つれづれ さくら日和

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食・・心を込めて・・

2011-02-26 15:06:37 | 

もう半年以上も前の話になりますが、
「絵本の読み聞かせ会」に参加しました。

ただ絵本を読むだけでなく、ピアノ演奏と歌を交えながらの
とても優しい雰囲気の読み聞かせだったので
ちょっと男の子には上品過ぎたかな?
という感じも無きにしも非ずだったのですが・・。

私は最後列にこそっといたので(子連れでもないからね
お話の全てを聞き取ることは出来なかったのですが、
おおむね
「大丈夫」という言葉掛けで、大抵のことは解決していく
・・というようなお話でした。

読み聞かせが一通り終わると
小さなおむすびとお茶がそれぞれに配られ
その場で雑談をしながら食べるもよし、持って帰るのもよし、
そんな感じで、会は終了しました。

実は、この小さなおむすびにも
主催者たちの思いが込められています。

使ったのは無農薬で作ったお米に、自然の塩。
お米を研ぐ時も、ご飯を握る時も愛情を込めて。

裏方さんと顔見知りなので、
そんな話を事前に聞いていました。
自然塩だけの味付けのおにぎりって
なんだかとても美味しいんですよね

  
   

    生けこみに出向いた学校で咲いていた白梅



私がよく読む雑誌にクロワッサンがあるのですが
自分の年代を対象に編集されているのか?
とても興味深い内容の記事が多くて・・健康~美容~などなど
そこで、とても素敵な人の存在を知ることもしばしばで、
「森のイスキア」の佐藤初女さんのことを知ったのも、その雑誌でした。

多分、もっと前からご存知の方もいるのではないかと思いますが
心病める人が「森のイスキア」を訪れた時
彼女たちはただ、心を込めて作った食事(おむすびなど)を一緒に食べて
その人の話を聞く。
共感しながら聞く。
詮索はしない、アドバイスもしない。
答えを見つけるのは、その人。
すごく要約してしまえば、そこはそんな場所です。


絵本の読み聞かせの、その時のおむすびが
まるで佐藤初女さんのそれみたいだな、と思っていたら
ほんのつい最近、
その時おむすびを握った一人である私のお友達が
あんな人に少しでも近づけたら・・という言葉を
こちらが聞く前に口にしたので
ああ・・やっぱりそうだったんだ・・と

嬉しいって言うのとはまた違う
自分の思いや目を向けていたことが
時を掛けて繋がっていく様は
なんだか不思議な気持ちになりますね。

  
  

    我が家で作る時は、ついつい欲張って
     塩オンリーじゃない、具の入ったおむすびを作ってしまいます



半年以上も前の話を引っ張り出してきたのは
最近、心や身体を整えるために
やはり「食」ってとても大切なんだと
目を向け直す気持ちになって
栄養学的に言い始めると色々あるけど
その原点が、
「心を込めて握ったおむすび」
みたいなところにあるんじゃないかな、と思ったからなのです。

実は、栄養学とかカロリー計算とか、
ある程度以上の細かい話は苦手な方で
何年か前に厚生省が出した
「一日30品目を心がけましょう
今はそういうことは言わないみたいですが、
あの大雑把な食生活指針が結構気に入っていたんですね。

色んな食材を満遍なく食べていれば、
何かに偏る食生活にはならない、ってことで
30という数を目標にして食事を作っていれば、
細かいことはあまり考えなくていい、
と言った感じの指針でしたよね。

当時、朝昼夜とせっせとご飯を作る環境にあった私は
数えてみると、大抵毎日30品目、
なんだかクリアしている日がほとんどだったので
季節の野菜を使うことと、
彩り良く(勿論自然の色でね)
という工夫も合わせれば
我が家の食生活は「概ね良し
と自負している感も正直あったんです。

ただ・・
作る=それをそのまま全部食べるとは限らず。

特に子供たちはそれぞれの行動範囲が広がると共に
独自の食生活が展開していくことにもなり
自分の体力面(立ちっぱなしが辛い)の問題もあったりで
食に関する意識と言うか、気合い?が
段々少なくなっていってたのは否めず、でした。

ちょっとつまづいて、停滞していた気持ちが
再び「食」に目を向けることが出来た今日この頃、
少しづつだけど、それが面白い、って
思えるようになって来ています。

で・・
まだ目を向け始めたばかりだと言うのに、
早速気付かされてしまった

疲れた時にはほんの少しのチョコレート
身体の疲労時はそれでもいいんですね。
脳の疲労時のそれは、どうものようだ。
あちゃ~~
なんだかこんな↑間違ったことを連呼していたような私が
ちょこっと恥ずかしいなう

そんな風に気付いたことを、いい方向に変えていったら
どんな上向きな変化が見られるのか・・
あまり期待を膨らませすぎてもいけないかもしれないけど
結構楽しみにしています。

私も・・
色んな人と話をし、話を聞き、
試行錯誤しながら
色々答えを見つけて行こうと思っています



   

花粉症の季節になりました。
紫蘇ジュースがいいと言うので、作ってみたのですが
家族にはあまり評判が宜しくない・・
身体に良いもの=必ずしも受け入れられるものでもないんですよね

添えてある生姜チップス(市販)は、なかなか好評です。



今日も長々と・・
読んでくださってありがとうございました。
 



  佐藤初女さんインタビュー記事


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12 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
むすび (館長)
2011-02-26 17:24:44
塩むすびは美味しいですよね~~、
特にこしひかりは冷えても美味しい米で、それに自然塩を付けたらWで美味しいです。

