名馬の登場です。
目がいい、龍の様な馬。
製作側もこの馬選びにはかなり力を入れていたことでしょうね。
(いきなり現実的な話ですみません・・・)
安土城が完成し、城下町は賑わう。
結婚して13年、安土に新居を構え、よねも連れて来たら良かったな、と思いつつ、二人だけで城下町を歩くことの出来る幸せをかみしめている千代と一豊だった。
その日は馬市のある日だった。
中村も堀尾も、新しい仲間加藤清正も勇んで馬を見に来ている。
人々のどよめきの中、馬主に引かれて現れる一頭の馬。
馬主が一豊たちに馬の値打ちが分かるかどうか聞いてくる。
中村が「三両」加藤が「四両」と値踏みをする中、馬主は一豊の馬を見るまなざしから何かを感じたのか、値打ちの分かっている目だと言い、その答えを楽しみにしているようだった。
「十両」
と答えると、周りの客たちから一斉に驚きの声が上がる。
そのくらい十両とはとてつもない値段だったのだ。
が、言うのと買えるのとは別問題。
一豊は禄高千三百石ながらも、身なりは百石取りにも見えないと笑われる位、家来が多い分、慎ましい生活を送っていたようだった。
帰宅した一豊からその話を聞いた千代は、高価と言うだけでなく十両という値段に驚きを隠せなかった。
「話は遡る」
ずっと以前に、一石=約10万円と言う解説があった。
一両も約10万円。
だから千代の結婚時の持参金10両は約100万円だと言うことだった。
この名馬の値打ちは約100万円。
ついついあの当時の馬=現代の車?と思ってしまい、ふーん、100万円か。
と言うのは間違いなのだろう。
そんな例えでは人々は驚かないはずで。
車で言えば、この5倍から10倍くらいの価値で考えたらいいのだろうか。
決して理にかなった例えでもないと思うが、犬飼いの習いなれば~ってとこで、犬で想像してしまった。
100万円のトイプードル・・・。
おぉ~
・・・失礼しました~。
安土城では床に伏せった濃がいた。
自分が神だ、と言う信長は、それを諌めようとする濃に、天が生かしてるので自分は死なないからこれで刺してみろ、と恐ろしい形相で刀を差し出す始末。
ここにはもはや自分の居場所はない、やり直すことが出来るのならば・・・と、叶う事もないことを文にして光秀に出すほど、濃は参っているようだった。
心配して城の濃に会いに来る光秀だったが、あのー、そんな風に二人だけで会うのは危険ですよ~・・・。
千代は馬で大急ぎで長浜の家に戻り、大切にしまってあった箱の中の金子を確かめる。
思い出されるのは嫁ぐ間際のおじとおばの言葉。
「今が夫の大事と思うときに使え」
その帰り道、城下町で足に怪我をした女性に千代は声を掛ける。
手当てのために家に連れて行くが、千代の問いかけには何も答えない。
何か事情があるのだろうと、千代はそのままそっとしておくことにする。
夕刻帰宅した一豊は、今日もまたあの馬を見に行っていたようだった。
一豊にあの金子を見せ、これであの龍の様な馬を買うようにと言うと、一豊は喜ぶどころか、怒り出す。
「なんだその得意げな顔は?」
「小賢しすぎる!」
「情の恐い女子よ」
「心の中が見通せない」
「高みにおって、わしをを見下しているのではないか?」
など。
何よりずっと苦しい生活を送ってきていたのに、金子を持っていたことを、・・・「隠していた」
このことが許せなかったようだ。
千代もまさかそんなことになるとは思わず、最後には泣きながら、言うのだった。
「戦に送り出すだけで何の役にも立たず、はがゆい。
嫁いだあの日に聞いた、一国一城の主になる夢は自分の夢でもあり、妻と言う立ち場で乱世のこの世を共に戦っていきとうございます」
一豊は千代に謝り、早速あの名馬を買いに行く。
かなり怒っていたのに、結局はおろおろして謝ってしまうんだな~、このだんな様は。
そんなところが一豊の、頼りないながらも優しい、いいところかもしれない。
そんな二人のやり取りを影からそっと見ていた女性は、自分の若かった頃も、夫と共に夢を重ねていた、と言うことを思い出し、名を告げぬまま家に帰る。
で仲直りして、あの怪しげな天守閣で信長に膝枕しているのか、と思いきや、これは光秀の悪夢だった。
あの信長に刃を向けようとしていた自分。
光秀も内心、濃のことをかなり心配し思い悩んでいる様子。
翌朝山内家に信長の使いで蘭丸がやってくる。
名馬と奥方を連れてくるように、とのことだった。
信長は名馬に乗りながら、黄金十両で山内の名を天下に売った千代を
「あっぱれ」
と称え、共に励めと言い残し去っていく。
禄高以上の家来を抱えながらも財貨を蓄えていたと言う、千代は名馬だけでなく自分の評判をも買ったのだ、と初めて気づく一豊だった。
そこに通りがかった籠から姿を覗かせたのは、あの女性だった。
それが濃=信長の正妻、だと知った千代はびっくり
濃は千代に感謝の気持ちを込めて、砂金数珠を渡すのだった。
(砂金数珠って何?)
