「お由羅騒動勃発」と言うような話だったように思いますが、今回のサブタイトルは「桜島の誓い」。
於一が、藩で起きた悪事の全てを背負って自害した調所の仮の墓を桜島が見える場所に作るのですが、その時於一が心の中で感じ、誓ったこと、と言うことなんでしょうね。
自分に与えられた役割、そして覚悟、天命。
誰かの罪を被り一生を終えることなど、天が望むわけがない。
同じ藩の者同士が対立し、争うことなども。
そういう憤りが、若い於一のこれからの何か原動力に繋がっていくんですね。
私の心は私のもの。
誰にも縛られない!
ということのようですが・・・。
謹慎処分を解かれた於一の父・島津忠剛。
こんなことになるとは思いもせず、自分らの行動を謝罪しに来る西郷吉之助。
父が許しても、自分が許さんと、於一の兄・忠敬が吉之助に木刀で向かっていきますが、力の差は歴然。
吉之助が何太刀か受ける間に、はい、庇おうとした於一と吉之助の物語チックな顔合わせがあります。
於一の兄にしても、肝付尚五郎にしても、ヘタレ~なイメージがありますね。
すっかり於一の掌で転がされてる尚五郎。
強くなりたい!と言う一心で(於一に馬鹿にされたくないと言うのが本音?)、吉之助らが剣術をしている場所へ出向き、稽古を付けて欲しいと申し出ます。
そこで出会った大久保正助(後の利通)らの話を聞いていると、どうも調所の評判が宜しくない。
抜け荷のこととか、贋金作りの噂までされているからさあ大変。
それ以来、尚五郎は、調所とはあまり近寄らない方がいいのでは、と思うのですが、そんな時に、調所から於一に「うちに遊びにおいで」とラブレターが。
於一に頼まれたって死んでも行くものか!と言った割りに、結局一緒に行ってる尚五郎。
急に江戸に行くことになり、長くなりそうなのでその前に於一に会いたかったのだと調所。
前回は密輸入のお菓子、今回は最後の一枚と言う贋金を於一に渡します。
なんかもうこの辺で、既に調所は覚悟をしていたみたいですね。
役割を超えて、共に生きていく手立てはないのか?
と言う於一の言葉への答えは、「ない」、と言うのが悲しかったです。
主役特権と言ってしまえばそれまでですが、調所は於一の中に、唯の少女ではない何かを感じていたから、こんな風に接していたのでしょうね。
亡くなる間際にまで思い出してるもんね。
はあ・・、やっぱり主役特権ですか。
前回何の証拠も見つからないと、上手く根回ししていたはずの、琉球での抜け荷と贋金作りまで、今回はしっかりと発覚してしまってました。
おまけに斉彬の幼い子供たちが立て続けに亡くなって行くと言うミステリー。
斉興の側室・お由羅の呪詛調伏のせいだと言う噂でしたが、その証拠の呪いの人形が出てきます。
調所は薩摩藩邸にて服毒。
斉興は、藩の膨大な借金を無くし財政を立て直すなど、調所の有能さを買っていたようでしたね。
彼の死を悲しんでいました。
その横で、「これで綺麗さっぱり~、まあ怖い~」と言ってのけるお由羅、恐るべしです。
薩摩で苦しい生活を強いられていた藩士や農民たちは、調所の死で、沸き返るのではと思われましたが、斉彬が藩主となることを望み、調所の一派を襲った者たちが書いた斉興の隠居を願う文書を、よりによって斉興に見つかり、それによって切腹を言い渡されてしまいます。
心労の耐えない島津忠剛。
体調も思わしくないようです。
紀行でヘタレキャラの肝付尚五郎のその後、「小松帯刀」の紹介がされていました。
石像・・まだ新しそうでしたが、なんだか顔立ちがこのドラマの瑛太さんに似ているように見えて、面白かったです。
「お由羅騒動」(Wikipedia)より
ご参考にどうぞ・・・
「篤姫」公式HP
でも調所はイイ悪役でよかったです。
ということで今年もよろしくお願いします。
あの時代の人にしては小顔っぽかったですよね?(笑)
戦などのロケは必要ないでしょうから、今回のロケは桜島ばかりになるのかな~と思ってあのシーンを見ていました。
贋金を埋めた場所に自分のかんざしを挿して・・・・誰かに取られそう~~(汗)
>役割を超えて、共に生きていく手立てはないのか?
と言う於一の言葉への答えは、「ない」、と言うのが悲しかったです。
そして重かったですね・・・去年の大河とは違う重さで正直戸惑っています。段々乗れるようになるのかな・・・う~~ん(><)
以前お由良騒動のドラマをテレビで見ましたが
やっぱり悪女でした
自分の息子を藩主にするためにかなりあくどい事をやったようですね
あの時は調所もその一味でしたが
お由良は本当に呪詛したのかも
なりあきらが死んで自分の息子が実権を握るのですから
それに控え於一の両親はけなげですね
尚五郎確かにちょっと於一に引っ張られているかもですね~成長を楽しみに
なかなかですよね。この先の展開が楽しみですになってきましたよ。
於一周辺の男たちより、下級武士の方が骨がありそうですね。調所は良い人になってましたが、お由羅は悪女でやるようです。
藩のために死ぬ
それが己の天命と考えている調所広郷
これからの国のための政治を行うのか
目の前の民を救うための政治を行うのか
どちらか一方しか選ぶ事が出来なかったのか
それを考えると
調所の生き様には切なくなります。
もしかしたら
調所一人で考えるのではなく
皆で色々と考えれば、「役割を超えた手立て」というのが
あったのではないかと思ったりもするんですがね。
とりあえず、もうしばらくは薩摩の暗い時代が続いてきます。
於一が斉彬に出会うと物語は面白くなってくると
思うんですが、それまではもう少し我慢が必要ですかね(笑)
後ほど必ず書きますので、お待ちくださいね~。
それにしてもお由羅…本当の悪女ですね。
於一の兄はともかく、尚五郎なんて歴史上結構活躍した人っぽい紹介もされていたので、ずっとあんな調子ではないとは思いますが・・。
「イイ悪役」ってのがまた新しい響きがあって良いですね!
お由羅が一緒だと、斉興さえイイ悪役のように見えてきます。