決して、田上のシャワーシーンに戦慄がはしったわけではありませんぞ。
ここまでゲストがサービスしちゃっていいの?
って感じだった、「ガリレオ」第4話だった。
サブタイトルは「壊死る~くさる~」だったが、「挑戦む~いどむ~」と言ってもいいような内容だった。
天才湯川に挑戦する青年登場。
湯川と田上の出会いは、湯川の学会の後。
が、実質の、存在を知るという出会いは、田上が5年前に書いた卒論を湯川が目にした時のようだった。
湯川が一目置くくらいの才能のある田上は、ある大学の研究室で助手をしていると言う現実に満足していない。
出来る事なら海外へ。
そして戦争が無くならない限り、食いっぱぐれのない軍事産業での研究に携わることを考えているようだった。
こんな二人の天才的科学者の出会いと、全く関係のなかったような、ある金持ち令嬢(なんか言い方が古臭いなー)の水死とが、繋がってゆく。
誰もが死因とは直接関係ないと気にも留めなかった、心臓麻痺で水死した死体にある、左胸のあざ(壊死)。
内海刑事だけは、それにこだわり続けた。
何故なら、科学者として信頼している湯川も、事件性を感じ取ってくれていたから。
(このあたり、うまく聞き取れてません、ちょっと違うかも・・・失礼します)
今回の事件は、冒頭から、田上が事件に直接関係しているシーンが映し出されるので、観ている側には当然犯人は分かっていた。
殺人は・・・単なる実験だった。
ネット上でいくらでもアクセス可能な世界中の軍事産業と、天才的才能を持った科学者。
人知れず、死に至らしめることが可能な兵器の発明、開発。
それが成功すれば、犯罪者ではなく、英雄として祭り上げられることにもなるのだと言う。
現実に、こんなことは十分在りうる話、今もどこかで・・・と感じた時、得も言われぬ戦慄がはしった。
これだけのヒントを提供して、ドラマの後に
「危険ですから実験は真似しないように」
もないのではないか。
気に留めることもないと思っていたあざに着目する者がいると言うことを、軽く片付けていた時点で、田上の作り上げたものは失敗作だと言い放つ湯川。
痕跡一つ残さない同様のものを作り上げる数式を湯川から手渡され、田上は自分の敗北を知ることになる。
内海刑事は、今日も頑張った。
笑いの部分も、しっかりと提供してくれた。
そうそう、そんな感じでやってくれればいい。
ちらっとだけ登場した北村一輝・・って、役名すら分からないよ草薙と言うのか。
本当は彼がメインキャストだと言うのにね。
今回もほとんど意味のない登場だったような気がするが・・・。
人間は計算式ほど美しくない。
見るに耐えないほど、醜い。
研究には誠実に取り組むべきである。
印象に残った湯川の言葉である。
(重ね重ね、うろ覚えで失礼)
「ガリレオ」公式HP
「実験」と称する殺人を行っていく。
今回の事件と田上を関連付けたのは
もしかしたらかつて湯川も若かりし頃
同じような思いを抱いていた?から
田上の犯行を疑ったのかなと思ったりするんですけどね。
まぁ確実な実証はないんですけど(笑)
湯川が若い頃同じような思いを抱いていたかどうかは定かではありませんが、一歩間違えば危険なものを生み出すことの出来る能力、という事には気付いていたでしょうね。
いつの時代にも田上のような危険な思想の科学者はいるようですし、何となく感じるものがあったのかも。
湯川はああ見えて、結構人の内面を見抜く術も持っていそうですしね。
今回のような作品を観ると、原作・・読みたくなります。
結構面白くて毎週見てしまいそうです
科学者とか芸術家というのは紙一重らしいし
結構自分中心の人が多いとか聞いたことがありますからありえる話かもと思ってみましたが
分けるのは良識でしょうか
でも怖い話ですよね考えてみると
『五年もかかっているようじゃダメだ」
あれが決め文句でしたね
良かったです。
キャラクターもそれぞれ魅力的ですし、話もテンポよく、映像的にも面白いので、つい引き込まれますよね。
出来ればもっと科学的に素人でも納得出来るだけの解説があるといいのですが、そこまでやるとドラマの性質上、危険、ということもあるかもしれないですね。
(素人がまねをする等)
良識ある科学者ばかりではないでしょうし、今回の話は、本当に怖かったですよ。
知らないだけで、同じようなことは現実に起きているのかもしれない気がしました。
湯川准教授、かっこ良過ぎですよね~。