日頃のあれこれ

日頃の思いやマンション管理について書いてみます もうすぐ禁煙も11年を迎えます。

成果主義って何?

2005年06月10日 | 日頃思うこと
「成果主義」聞こえはいいのですが、「成果」ってなんでしょうか? どうも経営者にとって、また上司にとって、「愛い奴」を引き上げて、かつ総人件費を下げるための道具ですかね?

 弊社にも導入されたのですが、「成果」がはっきりしません。フィードバックとして本人の成果を伝えることになってはいるのですが(それすら明文化されていないような気がする)非組合員(小生もそうですが)には、「それとなく察しろ」という感じで、成果は??のままです。現実には、ほとんどの人間がかなりの減給となっている模様です。直接の上司に対して、「評価」を聞いたら、「聞かないほうがいいんじゃないの?」とのセリフ。「いままでがもらいすぎなんだよ」とも、、、かなり上からの受け売りみたいですが、、、、

仕事はそれほどできなくても、「売り込み」がきつくプレゼンテーションがうまい人間は高評価を得られる可能性が高く、おとなしい人間ほど、下げても何も言わないよとばかりに評価を下げられます。売り上げ拡大は望めない時代なので上司の成果はいかに固定費を下げたか?などですから、下はたまったものではありません。一人だけ、超高評価者をだし、のこり大部分を下げれば評価能力あり、固定費を削減でき、高い評価を上司自身がえられるのですから、成果主義など、ほとんどの人間がアンハッピーな制度となるだろうと思います。

さらに運用においては酷いことがありました。導入時に「最大枠」として、時間外が5万円という線を引かれ、当時自分の部下連中はみんな残業が150時間、時間外の額が20万以上という現実で、連中は軒並み「ばっさり」減給になりました。しかも、そのコース(成果主義、時間管理なし)への応募を管理職を通じて強制しておきながら、「自発的に申し込んだ」署名まで集めるのですから悪質です。署名させるのに大変な思いをし、今でもうらまれています。成果主義の目的は総人件費の削減が主目的で、馬、にんじんの理論ではみなは働かないと思います。ごく一部の若くて元気があり、優秀な一握りだけのための制度かもしれません。新聞などマスコミがこういうものをもっと批判してほしい、一部の人間だけが良い思いをする日本にならないように、声を上げるのはマスコミの大きな仕事かと思っています。

人の体のどの部分にも貴賎はない、血液を必要とするのはどこの部分も同じ。企業だって、一緒だ。
頭が自己主張して、手足の末端を粗末にすると怪我もするし、病気にもなる。

正論だと思うけどなあ、、、、

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