被災地支援 -できることをやろう- から -ひとつなぎ- へ   NPO法人ねおす

『三陸ひとつなぎ自然学校』の釜石市を中心とした活動を応援しています。

お知らせ

★【2015年12月23日エルプラザ】「5年目の今、未来への挑戦」の報告会があります

ふるさとお正月セット お手伝い

2011年12月27日 | 地域社会起業育成支援

釜石地方農水産加工組合からの
「釜石・大槌能漁村からのおすそわけ」と題された
ふるさとお正月セット。
今年で10年目ではありますが、
今回の震災で今年もやるかやめるかという話になったそうです。
ですが、「こんなときだからこそやろう!」と
釜石、大槌地区のお母さん方は実施することに!

構成団体は
~釜石市~
青ノ木主婦の会、和山高原農産加工組合
すみれの会、どすこいの会
~大槌町~
マリンマザーズきりきりhttp://www.iwate-shokuouen.jp/urimasu/item_44.html

以上の団体が1~3品作り、持ち寄り、
全部で10種類の商品と想いがぎっしり詰まったセットです。

22日から私たちも一部のお手伝いをしてきました。
一つ一つてまひまかけて、作りますから、時間がかかります。
それでもそれが売りです。
作って、真空パックに詰めて、熱湯殺菌、冷却、ラベル貼りに伝票書き。
発送日の26日は構成団体が総出で
箱詰めに取り掛かりました。
全部で200セットの発送・・・
大変でした・・・が、元気で愉快なおばちゃんたちの
お手伝いができて、よかったです。
来年は海の商品も出せるといいですね、という言葉に
今後の希望を感じました。

お手伝いしているからこそわかる「安心、安全」。
これなら、どこにお届けしても安心です。
私もお世話になっている方々に送りました。
届いた方々が喜んでくださると嬉しいです。

柏崎

 


続 聞き取り調査

2011年12月20日 | 地域社会起業育成支援

12月頭に実施した聞き取り調査に引き続き、

今回の津波でも壊滅的な被害があった

釜石の一番北側の片岸地区の12名(男性6名、女性6名)の方々にお聞きしています。

片岸地区を7エリアに分け、その各エリアの方々を

片岸地区の住民が避難所としていた上栗林避難所のリーダーの柏崎龍太郎さんに

ピックアップしていただきました。

避難所にいた方や

家が残り、片岸地区に残り住み、後方支援をしていた方。

片岸のもぐりの漁師さんで沖に逃げた方。

今までの暮らし、

被災当時どのように逃げたか、

避難所での生活、

現在の生活と今後について・・・

それぞれの立場で語られる内容は違いますが、

どれもひとつひとつが紛れもない事実です。

普段からの防災に対する意識の差が生死をわけた事実。

寝たきりの方を助けに行った方が亡くなっているという事実。

今後、それぞれの地域でどのように防災に役立てていくか、

重要なポイントになっていくと感じました。

 

 

 


仮設住宅の冬

2011年12月18日 | 被災地情報

釜石市の仮設住宅支援活動をしている団体を
対象に防災訓練が釜石の唐丹町の仮設住宅で実施されました。
初期防火について、AEDの使い方、心肺蘇生法、
凍結防止にむけての水落とし方法、消火器を使用しての消化。

慣れない仮設住宅での初めての冬ではありますが、
防火、凍結防止などを再認識し、
近隣住民の方にも声を掛けながら、生活していこうと思います。


あづまっぺ釜石!~郷土料理を楽しむ会~

2011年12月17日 | 地域社会起業育成支援

今日は鵜住居町にある田郷地区の仮設住宅の談話室にて
「あづまっぺ釜石!~郷土料理を楽しむ会~第1回」を実施しました。
前回は釜石大槌地区郷土料理研究会として、
郷土料理を楽しむ会を実施しましたが、
定期的に実施してほしいという多数の声を聞き、郷土料理研究会のお母さん方のご協力で実施に至りました。

今回は22名の参加。
釜石市の栄養士さんにもご協力いただき、
一品の提供と簡単な栄養についてのお話もしていただきました。ありがとうございました。
「簡単に言うと、土鍋に野菜をぶちこめばいいんですよ!」
という栄養士さんの言葉に笑いも起き、
「これなら簡単にできそう!」というお父さんの声もありました。

