会の候補者と戦いたく無い筈であり、依って、大阪維新の会を余り刺激したくは無いのが本音だ。
そうした中で、大阪維新の会との対決姿勢を示したボウフラ輿石の発言を快く感じる議員が居ないのは至極当然。
野田首相だけでは無く、当の幹事長までも言葉が軽いのは看過し難い問題だろうな、民主党の前途は暗い。では。

【ネッタイムス・東坊京門・作】

火力発電用の低価格燃料と酸化鉄化合物

2012-05-23 15:44:06 | ニュース
東京電力の福島第一原発事故後、原発に対する不信感等もあって原発が再稼働されず、火力発電の需要が急増しているが、高い燃料費が電力会社の経営に影響を与えているの御存知の通り。
電力会社の経営悪化は、掛かったコストを電気料金に上乗せする「総括原価方式」によって、利用者が負担する事になるので、我々庶民も他人事では無く、耳が痛い話である。

そんな中、本日の日本経済新聞によると、エンジニアリング会社の日揮は、火力発電用の「低価格燃料」を開発し、2015年から生産を始めると言う。
新燃料は、これまで利用しにくかった「低品質石炭」を技術革新によって有効活用し、3~5割安い価格で重油の代替を目指すらしいから、火力発電の燃料費の負担が軽減される訳だ。

低品質石炭は、水分の比率が高く燃えにくい為、そのままでは使えず利用する事が難しいと言う。
低品質石炭は「褐炭」と言う名前の石炭が代表的で、一般的な石炭は水分が20%と低いが、低品質石炭は水分の比率が30%を超える。
世界で採掘可能な石炭埋蔵量のほぼ半分を占めるが、そのまま燃やしても余り発電せず、乾燥すると自然発火する等、扱いづらい為、用途が殆んど無く大半が手付かず状態。

日揮の技術は低品質石炭を一旦粉砕し、高温高圧にして水分を抜き、添加剤等を加えて液体燃料へ加工する。
燃やすと重油とほぼ同じ発熱量があり、通常の石油火力発電所で重油の代わりに使えると言う。
低品質石炭は、世界で採掘可能な石炭埋蔵量のほぼ半分を占めるのに用途が殆んど無く大半が手付かず状態と言うのは勿体無い話なのだが、日揮の新技術により使い道の無かった低品質石炭と言う資源が有効活用される訳だな。

福島第一原発事故後、巷では徐々に原発エネルギーへの依存度を減らす「脱原発依存」と言う言葉がよく聞かれるのだが、それには「代替エネルギー」をどうするのか?。が、大きな問題となる。
原発の代替エネルギーでは現在、「火力発電」「水力発電」「太陽光発電」「風力発電」等が主流だが、原発の代替としてエネルギーを安定供給すると言う面では、まだまだ不十分と言わざるを得ない。
その他、地震大国である日本の特性を生かした「地熱発電」も有るのだが、何れか一つで原発の代替エネルギーにはならない為、様々な代替策が必要となる。

エネルギー資源では、メタンガスと水分子が結合して出来た氷状の固体物質で「燃える氷」と言われる「メタンハイドレート」や、「石油を作る藻」と言われる「オーランチオキトリウム」等、色々と研究開発が進んでいるのだが、技術的な問題やコスト面で算盤を弾くと採算が合わないと言った事もあり、原発の代替エネルギーで即戦力とはならない様だ。
しかし、将来性を鑑みれば、日本近海で埋蔵量が多いとされるメタンハイドレートは、資源の少ない日本にとっては「期待の星」であり、オーランチオキトリウムも今後の研究開発次第では代替エネルギーの一つになりうる可能性も有る。

ここまで読んで、今回のブログエントリのタイトルにもある「酸化鉄化合物」と言う言葉が出て無いと思われた方、お待たせしました(笑)。
このブログを読んでいる方に、是非とも覚えて欲しいのが、「酸化鉄化合物のソーラーパネル」と言う言葉。
この酸化鉄化合物のソーラーパネルも将来性があり、原発の代替エネルギーの一つとして期待されている。
今はまだ研究開発の段階で余り知られていないのだが、酸化鉄化合物のソーラーパネルは「光の吸収率が高く、赤外線の光でも吸収出来る」と言う優れ物なのである。

光の吸収率が高いから太陽光をエネルギーに変換する効率が良く、赤外線の光でも吸収出来ると言う事で、理論的に考えれば月の光もエネルギーにする事が出来る訳だ。
太陽光発電のみならず月光発電とは夢の様な技術なのだが、残念ながら実用化はまだ先になりそうである。
今回の日揮による火力発電用の低価格燃料もそうだが、一つ一つの努力の積み重ねが大きな技術革新に繋がる訳で、技術者の方には頑張って頂きたいね。では。

【ネッタイムス・東坊京門・作】