久しぶりに食べたくなりました。

食生活は命のエネルギー源ですから、これは最重要課題ですね。

今回も素敵な写真をありがとう。
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30 (ぽん)
2011-02-26 20:49:33
食事の時
ひとくち食べるごとに
30回噛みましょうと
言われています。
1日に30品目。
1月は、30日。
・・・・脇道にそれそうですね(笑)
今、コンビニでも塩むすびが
売られていますよ。
究極のおにぎりは、
お母さんの手で握られた
おにぎりなんだと思いますね。

シンプルに向き合う事。
それが一番大事なんですね。
いつもありがとう。
先週、兵庫県の綾部山梅林に
行きました。でも1週間くらいは
早かったみたいです。(残念)
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Unknown (nanaco)
2011-02-26 22:24:35
食べることの大切さを この年になって痛感しています。
偏った食生活は 肉体だけではなく精神面にもよくありませんね。
今は腹八分目を心掛け 少しずつ色んなものを摂るように心掛けています。

塩おむすび いい塩梅に塩のきいたおむすびほど美味しいものはありませんね。
手塩にかける・・・という表現がありますが
おむすびを握るところからきていると聞いた事がありますが それだけ愛情が詰まっているということなのでしょうね!
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館長さんへ (さくらこ)
2011-02-27 09:14:13
凝ったお料理も美味しいけど、シンプルな料理って、素材の味が際立って、案外一番美味しい食べ物なのかな、って思うことありますよね。

館長さんの元気の素も食べ物ですか?
冷めても美味しいお米の銘柄ってあるんですね。
知らなかった~。
わけもなくコシヒカリが一番って思ってました

また一つお知恵をいただきました。
どうもありがとう♪

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ぽんちゃんへ (さくらこ)
2011-02-27 09:22:23
放っておいたらどこまでわき道にそれるのかな?
でもなかなか一口30回噛まないですね~。
たまに試しにやってみると、結構大変な事になりますよね。

うちの娘はコンビニのおにぎりも独特の美味しさがあって好きだっていいますよ~。
お母さんとしては負けていられないですね。

こちらでは梅は今綺麗な時期です。
山だと平地より気温が低いんでしょうね。
ちょっと残念だったね。
一週間後にまた行ってみる?
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nanacoさんへ (さくらこ)
2011-02-27 09:31:33
単純に美味しい♪って思う食べ物・・嗜好品と言う類に、実は身体には(精神面にも)良くないものって多いですよね。

>この年になって痛感
気付かないままでいるよりいいと思う。
nanacoさんは次世代の家族たちにちゃんと手作りの食べ物の良さを伝えようとしているものね。
その姿勢を私も見習わなくちゃ

手塩に掛ける・・って言うのは
それを作る時の心の部分をすごく指してるんでしょうね。
日本語って、なんだかいいですよね。
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Unknown (冬海)
2011-02-28 01:28:03
食かぁ~確かに大切なんだろうねぇ
なんせ生きるための原動力だもんね

しかしわたしはあまり食に関しては欲というか
執着はないんだよねぇ~

まぁ 美味しいとか体に良い物は食したいとは
思うけど

例えば評判のお店に並んでまでは食べる気しなかったりさぁ

人の物欲はよく器のように限界があり
最後は平均になると昔、聞いた覚えあるけど

わたしは食よりその分何かに
偏ってるのかもねぇ
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冬海さんへ (さくらこ)
2011-02-28 15:27:11
冬海さんが執着することって、どんなことなんだろ・・?
あまり執着心って言うか、ぎらぎらしたものを感じないよね。
達観してるって言うか、傍観的って言うか。
文字だけだとそんな印象を受けるけど、本当はどんな感じなんだろうね~
並んでまで食べたいとか、あれは食べ物への執着というより、好奇心だったり、それだけ余力がある証拠なんじゃないかな、って思う。
今の時代だから話のネタ、ブログネタなどなど、そういう理由で並んでる人も多いだろうね。

食に関して何か想いがあるというのとは、また別物のように思うな。

多分どの人も何かには偏ってると思うよ(笑)
それを自覚してるんであれば、いいんじゃないでしょうか

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心と食 ()
2011-03-01 15:55:32
友人にセラピストをしている女性がいるのですが、
心に問題を抱えた人に対して彼女がやる事は、
話を聞いて、肯定した上で、考え方の方法を伝えるのだと言っていました。
答えを出すのではないそうです。
自分で出した答えが、一番自分で納得できるんですよね、きっと。

食と心も、とっても関係があるように思います。
ジャンクフードを食べると、どうも精神的に罪悪間を感じてしまいますし、
ダイエットの基本も、マトモな物を食べる事だと思っています。
でも、辞められないんですよね・・・甘いもの。
喫煙者を弾劾していますが、自分の甘いものも同じような中毒状態だと内心思ったりします。
せめて、せめて、自然派でと、ドライフルーツをかじる日々です。


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翠さんへ (さくらこ)
2011-03-02 11:13:53
相手の話をよく聞き、例えそれが自分としては???間違ってる?と思えるようなことでも
まず「肯定」することが大事なんですね。

これって、人付き合い全般に言えることなのでしょうが、特に子供が成長していく間に、このことを知っていたら良かったな、って思うこと、多々あります。
気付いた時からでも遅くないですよね。

逆の立場になって考える、って言うのをよくやるんだけど、「肯定される」ことって、やはり嬉しいですものね。

翠さんが以前よくドライフルーツとかナッツとか言ってた様な記憶があるんですよ。
ちゃんと身体にいいいものを選択して実践されてるんだな~、って、感心していました。

我が家では、というか私?
最近急にチョコが減らなくなりました。
ナッツ&小魚とかチーズの出番が少しだけど増えてきたかな。
なんだかすごく影響されやすいでしょ?(笑)
単純ですよね~
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