 

今回は旬の大根と白菜をふんだんに使った料理や
クリスマスにちなんだデザートも出されました。

やっぱりあったかい部屋で、
あったかい料理を、
みんなで食べるっていいものです。

なかには久しぶりに会うおばあちゃんたちもいました。
というのも、寒くて外に出るのが億劫だけど、
「友達が行くなら行くかな」と重い腰をあげて来てくださったのです。
ご飯を食べたあとのそのままの足で、
お茶っこ飲みに行く姿も見られました。

この場が「食」を通して、みなさんが集まれるきっかけとなり、
「居場所」へつながってくれると嬉しいです。

次回は来月の実施予定。
定期的に実施していきたいと思います。

柏崎


何もできなかった・・・

2011年12月15日 | 地域社会起業育成支援

★三陸の復興が日本の未来を変える

日本の現代の課題が

目の前に広がり、

顕在化している

現地で活動を展開していた団体、

遠方から後方支援をしていた団体は

それを肌で感じ取っている

★つながりからできること

報告を聴いて、

一人の学生が

「自分はボランティアに行ってないし、

何もできなかった・・・」と

しかし、

釜石で活動している私たちは伝えたい

「とにかく来て、見て欲しい」

と釜石の方々はいつも思っていると

その出会いの場から

なにか新しい力が生まれるのではないかと

富田


★12月再放送(北海道内NHK)★  ★ボランティアさんのブログ紹介★

2011年12月13日 | 現地活動拠点後方支援

★ 以前、北海道内NHKで放送されました「北海道クローズアップ」の再放送が年末にあります。

■12月16日(金)午後 10:39~10:44
 5月13日放送分から再構成した5分のミニドキュメンタリーで、放送後、次のHPでも公開あります。
 http://www.nhk.or.jp/sapporo/documentary5/
 再放送は来年1月14日(土)午前11:13~18 です。

■10月14日放送『終わらない震災』の4つのドキュメンタリーの一つ、ねおすの放送分は③です。
 ①12月26日(月) 午後4:05~4:25 「もう一度ふるさとを~福島から避難 した家族の記録」
 ②12月26日(月) 午後4:25~4:40 「寄り添い走る風となれ」
 ③12月27日(火) 午後4:20~4:35 「支援者として、被災者として」 ⇒ねおす
 ④12月27日(火) 午後4:35~4:50 「海へふたたび~サンマ漁師 再起の記録」

■まだ未定ですが、総集編の放送も年末に予定があるそうです。
 NHK北海道クローズアップのホームページ
 http://www.nhk.or.jp/sapporo/kitakuro/index.html

 

★ 釜石で活動したボランティアさんのブログをご紹介します。
   あややさんのブログです。 こちら
   写真と文がいいです。 とても伝わってきます。

   ねおす釜石のボランティアさんがブログ等で支援の様子を発信していましたら、
   現在の活動でも構いませんので、コメント欄からぜひお知らせ下さい。
   よろしくお願いします

   中村

 

 


片岸地区災害復旧対策協議会

2011年12月09日 | 地域社会起業育成支援

壊滅的な津波被害を受けた釜石市片岸地区の被災者自らが立ちあがり、町内の瓦礫撤去、行方不明捜索を3月下旬から開始した記録を被災者自身が撮影し、それを編集しCDにまとめました。動画と写真の映像です。 そのCDを当時の片岸地区の住民が避難所としていた上栗林避難所のリーダーの柏崎龍太郎さんから頂きました。 ねおすの札幌本部事務所に戻り観ました。

 

映像としては限られていています。 

TVで流れる編集されたニュース映像と違います。

 

その被災地に住む人が、その地に住む行方不明者を探し、今では「瓦礫」とは総称してしまう・・、生活の場を破壊した津波の惨状の中で・・・、自分達の生活の場(地域)を懸命にかたずけている現場を、そこに住む人がビデオを回し撮った映像です。

 