帝の前で行われた「馬揃え」では山内一豊が一番目立っていたとか。
晴れやかな表情で中国攻めに向かう一豊。
「ご無事でお戻りくださりませ」
と送り出すのは千代だけではなかった。
6歳になった娘、よねの姿がそこにあった。
めでたしめでたし、といった終わり方だったが、この3ヵ月後が「本能寺の変」だと言う。
事件と言うものは突然にやってくるものなのですね。
勿論人知れず水面下ではそうなるべき原因と言うものは息付いているわけですが・・・。
「功名が辻」公式HP
言えないんだもん!
あんなにまくし立てて千代さん泣かして。
でも「涙」見たらあたふたあたふた。
このあたりの演技上川さん、上手い。
当方URL
http://tb.plaza.rakuten.co.jp/bluestar1719/diary/200605280002/f1637/
実際あの馬選びは大変だったそうですよ(NHKの何かの番組でやっていました)
馬揃えの晴れ晴れした様子もじっくり見てみたかったですね。
URLでそちらに飛ぼうと思ったのですが、エラーみたいになりますね。
どうしたことでしょう・・・。
上川さんは演技力があるから、不器用だったり、くさい演技(前回)だったりでも、みんなお見事に見せてくれますよね。
仲間千代とのこんなやり取り、面白いです。
また久々にほっぺぎゅぅ~~~なんかも見せて欲しいですね。
馬の良し悪し・・・。
もっちろん、私にもよ~く分かりましたよ!
って、うそです。
いい感じの馬だな~とは思ったけれど、あそこまでみんなが惚れてしまうほど、と言うのはわかりませんでした。
馬の目ってかわいいいですね。
お話もテンポ良くて、とてもいいと思いました。
そうですか、やっぱり馬選びには力を入れていたんですね。
なんでもそうですが、その道に通じている人から見れば、良し悪しって一目瞭然ですもんんね。
このドラマで一番くらいの大事な場面で、手抜きなことやってると、後が怖いですよね。
がっしりとしてかわいい目をした馬だとは思いました。
・・・って、ひょっとしてみんなそうかな。
馬市に走っていく男たち、なんだかかわいくもありましたね。
個人的には吉兵衛の意気のいい馬を代えた方がいいという言葉にムッとした表情をした千代に笑ってしまいました。
ただ、個人的には馬揃えを見たかったですね。
もう一方で光秀はというと濃に自分の気持ちは抑えろと言っておきながら、自分はしっかり夢の中で信長を刺していますねぇ。
どんなに建前を並べても心の奥底の本心までは偽ることが出来ないという事なのでしょうね。
書く方がもっと忙しかったでしょうが・・・
一豊が怒ったあとで、今度は泣く千代におろおろと謝るシーンは横で家内が見ていてケラケラと笑っておりました。
しかし、こういう風に、ここぞ、というところでポンと大金を差し出してくれる千代はさすが日本の妻の鑑ですなあ
あの場面で思い切ってお金を使えるお千代さんは素晴らしいですよね。
大金ほど使うのに勇気がいるものですが、ここぞの場面で決断したお千代さんに頭が下がる思いですね。
一豊さんも「ありがとう!」って素直に言ってたら株も上がったのになぁ~。
勿体無いですね・・・^^;
狂ったままで本能寺に行ってしまうのかと考えると、
何だか複雑。。。
千代は、また株が上がりましたが、私は、奥さんにあんなに気を使う
一豊の優しさが微笑ましいです♪