「めぞん一刻」の初ドラマ化、と言うことで、見終えたらレビューを書こうと、響子さんの絵を準備していたのですが、PCが空いておらず、う~ん、今日は「風林火山」を書く日なんだけど、どうしよう、と迷いつつ、やっぱり見た順番どおり、「めぞん一刻」から書くことにします。
「風林火山」は、また明日ということで。
話は、おんぼろアパート一刻館に、新しく管理人として美しい音無響子がやってきて、それに一目惚れした浪人生・五代裕作と、それを見守る(?)一刻館の住人たちの、受験までの約3ヶ月くらいの間の話。
原作が連載中に一度映画化、それからTVでアニメ化された事がありますが、連載が始まって20年以上の間、ドラマ化されたのは初めてということ。
ドラマを見てみて、なるほど、実写でドラマ化するのは難しいという事があったからなのかな、とも思いました。
言ってしまえば、今や古き良き時代の恋愛ドラマ、ということになるんでしょうね。
ドラマ化されてそれを痛感したと言うのか、「純愛もの」独自の、見ていてかなりこそばゆい感じがありました。
原作は、作者ならではのメリハリの効いて元気なギャグが織り込まれていたからなのか、あまり読んでいて「こそばゆい」という気持ちになったことはなかったのですが、実写になると、その原作者流のギャグがあまり効いていなくて、恋愛色が強くなっていたように感じました。
実写でその通りに描くのが難しいからなのか、作り手の意図なのか、淡い淡い、・・きちゃないアパートが舞台ながら、世界がパステル調で、それからこれも意図的になのか、辛辣な批判になってしまうのか微妙なのですが、文化祭の劇のように見えてしまった・・・アパートの外観や、空の色などはきっと意図的なんだろうな、どう見ても大道具ですよ、という風に見えたので、それはそう見えるように作ってあったのだと思いました。
面白いことに、外観とは反対に、建物の中はとてもリアルに80年代前半の頃の中流よりちょっと下、という暮らしぶりが再現されていました。
あの時代を感じさせる柄のファンシーケースとか、三段のカラーボックス(色もあの頃よく売られていた色!)
なんだか凄く懐かしいものたちが並んでいました。
落ち葉焚きの風景も、今では見られない光景です。
主役の五代裕作(彼はオーディションで選ばれた新人なので、まあこんなもんかな?と思います)と、音無響子の二人の演技が、特に文化祭の劇風で、うーん、頑張っているんだろうけどな~、演劇部風で、とも言えない雰囲気。
その二人を見守るという名目で、好き放題に絡んで来る、という風に見えて、実は見守っているんだろうな、といった一の瀬さん、四谷さん、朱美さん、特に一の瀬さんの演技は見事に自然体。
それからちょい出ではありましたが、響子の亡くなった夫の実父の演技も深みがあって自然体。
セットの自然さ不自然さの融合に併せて、人物を見ていても自然さと不自然さの融合。
これは意図的に描かれたもの?
それとも、スルーしてレビューを書いた方がいいいもの?
一番強く感じたのがそれだったので、やっぱりスルーせずに書いてしまいました。
「僕が大学に合格したら、もう恋をしないなんて言わないでくださいね。
相手は、僕じゃなくてもいいんです。
恋をしてくださいね。
約束ですよ。」
最愛の夫を亡くして一年しか経っておらず、一生分の恋をしてしまったから、もう恋をすることはない、と言っていた響子さんに、初詣の時に五代君が言った言葉。
人はいいが頼りない、優柔不断、と前管理人が記録していた青年の人となりが、とてもよく現れていた言葉。
頼りなくて優柔不断だけど、人はいい。
そんな彼だったからこそ、響子さんの心の中の、ほんの片隅だとしても住人になる事が許されていくわけなんですね。
四苦八苦の末、(4989この受験番号は最高です、高橋先生)無事志望校に合格。
バイト先で知り合ったこずえちゃん、そして響子さんの通うテニススクールのコーチ・三鷹の出現。
こんな中途半端なところで話は終わる。
絶対続編作りますよ、という終わり方のようでした。
もしも続編があるのなら、なんだかんだと私は見るのだろうな、と思います。
五代君役の新人さんはもう少し慣れるかな?
