2023.12.14
3ヶ月に1度の外科の外来。
もはやなんのためのものなのかわからなくなっていたけど、「手術どう?」
言われて思い出した。
そうだ、結局のところこれなんだわ・・
薬変えてみたけどあんまり効果なさげだし、副作用なのか気持ち悪くて転がってるだけの日も増えたしなんかもう薬イヤー状態で。
これが解消されるんだったら思い切ってみようかな、でもやっぱり・・まだまだ迷ってるけどとりあえずは現状を詳しく確認することに。
MRIの予約入れてもらった。
2023.12.19
お薬の外来、手術するかもだけどまだ未確定だから今日はお薬。
飲み薬が結構難関で・・錠剤は思ったよりすんなり飲めるようになったんだけど飲むタイミング逃しがち。
朝起きなくてそのまま夜まで寝てたりするともう無理だし、気持ち悪くて転がってる時だとお水飲むだけでなにか戻ってきそうでどうしようもないっていう。
まあそんなことを話したら、飲めなかった分はスルーしていいから期間中だけ飲んでって。
後ろに回して飲んで休薬期間が短くなる方が良くないんだってさ。
2023.12.25
MRI撮りの日。
なんだけど、病院でのMRI枠が半年先までうまってるそうで提携先のとある病院へ。
予約時間の15分前に来るようにっていう指示だったんだけどこれにぴったりで到着。
謎の達成感にひたってたら、前が詰まってて30分ほど待つことに。
あれあれ?
多分もうちょっと待ち時間があったものの無事に撮り終わり、年内の病院関係はこれにておしまい。
2024.1.11
MRIの結果を待っての外科の外来。
あまり良くない、数値も高めだしこれは予想通り。
手術で問題の箇所をきれいに取り切れたとしてもその後何事もなく過ごせるのは全体の3割ほどで他はまたなにかしら起こるらしく。
これは前にも聞いたしそのときはそんな確率ならチャレンジする気はないって却下したんだった。
その後のお薬が結構効果あったからもしかしてこのままいけちゃう?なんて期待もしたんだけどね、結局は失速してさらにあれこれあって今に至る・・だからなー。
このまま薬続けててもいずれ行き止まるよってさらり言われてがっくり。
それはわかってるけど考えたくなかったな。
まだまだ迷い中だけどともかく転移先の専門の先生につないでもらうことに。
2024.1.16
お薬の外来。
手術考えてるんだって?と言われまだ迷ってるって答えた。
けど、もしそうするんだったら点滴で入れる薬は休薬期間あけないといけないからちょうどよかったねと言われて・・
これはやっぱりその方向へ向かうが吉なのか?なんて思ったり。
そんなこんなで今日は点滴なし、飲み薬もなし。
2024.1.19
そして3人めの先生の外来。
MRIの画像確認しながら淡々と説明をしてくれる。
・腫瘍は確認できるだけで6~8個くらい
・手術がうまくいっても8割くらいは再発する
・長い手術になるからその最中に何か起こることもないわけじゃない
・術後の経過によっては長期入院になるかもしれない
まあ、後のふたつはごく当たり前のことと思うけどふたつめのは・・
聞いてたのと違う、もっと厳しいよなんなの??
で、8割に絶句してたら先生はやっぱり淡々と、逆に言えば2割は安泰ってことだからって。
なるほどそうですねーってなるかい納得いかんわ><。
2024.1.26
1週間、ぐるぐる迷って迷って、母にも話してまた迷って、でももう仕方ないかとも思いつつ再び外来へ。
覚悟を決めたよ。
ちょっとこの間のことは・・
2024.2.19
いざ入院。今回も長い(予定だ)から大荷物だよー
9:30 が指定の時間なんだけど、その手続きの前に例のあれをしておけと。
そう、コロナの検査・・鼻ぐりぐりされるやつ。
だからそれを見越して9:00には着いていようと思うと家を出るのは何時?