発災する直前まで日常生活があり、自分達が住んでいた「まち」が、あの大津波をうけ、倒壊では言い表せない・・、メタメタに破壊されて止まっている惨状、状況の中で・・・・、津波に揉まれて潰れ、砂に埋った車や家屋を引き揚げる映像が延々と映しだされます。 重機の先端の巨大なハサミが半分砂に埋まった自動車を引き上げようとする映像です。 何度も何度もつかんでは離れ落ち・・、それでも何度でも何度でも挟んで持ち上げようとする映像です。

そして、やっと地面に持ち上げらた車や家屋の周りに作業をしていた住民が集まります。行方不明者を探しています・・・・。

 

重機を操作しているのは片岸の住人・・・、探しているのも地域住民、自衛隊でも、機動隊でも・・、地元業者でもありません・・・。

行方不明者を探しているのも被災し自らも避難所に身を寄せている町内会住民・・・・。

 

釜石市片岸復地区災害復旧対策協議会。

 

町内会の住民による活動でした。重機を市に交渉し手配し、道具を手当てして作業をしました。あの時の状況を知っているので、全てを失くした中で動き始めた人々の驚くべき地域コミュニティ力です。 片岸町の住民の多くが上栗林の避難所にいました。 

観ていて・・・涙をこらえるのが・・・事務所内だったので・・・たいへんでした。

凄いコミュニティ力!

 

聞き取りをしています。 3月13日に現地に入った私としては、3月下旬の片岸地区の状況を見ています。当時の状況を知っています。

片岸地区災害対策協議会のネームを貼った軽トラも観て知っています。 その燃料、ガソリンも支援しました・・・・。 ズック靴で沿岸に行っているのがわかり、ジョイと一緒に長靴も手に入れて持って行きました・・・。 ふったやせっけんのねおす第3陣、火の玉小僧と異名をとった山梨県から燃料積んで走って来た加藤大悟さん等が命をかけて運んだドラム缶燃料でした。

 

でも・・・、片岸地区の住民自らがこれまでの救助、復旧活動は知りません・・・わかりませんでした・・・・あの時は・・・、 

 

あれから・・・9か月もたって・・、今日・・、知りました。

 

敬服・・感服・・超越・・、あたしには みつける言葉がないほどに、感動している・・ 夜です。

 

人間って凄い・・・・ あたしも人間だろうか・・・

たかぎ・・・。 

 


お話し二日目

2011年12月06日 | 地域社会起業育成支援

今日の聞き取りは、釜石消防団第6分団第4部の柏崎正人氏。

発災時は鵜住居川河口付近にかかる国道45号の橋の上に車に乗っていた。大揺れが納まると同時に、消防団員として防潮堤の水門4基を閉めに走った。 わずか15~20分の間に防潮堤を越える津波が襲った。瞬時のことであり、危うく高台に逃れることができた。

遺体の搬出、山火事の鎮火、山の中で2泊もした避難者の避難所への誘導・・・消防団自身は1週間も野外、焚火で暖をとって夜も過ごし、救助活動に身体と命をまさしく張って過ごした。  釜石では消防団員14名、消防員が公務で9名亡くなった。

実際の被災現場、活動現場を目の前にして1時間あまり語って頂きました。

そして、ボランティアセンターに戻り、さらに1時間以上、当時の活動の様子を振り返って頂いた。

初動時に私たちも経験したことだが、 まず、通信手段が途絶えたこと、車両燃料が尽きたことが、初動活動でもっとも困難に拍車をかけたことであったとのことでした。

(高木)

 

 


チョークセラピー

2011年12月06日 | 地域社会起業育成支援

 

チョークセラピーの杉崎さんによる仮設住宅集会所でのチョーク画講習を2か所の仮設住宅で実施しました。 ダストのでないホタテガイの殻から作った多色のチョークを使って、指を使ってぼかす、茶漉しで粉にして使うなどいろいろな技の伝授。

難しくなく、きれいな虹、雲の陰りなどがつくれます。 ゆったりと静かな時間をお年寄りたちと過ごすことができました。


ひと、ヒト、人

2011年12月06日 | 地域社会起業育成支援

★そば打ちを教えてくれる方

 

★史跡を案内してくれる方

 

