![Images Images](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/00/4a/88c826bb3511b267361f055a9f267901.jpg)
今週末は月例の愛知インプラントセンターでの補綴学コースに参加してきました。
補綴学とは入れ歯や詰め物などのことを意味する言葉です。
インプラントセンターなのになぜ入れ歯や詰め物を勉強する必要があるのか?それはインプラントの成功不成功はインプラントの上に作る被せもの(上部構造といいます)の噛み合わせや形によって予後がかなり左右されるからです。
これは補綴学に基づいて作らなければなりません。
また、インプラントを骨に植える位置も最終的な被せ物をどこに、どんな方法で、どんな材料で作るかによって変わってきます。
わかりやすく説明しますと、インプラントの手術の技術はもちろん大切ですが、それは家で言えば基礎を作る工事になります。
上にどんな家を建てるか考えて基礎工事をしなければ最終的にいい家がたたないということです。
詰め物や入れ歯がしっかり作れないような歯科医にインプラントができないというのは当たり前のことですし、インプラントはあくまでも治療手段の一つです。
本来歯科治療とは補綴学だけでなく歯周病学、審美歯科学など総合的な治療計画を立てることが必要になってきます.