ああ通勤ラッシュ真っ只中、そんなところに大荷物抱えて乗り込むのいやだなーでも仕方ない。
ともあれ到着して検査受けて入院受付してお薬外来通って(ほぼスルーだよね、だって飲んでる薬ないもの)最後にパジャマレンタルの申込していよいよ病棟へ。
面会時間外だからって、付き添いで来てくれた母とはここでばいばい。
荷物持ちきれないからって言ったら案内してくれた事務員さんが運んでくれて・・前は部屋まで一緒に来てもらった気がするけど変わったのかな。

部屋はもちろん今回も個室。
窓からお城が見えるよー真っ正面だよーやったー☆

で、さっそく荷物開こうと思ったら・・術後ICUとかHCUとか入っている間に部屋を移動するかもしれないから明日までに荷物は全部袋にまとめておいてといわれてがっくり。
今夜一晩のために必要な分だけ出すわよもう、それに着てきた服や靴もしまわないと。
まずはレンタルのパジャマに着替えて、検査待機。
入院中は予約入れるのではなくて空き時間が出来たときに呼ばれるシステム。
今からおいで~って。
あとは手術前後の注意事項とか荷物の確認したり、先生がふいっと現れて明日がんばろうね~って言われてあわあわしたり。
リハビリ担当の人と術前の状態確認して、術後の計画を聞いたり。
この担当の人、前回と同じ人だった!
会えてうれしいけど状況が状況だし複雑だわーなんて言い合ってちょっとホッとした。
お昼と夜に食事ありだったのにびっくり。
普通に食べていいのか前日に(まあ、指定はなかったから朝食は取ってきたけれども)。
19時以降は絶食、翌朝6時以降はプラス絶飲ってことでこれは厳守せねば。
夕食後はせっかくパソコンもってきたんだからってradikoで談春さんゲストのラジオ番組をチェック。
これでnhk+もTver.もいけるからテレビいらないわ、ほんと便利で助かる。
消灯時間は21時?22時?なんかあやふやなのは個室はわりとのびのびできるからよくわからんのよね。
22時過ぎると、自分で電気消しますか?ってやんわり早よ寝ろ言われるからそのくらいなのかも。
明日必要なもの以外は全部片づけて就寝。
と言ってもそう簡単に寝られない。
別に緊張してるとかそう言うんじゃなくて・・いや、今回はちょっと怖いんだよね。
もしもがほんとに起こるかもしれないっていう妄想がちょいちょい浮かんできて、それだったら何かしておくことがあるんじゃないの?って考え出してぐるぐるぐるぐる。
横になっても結局そんな状態で、結局いつ寝たんだろう。
2024.2.20
5時頃、すっきり起きた。
あ、まだお茶飲める。
ちょっとだけお茶飲んではみがきしてぼんやりしてたら術衣が届けられ・・
いよいよかとげんなりしてくる。
時間になって着替えて準備おっけーと思ったら立会人の方来られてますか?と聞かれてそういえば・・と。
着いた?とLINEしたけど既読つかず。
電話したら待機場所にいるよって。
確認できていざいざ出発。
手術室のある階まで看護師さんに連れられて自力移動。
スカスカする感じの術衣来て歩くこの時間がなんか変なのって毎度思う。
これから手術に臨む患者さんたちとその家族さんたちがそこここで話をしている待機場所の光景もなんかもう・・
母に貴重品入れてる袋託してじゃあねって言ったら、唐突に、絶対に戻ってくるのよ!って。
やめてよもう、そんなこと言われたらやっぱり怖いじゃん、泣いちゃう><
といっても泣いている場合でもなく、そこからはもう言われるがままに動いてあっという間に手術室へ。
本人確認して書類の確認しておっけーなったら麻酔・・これがいろいろこわくて痛くてほんともう、いやー
麻酔かける前に眠らせてくれ。
その後はすとんと記憶なし。
ICU に移動して無事に終わったみたいなこと言われたような?くらいでほぼ記憶なし。
2024.2.21
寝たり起きたりを繰り返す。
おもったより痛みを感じないのは痛み止めががんがん入っているからかな。
もう前後わからないけど、
温かいおしぼりで顔をふく
ちょっとだけベッド起こしてうがい(吸い飲みでちょっと含んでガラガラして顔の横に当てられたトレイにぺってする)
床ずれ防止に体勢変えるよって言われてベッドの柵つかんでどうにか半身浮かすとすかさずクッション差し込まれる
こんなことがあってそれから酸素マスクが鼻からのチューブに変わる。
これきらいなんだよー気持ち悪くて、でも上からマスクつけたら安定するのかわりとマシだった。
そして午前中のうちにHCUへ移動、ベッドごとごろごろ運ばれる。
その部屋にリハビリの担当の人来てくれて、リハビリ・・ほんとにこの状態で?
