中国茶

上海、外灘のすぐ近く、中国茶の専門店にてお茶をいただきました。
目の前でお茶の説明方々、色んなお茶の試飲です。
決して「買え」とは言いません。
・・・はい、確かに「買え」とは言われませんでした。
でも結局買うことに。

　

日本でも実演販売で有名な人、いますよね。
誰だったっけ。
話術がとても面白くて上手いの。
そしてこのお店の方もまた、日本語がとてもとてもお上手な方でした。
　
　

お茶の簡単な作法を教えていただきました。

これはとても小さな湯飲みで、下の長い方を人差し指と中指ではさみ、上の丸い湯飲みを親指で上から押さえます。
で、しっかりと持って、「えい」と上下逆さまにして置きます。

　

長い湯飲みをそっと持ち上げ、両手の平で挟み鼻に近づけ、ころころ転がすようにして、お茶の移り香を楽しみます。
この時、手の平が余熱で暖かくなり、何となくツボ押しみたいな感じもしたんです。
これがとても気持ちが良かったのですが、そういうことも考えての作法なのかどうかは定かではありません。

　　

丸い方に入ったお茶をいただきます。
小さな湯のみなのですが、この後何倍も飲むことになるので、結局かなりの量のお茶を飲んだと思います。
このお茶は、鉄観音（烏龍茶）です。

常識のウソ・ホント・・・

　ウーロン茶の新茶は日本の緑茶より淡い色です。
　　濃い色のは古い茶葉で出したものです。

　中国では、一番出しのお茶は捨てます。
　　一番初めのお湯は、茶葉の汚れ落としのためのものです。

　烏龍茶は、冷やして飲まないように。
　　胃に良くありません。

そもそもお茶は、熱めのものをいただいて、体の中の毒素を溶かし排出するというものなので、身体にいいのは熱いお茶です。
上海に行ってから疲れ気味だった私に、しきりに
「熱いお茶を飲んで、悪いもの溶かし出して、休んで、寝たら元気になる」
と、行ってくれたガイドさん。
どうやらこの考え方はあちらで基本みたいですね。
薬になるべく頼らずに、体の中の悪いものを出す工夫、そしてとにかく休息を取る、ということ。

　

　　　　プーアル茶　鉄観音　プーアル茶＋バラ茶
　　　　　　　ジャスミン茶　一葉茶　です。

一番初めの写真の、右から順番に紹介させていただきます。

「鉄観音」烏龍茶の最高級品です。
２杯目に出したものが香りが良く、３杯目が一番味が濃く美味しい。
８杯まで楽しめます。
油を流す作用あり、心臓病、高脂血症の人におすすめ。
賞味期限２年。

「茉莉珍珠」ジャスミン茶。
甘い香りのいいお茶。
茶葉が真珠のように丸められたものが高級品です。
６杯目まで楽しめます。
肌に良い、花粉症、アレルギー、ビタミン欠乏症、疲労、自律神経、不眠症、の人におすすめ。
出がらしの葉は、入浴剤に使えます。
賞味期限２年。

「プーアル茶」
う～ん、薬湯の香り・・・？
ビタミンＣが豊富、整胃腸、胎内脂肪分解、痩身、と、ここで効果あり、って書くと、薬事法に触れるのかな？
書き方が難しいですね。
１０杯程度楽しめます。
賞味期限なし。
５年ものがいいそうです。

「一葉茶・苦丁茶」
一枚の葉を棒状に丸めたもの。
日本では、まだ馴染みのないお茶です。
苦く、そして後味がほんのりと甘い。
これ一本で、１０杯いただけます。
いろんな意味で、酒・煙草・ストレスと縁の深いサラリーマンの皆さんにおすすめ、って感じです。

なんだか説明調になってしまいました。
「買え」
とは言わない。
だけど、散々薦められました。
例によって、４缶だと１缶おまけだとか。
こっちの特別おすすめのお茶を１つを、２つにするとか。
もうこの実演販売の話術の上手さには負けたわ。

　

あと、もう一つ。
ウズラ卵みたいに丸いのは、名前忘れてしまいました。
最近、無印良品でも売っているみたい。
ただ、無印のは、真ん中の赤い花はありません。
お茶を味わい、水中花として数日、目でも楽しんでくださいとのこと。

今回教えていただいた中国茶は、以上になります。
まだまだ他にも色んな種類があるみたいですね。