笛吹奮闘記

遠州に春を告げる「三熊野神社大祭」。祭りを彩るお囃子は、静岡県無形文化財「三社祭礼囃子」。四十を過ぎた男の笛吹挑戦記!

謹賀新年

2008年01月04日 18時10分46秒 | Weblog
笛をはじめて1774日目。

 新年あけましておめでとうございます。本年も宜しくお願いいたします。

正月三が日は、お年始に出掛けたり、本日からの「初売り」の準備をしたりと、のんびりとですが動き回っておりました。
 初詣は、年末から地元の「矢柄神社」で参拝者に甘酒をサービスすることを長年所属する親睦団体がやっておりますので、そのお手伝いをしながら最初の初詣。元日は、妻の実家に向かう途中、11年前の正月に結婚式を挙げた「大頭龍神社」に参拝しました。翌二日は、笛の上達を祈願しながら「三熊野神社」へと参拝しました。毎年恒例のパターンです。

 しかしながら、地元の神社への参拝者が少ないのは、ちょっと残念。祭りの時は大勢の人で賑わうのに、お正月だって参拝した欲しいものです。その辺から、まだまだお祭りを考えなくてはいけないと感じます。

 3日は恒例の師匠のお宅での新年会がありましたが、初売りの準備やら、出掛ける用事もあり、3日は失礼しましたので、三熊野神社の後に師匠のお宅にお年始に出掛けて来ました。
 元日の朝、起きてすぐに笛を持って「屋台下」の曲を一通り吹きました。つかることもなく、高い音もかすれることなく、まあまあの出来、この調子で今年一年も頑張ろうと思います。まずは、9月の「ちい祢里」で少しでも吹けたら良いなと思いますし、10月の地元ではフルデビュー出来るようにがんばりたいと思います。

 写真は、掛川市中、八坂神社祇園祭の「志組」の祢里の彫刻です。高欄にぐるりと「十二支」が彫られていますが、いわゆる「鼠の大根曳き」です。掛川祭りでの研屋町の屋台にも同じ彫刻がついていますが、兎に角掛川祭りの屋台での最高傑作と評されていますが、時代からいうとたぶん志組の彫刻の方が先と思われます。残念ながら、志組彫刻の存在を知らない人が多く、敢えて今年の年賀状にも使わせていただきました。作者は勿論、遠州横須賀「河原町」の祢里の彫刻も手がけている、立川流の流れをくむ、高村師政氏の作と思います。やはり最高傑作です。