歯を失う主な原因は虫歯、歯周病、咬合性外傷の3つです
実際には歯周病で歯を失うことが1番、虫歯が2番目です
じゃあ最後の咬合性外傷ってなんでしょう?
あまり聞いたことないですよね
咬む力によって歯が壊れることを咬合性外傷と言います
そんなんで歯が壊れるの?と思っている方が多いと思いますが
歯周病がある場合、咬む力が集中するところからグラグラしてきます
虫歯で神経を取り除いた歯も咬む力が集中すると折れて抜歯になります
要するに歯周病でも虫歯でも最後は咬む力でとどめをさされて抜歯になるのです
当然、歯並びが悪かったり、歯がない部分があったり、歯軋りや食いしばりがあるとその傾向は顕著です
ただ、テレビのCMやネットでは虫歯、歯周病の話ばかりで噛み合わせについてはあまり取り上げられません
歯磨き粉やデンタルリンスでは噛み合わせは予防できないので当たり前です
そのうち「歯の壊れる原因は菌!」のような偏った考え方が定着してしまい
患者さんに咬み合わせの話をしても耳を塞いでしまう方が結構おられます
もったいないのでちょっと咬み合わせについて聞き耳を立ててください
それがあなたの歯を長持ちさせる可能性があります