エルメス響子さんには、もう少しだけ演技に深みが出るように期待したいな。
響子さんは、ただひたすらお上品な未亡人じゃないんですからね。
そこんところ、頑張って欲しいものです。
人の持つ暖かさを感じさせたお話でした。
いかにも義理人情、親切、ってのを前面に出していない、そういうものとは無縁のような人たちなのに、一言で、と思うとそんな言葉が出てしまう、不思議な世界、一刻館でした。
ドラマ「めぞん一刻」公式HP
10時過ぎからでしたが、観ました(休日出勤でして)。
自分もほぼ同じ感想を抱きました。セット感、演劇部感...、それ等から醸し出すユルさは分かりますが、狙いだとしても、ちと中途半端な感じはしましたねえ...。
五代君の婆ちゃん役の菅井さん、新潟弁が自然でした。流石の年期ですねー。
あの物語を2時間程度の尺でどう納めるのか、と思いきや、本当に途中で終わりましたね。夏頃に続編でしょうか。だとしても、パート5位までになりそうですよね。
だったら、2クール位の連続ドラマ化を希望しますねえ。
まあ、懐かしい気分でした。原作連載の当時、自分は未だ10代後半でしたからねー。
原作は後半になると、シビアな恋愛ドラマになりましたよね。ドラマとしての魅力は感じましたが、自分的には、前半のコメディータッチの頃が好きでした。特に、五代君家出篇と、婆ちゃん上京篇が最高♪
...単行本、取っておけば良かったです、やっぱ。引越の際、古本屋に売っちゃいまして。
メール、どうもでした。また追々、御返事しますね。
恋愛ものが苦手な犬鳥さんは、このドラマ9時から見てたら途中でしんどくなってしまったかも。
菅井きんさんも、書きませんでしたが、当然ながら自然体の演技でした。
方言の見事さは地元民でなければ分からないと思いますが、そうですか、そちらもでしたか。
ばあちゃん、自分1人で電話かけられるんだ~、ってついつい思ってしまいました。
小道具など、懐かしさを感じさせるものが多かったですね。
今回個人的にユルいと感じた部分、他に見ていた皆さんはどんな風に感じたのかな~。
ちょっと気になってます。
古本屋に出した本て、結構あとで後悔するものが多いですよね。
よ~くよ~く考えてから決断した方がいいみたい。
でも、場所も取るしね、難しいところです。
メール、あれがお返事だったので、そのお返事はあまり気になさらないように・・・恐縮です。
おまけに肝心の書き忘れたことですが、
「お仕事、頑張ってくださいね」
ここは一つ↑、響子さん風に、ということで。
ドラマの感想は、実は書き忘れていました。イヒヒ
今から書こうとPCを開けたのですが、もういいやって感じになったので
ここで少々語って終わります。
まず響子さんは、主人曰く役不足かな。
声の出し方(エルメスさんの持ち味だけど)や行動が優しすぎる。
そうそう、深みが無かったね。好きな女優さんなので期待してたけど・・
アニメの印象が強すぎるんでしょうね。。
でもかつて映画で演じた女優○原さんよりは良かったよね。
五代君は、雰囲気が良かったと思いました。
実物も好青年って感じがして好きなタイプかも~~(笑)
一ノ瀬さん・四谷さん・ばぁちゃんは秀逸でしたね。適役かと。
音無老人も渋くてグッドでしたし、大人しかったけど坂本君がちょっとツボでした。
セット(大道具)にしては、よく出来た一刻館でしたよね。
続編を作らないともったいないんじゃ・・なんてね。
膨大な内容の原作ですから、始めはテンポが悪いなと思ったんですけど
こずえちゃんと三鷹さんとの絡みを期待させちゃう終わり方が
やっぱり続編があれば見ちゃうでしょうね。
原作をすっかり忘れて4989受験番号は大ウケでした。
いろいろと有難うございました、さくらこさん。
4989?四苦八苦だったんですね(笑)
響子さんかわいい♪
このひよこエプロンは定番ですね。
ほんとに一見人情とは無縁のような住人なのに
暖かく楽しい。不思議ですよね。
いろんな意味でなくなってしまった世界で・・
心惹かれるのかもしれませんね。
やきもち焼き響子サンを
もう少しみてみたいです~
80年代の雰囲気というのも、
そもそも響子さんたちは
今に直すと僕の親ぐらいの年齢ですからねぇ
昔はこんなんだったんだ~と思いつつ
めぞん一刻をマンガでみたときの
トキメキをキタイしながらドラマを見ていましたw
もう少し元気な雰囲気もあっても良かったかな?