いやまあ何をするかって立って歩いてみるだけなんだけど、立ちたくないどころか体起こすのもいやだよ今は。
でもずっと寝ててもいいことないし、思い切ってみる。
ベッドで上体起こして支えてもらってゆっくり足を下ろす、そして立つ・・これだけでもう大仕事だよ。
まだいっぱい管とか針(実態は細いチューブ?)とか繋がっている状態で、それがまとまってる点滴スタンドをひきずって、もといすがってよろよろと歩く。
そういえば髪ボッサボサだよなー見えないけど、てなこと考えながらゆっくりゆっくりあるいて30メートルほど。
そこにある体重計にのるのが今回のミッション。
どうにかたどりついてやっぱりよろよろとのってみると・・増えてる・・いや動いてないけど食べてないしっていうか結構な量切り取ったんじゃなかったっけ、どういうこと?
2キロ増えてますってつぶやいたら、ああ点滴いっぱい入ってるからねぇってなんでもないことのようにいわれてしまったさ。
どっちの部屋にいたときだったか、レントゲンを撮られた。
簡易的な?機械が部屋に入ってきて、背中に板敷かれていきますよ~からもう一瞬。
板を敷くためにちょっとだけ背中浮かせて、とか横向き撮りたいからちょっと横向いて、とかもう・・しんどい。
2024.2.22
ねこの日だ、結局KALDIのネコの日バッグは申込し損ねたしファミマにもベローチェにも買いに行けないのつまんない。
またも午前中のうちに移動、こんどは病室へ。
ベッドごとごろごろ運ばれてどこの部屋に入ったのかわからないけど、前のところと違うのは明らかだ。
お城見えないところかなー確認できないけど。
担当の看護師さん、目が印象的であれなんだかこれは・・と思っていたら、覚えてます?前にもって言われて声で確信。
名まえも口をついて出た、覚えてるっていうか忘れるわけないじゃない、この病院きて一番最初の不安な時、術前でちょっとパニクってた時すごく助けられた人だもの。
退院してお薬はじまってからもしばらくはばったり会えたりしてたんだけど曜日が変わってからはまったく・・だったから。
会えてうれしいけど状況が状況だしってどこかでしたような会話再び。
なんとお昼からご飯はじまったけどまったく食べる気にならず。
正直点滴どばどばでお腹すく余地なしって感じ。
それに軟食だからおかゆなんだけどこれが大量どーんに見えてますますげんなり。
まあ、ご飯食べられないから点滴してるわけで、食べられるようになれば点滴は終了するわけで、だから食べなきゃなんだけど、まず点滴をとめてくれー
夕飯もそんな調子でほぼ食べられず。
今週はずっと天気悪かったんですよーってリハビリの担当者さん。
部屋まで担当者さん来てくれて、部屋からナースセンターあたりまでを往復。
明日からリハビリは3連休なので、自分で出来る範囲で動いてくださいねってすごいいい笑顔だった。
お休み楽しんで。
今日は左手の点滴が抜けたけどまだまだ序の口。
2024.2.23
明日のホテルキャンセルするの忘れてた!と思い出したもののどうにもならず。
まずどこだか思い出せない、パソコンあければわかるけどまだ出せる状態じゃないしもうだめだ後で連絡いれよう、ライブもこそっと欠席さ。
チケット取ったときはこうなるなんて予想も出来なかったからなー悔しい。
またレントゲン撮りがあったんだけど、休日は部屋にきてもらえないらしく車椅子で運んでもらってどうにかこうにか。
その後、リハビリ気分でデイルームまで空のペットボトル捨てに行った。
そういえば、やっぱり部屋からはお城は見えず、デイルームの大きな窓からぼんやり眺めるっていう前回と同じパターンになったよ。
今日はお腹の管抜けたけどまだまだ。
2024.2.24
今日から普通食、どうにかそれなりに食べられるようになってきた。
背中の針抜けるまではシャワーだめなんだけど、今日は体拭いてもらって着替えて髪洗ってもらってちょっとすっきり。
点滴スタンドがらがらしながら病棟をぐるっとひとまわり、デイルームでお城眺めて休憩。
それから、部屋のベッドの位置をちょっと変えてもらったら妙に広いスペースができたから、思い出したように部屋の中をぐるぐる歩いてみたり。
尿管抜けたからもよおしたら自力でいかなきゃなんだけど、ちょっとでも近い方がいいから反対側から降りるようにしたいって言ったら管があるから無理でそれならベッドを移動しましょうってことになって。
これがいい感じに作用したね。
右手の点滴抜けた、尿管抜けた、首の点滴は止めてるけどまだ用心のため抜けない上にポートも使えるように準備しようかって・・あれだよさーんっぽすっすんでにっほさっがる♪いやいっぽか。
もうどっちでもいいわ。
2024.2.25
さあ、首の点滴抜けたよー
これは看護師さんではできなくて担当の若い先生が抜いてくれた。
ちょうどパソコンでブギウギ見てるところにこられたんだけど、もうお仕事ですか?なんて言われていやいやテレビですよ朝ドラですって。
なんて言ってたら、ああなんか評判いいみたいですねーって、そこで OSK好きなんで楽しんでますって返したら、えっとおーえす・・なんです?