★郷土料理をごちそうしてくれる方

 

★ちょろぎ収穫体験をさせてくれる方

 

★ロープの結び方を教えてくれる方

 

★港町を案内してくれる方

 

★被災当時のお話をしてくれる方

 

★若者を受け入れてくれる方

 

そんな人たちがたくさんいて、釜石は釜石だと言えるんだろう

※写真は11月25日~27日に、

都留文科大学の学生17名

が参加してくれた

「どんぐり・うみねこ村ボランティア・スタディーツアー」

の様子

富田


生きがい

2011年12月05日 | 地域社会起業育成支援

先日、北海道に持っていった野菜の畑です。

寒くなる前に育てた大根と白菜を大収穫。

人手が足らなかったので、あるおばあちゃんに協力依頼しました。

 

今まで海の近くにあった畑や田んぼの作業をしていたおばあちゃん。

いきなりの津波でそれらは海の底になってしまいました。

 

家の中だとぼーっとしていたおばあちゃん。
畑を目の前にすると、
「まだ球になっていない白菜は紐でしばって置けばいいよ」
「この大根はたくわんにすれば最高だよ」
活き活きとして野菜の収穫をしていきました。

「こういう作業がしたかった」

せっせと作業をしている姿がそう語っているようでした。

今まで普通にやってきた作業が
突然できなくなった今。

生きがいとなる作業が必要なんだと感じました。

柏崎

 

 

 


聞き取り開始

2011年12月05日 | 地域社会起業育成支援

本日から被災地域からの聞き取り作業を開始しました。

これまでの支援活動の中で被災者からいろいろなお話をボランティアスタッフはお聞きしてきました。しかし、まとまったお話をじっくりとお聞きする機会はこれまではありませんでした。 北海道の新しい公共の活動の一環として、この冬体系的に聞き取り活動を行います。

発災から2週間程度を想定して、被災地は主として、ねおすスタッフの柏崎の実家がある(あった)壊滅的な被害を受けた片岸地区、その避難者を受け入れた栗林地区、そして被災地の消防団などです。

どのような状況下で人々は避難をしたのか、どのような支援があったのか、初期の被災地の様子をお聞きし、今後の災害に備える資料を作ってゆきます。 北海道大学の地震火山観測センターの定池先生、都留文科大学の高田先生のご協力を得てヒアリングを行ってゆきます。 

本日第一回は、避難者を受け入れた地域・栗林の栗沢氏にお聞きしました。


仮設住宅入居

2011年12月05日 | 地域社会起業育成支援

釜石市の仮設住宅は、7から8月にかけて完成し入居が始まりましたが、入居をしない、転居をした方も出て、空き家が出てしまいました。

そこで、長期に地域でボランティア活動をするNPOへ冬期間の宿泊所として利用させて頂けることになりました。 (11月17日に引っ越し)これまで北海道・ねおすボランティアセンターとして地域からお借りしていた橋野地区の旧保育園はそのまま資材も保管しつつ、来春も利用するのでお借りしたままとします。

 

 


12/3活動報告抜粋

2011年12月03日 | 地域社会起業育成支援
■活動内容
・山のカフェ打合  ・・・(捕捉) 漁師と山のお母さん達が食をテーマに事業を起こそうとしています。柏崎がその事務局役となった起業をめざしています。
→九州視察研修の振り返り(感想、今後にむけて)・・・起業化資金を獲得し、それを利用し九州へ行ってきました。
→今後の日程共有
→第1回仮設住宅 バイキング形式での食の支援は12月17日(土)に決定
 日程やメニューの役割分担など
・ボランティアコーディネート、活動サポート(伊藤、桑久保)
→仮設住宅へゆたんぽ、ぬいぐるみなどを配布
→チョークセラピーチラシ折り ・・・ 札幌より杉崎さん@ヒーリング北海道の活動コーディネイト
→釜石漁協訪問
→漁師さんとの懇親会
■宿泊者
2名
■明日の予定
・チョークセラピーチラシ配布
・福井さん@東京農工大教授 来訪(柏崎企画アドバイザーとして)
・KWBさん@東社協スタッフout  ・・・・ 長い間、ありがとうございました。