つれづれ さくら日和

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「拝啓、父上様」第五話

2007-02-09 10:29:22 | TV・ ドラマ・映画・音楽

あ、良かった。
一平が誤解の解けぬまま仕事を辞めてしまう(或いは解雇される)のかと思って、心配していました。
みんなちゃんと一平のこと見てくれてるんですね。

どうしてそんなことをしたのか。
もしも夢子さんに頼まれてしたのならば、居場所はどこなのか、律子夫婦、エリ、竜次、シャク半の集まる中で、絶対に口を割らなかった一平。
こんな騒ぎを起こして心配もしているのに、何も言わないんじゃもうここの人間じゃない、明日からこなくていい!って律子さんに言われてしまうし、シャク半には殴られるし。

あまりいい空気でないこの部屋ではなく、別室で落ち着いて話を聞きだそうとする竜次。
大体の想像は出来ていたようで、あっさり居場所を言い当てられてしまいます。

神楽坂では老舗の料亭が次々と消えて行っている。
「坂下」のような一見さんはお断りの店も、いつまでやっていけるか分からない。
これは時代の流れと言うもの。
夢子の今のままの「坂下」を守りたい気持ちも、時代にあった形に変えてでも「坂下」を守っていきたいという気持ちも、どちらがいい悪いではなく、両方別々に苦しんでいるのだと、一平に話す竜次。

かくまった雪乃のことを責めないで、と言う一平に、竜次は
「褒めてやりたいくらいだ」
と。

雪乃の店に夢子を迎えに行った竜次&一平。
二階に竜次が行くと、夢子は何とも気まずくて、帰るのに
「ん・・みかん食べてからね。この甘さは・・紀州かな?・・」
とか、ごちゃごちゃと言い分けつけて、いつもながら何だか可愛い。
一平が最後まで口を割らなかったことを褒め、ここにいたことは雪乃の迷惑になるから言わない方がいい、と夢子に言う竜次。

お店にいた浮葉とことえ、時夫にも、竜次はこのことを口止めする。
ん~、何だか非常に危なっかしい。

一平は、落ち込むなと竜次に言われつつも、「坂下」のみんなを裏切った罪悪感や、律子に言われたことを気にして、とうとう辞表を書き、竜次へと時夫に託します。
18年、11月29日
この話は、そういう時期の話なんですね。

失業の気持ちは、心細く鉛の塊が入ったみたい、と。
誰かが引き止めてくれないかな、と淡い期待などしたりして、でもそれもなさそうなので、不安でたまらない、失業一日目なのでした。

でも、その日は一平にとって、記念すべきとてもいい日ともなるわけで。(思わず口調が・・
書店で津山の小説「甃の町」を購入。
いしだたみ・・・ってこんな文字だったんですね。
オープンカフェにて読み始めると、神楽坂で若き日の作者と雪乃が出会った件が書いてあることを発見。

彩音(あやね、という芸者の名前、どんな文字なんでしょう。想像で書きました)の手から夏みかんが落ち・・・

ここでふと、一平とりんごの君との出会いを思い出してしまった私です。

いつからいたのか、横の席にシャク半さんが
彼もまた、一平のこと、若いのに根性出来てるって、感心したそうです。
夢子さんには、自分に頼って欲しかったようです。
そこまでの気持ちがあったのに、結局夢子が頼ったのは一平。
自分では役不足だった、と言う自分がとても腹立たしくて・・・。

だからこの間殴ったのは、一平ではなくて自分だったのだと。

シャク半「分るか?」
一平「・・・はい・・。」(分りません

これ、面白かったですね~。
文字で伝えるの難しいわ、このやり取り。

その後、男に無理やりその店に連れて来られて困っているようなりんごの君に、出会った
(ここ、「ウルルン」風に読んで欲しい

りんごの君も一平に気付き、その後男から逃れるために、町をずっとずっとずっと、手を繋いで走る二人。
たどり着いたのは、東京日仏学院。
りんごの君が通っている学校のようです。

拝啓、父上様。
  とうとう会えました。

彼女の名前はナオミ。
フランス語会話を学んでいるため、月水金はフランス語以外は使わないと決めているため、二人は一平の日本語と、ナオミの筆談で交わされます。

ラムールという洋菓子店で働きながら、パティシエになるために、いつかパリに行きたいという、目標を持っている彼女に、一平はその場の乗りで、自分も今は板前修業中だけど、本当はフランス料理を学びたいと思っていると・・・。

和食の方が好き、と言われると、今度は、フランス料理の手法を取り入れた日本料理を・・・って、これこれ。

恋する男の子って、こんなもんかもね~。
憧れの彼女を前に、舞い上がってる一平がとても可愛いと思いました。
私も会いたかった、と言われたり、今度お店に来て!と言われたり、その日はその後もパリの本を買ったり、二人でパリの街に住むことまで妄想して、幸せいっぱい、と言うより、段々危ない表情に変っていってるみたいな。
でも、パリがどこにあるかも知らなかったんですね。

そんな時に目の前にエリが現れます。
心配でずっと一平のことを探してたようです。
エリも、そして誰もが一平のこと、悪くは思っていない。
むしろ感心していたと。
それから、あの時、私の胸触ったでしょ、どうだった?って。
・・・正確には「揉んだでしょ」って言ってましたね。
しかもこの話題が、来週まで取り上げられてるみたいです。(予告参照
ちょいちょい、青年向け漫画雑誌に爽やか連載中のような作風を感じるこのドラマです。

一平が求めていた誰かが引き止めてくれるんじゃ・・・という救いの手を、エリが差し伸べてくれて、めでたく(?)一平は「坂下」に戻ることになります。

何事もなかったみたいに振舞うみんな。
嬉しいようで、ちょっと物足りない。

仕事が終わり、竜次から言われた言葉。

辞めたいのなら、いつでも辞めることは出来る。
男がこうと覚悟を決めた道を、一晩ちょっと考えたくらいで軽々しく辞めるなんて言うな。
夕べのことで見直したのに、がっかりさせるな、と。

辞めたらフランス料理でも学ぼうかな~・・・、なんて、へらへらっと、失言でしたね、一平君。
それはあくまで妄想でしょう?

