笛吹奮闘記

遠州に春を告げる「三熊野神社大祭」。祭りを彩るお囃子は、静岡県無形文化財「三社祭礼囃子」。四十を過ぎた男の笛吹挑戦記!

赤信号

2007年09月27日 11時42分37秒 | Weblog
笛をはじめて1675日目。
 この秋本格的デビューに向けて頑張ってきましたが、やっぱり赤信号。
「大間」を吹くことができません。今年も「屋台下」一本で頑張ります。

 先週の木曜日、兄弟子にの指導員の方にお願いして個人的に稽古を付けていただきました。だいぶ良くなってきたけど、「後もう一歩だな」と言うことで、「大間」の曲には進めず、しっかりと直さなくてはいけない箇所、二カ所を指導していただきました。
 きっと他の笛吹の会ならどんどん次ぎに進めるでしょうが、大きな看板を背負った我々の会ではそうは行きません。最近では二ヶ月に一度、指導員の為の研修会も開かれるようになったとか。「これで良し」と言われるのは師匠だけで、その他の人は一生精進しなければなりません。だからこそ、安易に教えてもらえません。

 兄弟子もよく私の気持ちもわかってくれていますので、師匠が気に掛けていてくれるとか、こんなにも上手くなったと師匠を見返してやらざあとか、励ましの声を掛けてくださいます。本当にありがたいことです。今年の地元の祭りは「大間」を吹けませんが、今度は半年先の「三熊野神社大祭」の時、少しでも吹くことができるように目標で頑張りたいと思います。

 祭りまで後一週間となりました。いま、袢纏の仕上げ作業に追われています。大事な袢纏は当店では、母親自ら仕立てをするこだわりの袢纏です。今や「藍染め」が主流ですが、本当の良さを知らないで、「藍染」って言う人が多くて少し疑問です。しかしながら、当店も今年は染め上がりが遅くなってしまい、今のこの時期にまだ仕立てをしているというのは当店でもちょっとペナルティです。母は夜なべをして頑張って仕立てています。