11月中旬のことです。
母が亡くなりました。
9月初旬から続いていた「実家のゴタゴタ」とは、母が倒れたことでした。
母は先天的な筋肉の病気を持っていて、普通の寿命は全うできないと言われていました。
45歳ぐらいでもしかしたら、なんてことを病気が発覚した際に言われたそうですが、60歳まで生きました。
52歳の時に呼吸器に支障が出て、呼吸を補助する機械を使うようになりました。
54歳の時に別の内臓疾患で入院し、退院した3日後に足を骨折、車椅子なしでは移動できないようになりました。
退院してからは大きなことが起きずに5年がたち、この夏に還暦祝いをしました。
還暦を迎えられたなぁ、と感慨に耽りました。
このまま65歳ぐらいまで生きられたりするかもね、なんて父と話していました。
それから2ヶ月経つ前に倒れ、2ヵ月弱の入院生活の後、息を引き取りました。
還暦の誕生日からちょうど4ヵ月後の日でした。
母が普通の人より早くこの世を去ることを、私は小学生の頃に知らされていました。
足元がおぼつかなくなっていく等の症状を側で見てきましたが、
母が長くないということを最も実感したのは8年前の入院時でした。
そう遠くない未来に母はいなくなるんだ、と理解した上でこの時を迎えたわけですが、それでもやっぱり悲しいです。
また、去年の3月に16年近く飼っていた猫を亡くしています。
この時、多くのことを後悔しました。
ああすれば良かっただろうか、こうしなければ良かっただろうか。
何をしてもしなくても後悔するのだろうと後々に思いました。
母が倒れ、生死の淵を彷徨っている際、
「何をしてもしなくても後悔するのだろうけど、とにかく考えて考えて考え抜いて選択しないと、その後悔は大きくなるはずだ」
と自分に言い聞かせながら、父と必死に考え、いくつかの決断をしていきました。
当然というか、後悔はあります。
でも、色々なことに不自由が出た母をほとんど家で過ごさせることが出来たことは良かったと心から思います。
家族には全力で甘える、寄りかかる母でしたので、自分の心含めて折り合いをつけるのが大変でしたが、
やりきった達成感と言いましょうか、その辺の悔いはあまりないのです。
1ヵ月半が過ぎ、法要や返礼などは一段落つきましたが、
「しっかり送り出さないと」と気張っていたことや、「落ち着くまで」と抑え込んでいたものが、
色々と吹き出しつつあるようで、涙が溢れそうになることがあります。
無理に納めようとも思わないので、自然と消化していけたらなと思います。
そんなこんなで、今年に入って徐々に落としていた体重6kgぐらいのうち4kg近くが戻ってしまっています。
今年中に70kgを切りたいと思っていたけど、無理かもなぁ
でも、こんな大きなことがあったのに大崩れしてない(4kgなんて小崩れですよ。ほら、元は20kg近く太ってましたからね
)のは、
何年もかけて自分と向き合ってきたおかげだと思うんです。
完全なコントロールは無理でも、観察はしっかりできてるので「そろそろヤバイぞー」というブレーキが自然とかかる。
それに、体と心の両方が暴食を少し受け付けなくなってきてるのも、この数年の成長の賜物
というわけで、来年こそBMI25未満(一般的に「標準」と言われる値)の67.8kg未満を維持することを目標に。
まぁ、ボチボチとですよ。
心の平穏が一番ですから。