そんな竜次が、実は「坂下」を辞めようとしていた。
と言うより、包丁を捨てるつもりでいるようです。
一平、ショックです。
見ているほうはますます面白そうで、次回が楽しみです。

いつも終わりの主題歌と共に映し出されるモノクロの風景、写真がとてもいい感じです。
今回はその中でも、和服姿でエリが夢子さんから鼓の指導を受けている風景がとても印象的でした。
この二人がどんなに仲が良いか、と言うこと。
それから、ただの勝気な現代っ子、と言う風に見えがちなエリの、おやっと感じさせる意外な一面。
この孫娘もまた、「坂下」のことを大切に思っているのだろうな、とそんな風にも感じたのでありました。


   「拝啓、父上様」公式HP



  

「Gallery Koyuki」の小雪さんが、二宮君の絵を描いてくださいました。
こちらの掲示板「皆さんのあしあと♪」にも、飾ってありますので、宜しかったらご覧くださいませ。



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16 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (きこり)
2007-02-09 16:01:11
こんにちわ
>いつも終わりの主題歌と共に映し出されるモノクロの風景、写真がとてもいい感じです
私もこの歌を聞きながら、ドラマの余韻にひたっています。
毎週、違うんですよね?
喫茶店のマスターが出てきたら何だか嬉しくなります。
返信する
Unknown (ミマム)
2007-02-09 17:42:59
こんにちは。
ナオミと再会してうっきうき♪の一平が「恋する若者」でしたね
今度会う約束をするのは日本語が使える火・木・土曜日かな?(笑)

>和服姿でエリが夢子さんから鼓の指導を受けている風景がとても印象的でした。

えっ?そうなんですか?それは想像するに、いい映像ですね。
何となく見過ごしてしまったのでちゃんと見直してみます~
返信する
おもしろい^:^! (HIROSHI)
2007-02-09 22:03:00
こんばんわぁ~

 お久しぶりです^:^!まだ生きとるけん安心して

 どうでもええか??TVよりこの文書面白いよ

 娘とみています・・・
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良かった (恵雅)
2007-02-09 23:00:04
また戻ってさりげない坂下での一平君。

 彼とナオミさんが行った川べりカフェ。
あそこは桜の季節になると絶対入れないほど混雑してるんです。
 まだ桜がないけど、とっても雰囲気の素敵なところです。
で坂下も無事元の鞘。

 一平君のあの恋する姿とっても愛らしかったです。
次回も楽しみ。
返信する
余韻 (きこりさんへ・さくらこ)
2007-02-10 10:10:31
あのモノクロの写真たちは、いいですね。
効果的に使われてると思います。
よく見てると写真だけではないんですね。
動いてるのもあるんだ。
この間は喫茶店のカウンターで、マスターと若い子達のショットがありましたよね。

話が終わってからも、森山さんの歌とこの写真を楽しめるので嬉しいです。
返信する
こんにちは~! (ミマムさんへ・さくらこ)
2007-02-10 10:15:38
エンディング、もう一度見られましたか?
色んな場面がモノクロ写真になって映し出されると、普段の風景から受ける感じと一味違っていて、いいですよね。

りんごの君と、火木土に会えば日本語で会話が出来ますね。
それにしても学内だけならともかく、何も関係ない町でフランス語使っても、理由の分らない回りは迷惑なだけな様な気がしないでもない・・・。
勉強のためもあり、自分がちょっとそういうことを楽しんでいる、と言う感じがしないでもないです。
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元気ですか~~^^? (HIROSHIさんへ・さくらこ)
2007-02-10 10:18:58
お久しぶりです~。
最近、見かけないな、と思ってました。
どうでも良くなんかないですよ~。
仲良しの娘さんと見てるんですね。

ドラマより面白かった?
それは光栄。
結構レビューって、私にとっては難しいのよ。
そういっていただけると嬉しいです。
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ご存知ですよね (恵雅さんへ・さくらこ)
2007-02-10 10:23:18
こんにちは~。
恵雅さんなら、あ、この風景知ってる、この場所行ったことある、って言うのあるでしょうね。
そうなんだ、あのオープンカフェは桜の時綺麗なんですね。

今回ドラマでロケにも使われたから、季節に関係なくまた混雑しそうですね。
二宮君たちの写真なんか飾られてたりしてね。
また行かれる事があったら記事にしてください~。
東京から離れた所に住む者としては、あちらの風景どこも新鮮で、見るのが楽しみなんですよ。

ドラマも「段々面白くなってきて、レビューを書くのも以前より楽しくなってきました。
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Unknown (スペードのA)
2007-02-10 14:29:08
さくらこさん、こんにちは。
今回、竜次カッコ良かったですね。あくまで中立で、誰の味方というわけでもなく、全部丸く収めてしまうのは流石ですが、この人が辞めてしまったら、坂下どうなるのかとも思います。
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かっこいい! (スペードのAさんへ・さくらこ)
2007-02-10 18:54:46
こんにちは!
竜次さんは、今まで色んな経験をされてきたんでしょね。
でなければあのような事態を上手く収めることは出来ないと思います。
彼がいなくなると、料理の方だけでなく、色々と混乱が生じるでしょうね。

保の成長のことも考えて、熊沢さんは竜次に辞めることを頼んだのかな。
娘の婿ですからね~。
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