それにやっぱり、痩せてるって思いました。
ピヨピヨエプロンがぶかぶかでしたもんね。
エロ親父発言みたいでどうも~って感じですが、はちきれんばかりの肉体美も響子さんの魅力でもあるわけですよね。
(私が着たら最悪です)
五代君の子も、頑張ってましたよね。
髪型が普段はもっと今時風で、さらにかっこいい青年って感じですよね。
番線で出ていたバラエティー番組での、甘利の天然ぶりにだったんですよ。
周りを固めるベテランたちは見事でしたね。
彼らに、ドラマの中でも実際の演技でも、とても助けられていたように思います。
レビューをやめた分、たくさんコメントを書いてくださって、どうもありがとうございました。
実はドラマをご覧になった、ご主人の反応がとても気になっていたんですよ。
以前ドラマレビューで出会った方で、このドラマ見られている方はいるかな~、とあちこち見て回っていて、くろねこさんを発見しました。
ドラマの中で、朱美さんもそれらしいことを言っていましたが、五代君は苦労をさせられつつも、他の住人たちに温かく見守られているんですよね。
今のマンション、小奇麗なアパートではこんな住人どおしの関係って、あまり考えられません。
上品な響子さんも素敵だけど、取り乱したり怒っているところも可愛くて魅力がありますよね。
続編があるなら、きっとそんな姿も見られることでしょう。
8cmk2さんにとっては、親の時代、響子さんたちがちょうどお母さんの年代なんですね。
80年代って、そんな昔のことだったのか・・。
バック・トゥー・ザ・フューチャー日本版って感じ?
私にとっては、そんな過去のこととは思えないです。
あの頃聞いた曲や歌って、今聴いても新しい!と感じるし。
サザン(桑田さん)やユーミンだって、過去の人とは思えないから。
でも、大学の合格発表の光景なんて、今とは全然違いますよね。
今回はTBが不調なので、大河ではなくてコチラへコメントしますね(汗)
めぞん一刻、所々飛んでしまいましたが見ましたよ~♪
岸本さんの一ノ瀬さんがかなり、ツボにハマってましたね~☆
80年代と言うこともあって、かなり懐かしさを感じました。
惣一郎さんが、かなりモコモコになっていたのが驚きましたが。。。
それにしても・・・終わり方が何だか中途半端でしたよね!?
五代くんの娘役が春香ちゃんだったので、原作にハマっていた僕は、誰との娘かわかりましたが。。。
この続きは、何れするのかな??
でも「めぞん」の方にようこそ。
ありがとうございました。
飛び飛びでも見られて良かったです、こうしてお話が出来て嬉しいです。
80年代の雰囲気がよく出ていましたね。
私も懐かしかったです。
でも最近、ファッションのところどころで、この時代風の柄など見かけるような気がしますよ。
惣一郎さん、随分高級犬になってたみたいな・・。
あれは白い雑種犬で良かったんだけど、なかなか演技も出来るぴったりの犬がいなかったのかな?と言うことにしておきましょう。
五代君の娘、山之内家の姫さんでしたね~。
彼女は、なんだか色んなドラマによく出るみたい。
夏休み頃とかに、また続きをやるのでは?と期待しています。
どうなのかな~。