笛吹奮闘記

遠州に春を告げる「三熊野神社大祭」。祭りを彩るお囃子は、静岡県無形文化財「三社祭礼囃子」。四十を過ぎた男の笛吹挑戦記!

新年会

2008年01月27日 18時39分54秒 | Weblog
笛をはじめて1699日目。
 
 昨夜は、三社祭礼囃子保存会の新年会があり出席してきました。
名誉顧問の戸塚掛川市長をはじめご来賓の皆様、また横須賀13町の総代様のご臨席のもと、にぎやかに開催されました。冒頭、お亡くなりになられた2名の会員の為に、全員で黙祷を捧げました。
 宴会は、例年通り途中の座敷囃子もあり、締めはいつものように、「シャンシャンシャン、シャシャシャンシャン」の手締めでなごやかなうちにお開きとなりました。

 宴会中、特別会員のT中氏よりお話がありました。T中氏は、遠州横須賀の祭りが「江戸天下祭」の様式を忠実に再現されていることにいち早く着目され、今日の三熊野神社大祭をメジャーに押し上げた立役者のお一人です。
 先日、東京・神田倶楽部に新年会に出席されたようで、昨年の江戸天下祭りの際に、雨降りの中祭りを盛り上げてくれた遠州横須賀の皆さんに、関係者一同が敬意を表していた等の報告がありました。今年三熊野神社大祭には、各方面から総勢でバス5台ほどの見学者がある等のお話もありました。

 興味深かったお話は、現在の各地のお祭りで、「独特のステップ」を踏んで祭りをしているのは、東京の御輿と青森ねぶた祭りの「ハネト」、そして遠州横須賀の三カ所しかないというお話でした。そのお祭り独特のステップがあるということが大変重要だということ、しかもそのステップで無ければ祭りができないということが他に例を見ないとのこと。
 確かに、江戸の御輿はどれもリズミカルなステップを踏んでみんなで担いでいる。ねぶたのハネトは、「らっせーらー」のかけ声で独特なステップで飛び跳ねている。
 祢里を曳くときだって、勿論誰もが体を揺すりながら独特のステップを踏んでいる。2輪の祢里ならではだし、同じ2輪であっても、森や掛川の祭りではそのようなステップはない。

 今まで全然気がつかなかったけど、すごく重要な事であり、やはり他とは違うと確信した。