ちょっと張り切ってOSK語ってしまったわ☆といっても成り立ちと笠置シズ子さんとの関わりと今をさらっと程度だけど。
そのまま総合とEテレをあれこれ見てほぼほぼ追いついたかな。
休日は病院全体がなんとなく静か。
多分昨日も一昨日もそうだったんだろうけど特に気づかなかったな。
なかなか声が元に戻らない。
麻酔中に酸素の管をのどにつっこむことでそうなる人もいるんだって。
前もそうだったから私はそういう人なんだろうな、でも今回は長い・・それでもちょっとずつ・・
そういえば手術の事ちゃんと聞いてなかったなーと思って母に聞いてみると、手術は9時間越えで取った腫瘍はなんと12だったって。
わーびっくり。
2024.2.26
月曜だ、リハビリの担当者さんがむかえに来てくれて今日からはリハビリルームで、のはずだったんだけどなにやら血液検査の結果で血栓ができてるかもしれない値が高かったそうで・・大事をとってリハビリは止めておきましょうということに。
えーがっかり。
っていうか、血栓ってまたこわいやつ・・
あんまり動いたりしない方がいいのかな、でもそうしなさいなんて指示もないのよね、なんだろう。
2024.2.27
起きてデイルームにペットボトル捨てにいったらあら空がすてき!
携帯取りに戻ってパシャパシャ

朝イチに主治医の先生と担当の先生がご来訪。
だいたい診察時間のちょっと前あたりになるからこっちは朝ごはん中なのがパターン。
数値も安定してきたし管も全部とれたし、そろそろ退院の日決めようかって。
きたー唐突に退院話!前もそうだった、今こんな状態で返されても・・って困ったけど、今回は違うわ帰れるものなら帰りたい。
でも血栓云々はどうなった?を聞いてみたら、手術の影響でその数値があがったりすることもあるからそれかなと思っているけど一応明日エコーねって。
それにまだちょっと熱がでることもあるからもうちょっと様子見もして、明後日以降でいつがいい?だって。
相談してまたお伝えします、でとりあえず終わり。
どうしたものかと思いつつ、月またぐとややこしいから今月中に出たいな~と相談。
ついに背中の管抜けた。
これでシャワーできる!はずが、今日はまだ待ってってお預けくらった。
抜いた当日はまだ避けた方がいいんだってさー
2024.2.28
入院中の検査は空き時間にってことで、足のエコーは今日のどこかでっていうざっくりした予定。
いつ呼ばれるかわからないからシャワーは終わってからかな。
となるとパソコン出すのも片づけに手間取ったらいけないから、のんびり読書タイム。
一昨日あたりから、ベッドに横になるより椅子に座っている方が楽だな。
思ったより早く、お昼前に呼び出し。
もうそこそこ歩けるし場所もわかるからひとりでのそのそ。
エコーは術前に腹部を撮ったけどこれがぐっりぐり痛くてね、今日は足だけどどうなんだろう。
・・多少痛いこともあったけどおおむね問題なくあっさり終了。
部屋に戻ったら昼食にはまだ間がある時間、これはチャンスでは??
さてさてシャワータイムだよ~
お腹の傷には小さい四角いテープが点々と貼られていて、これは自然にはがれるまで無理に取っちゃダメなんだって。
管を抜いた後は今はまだふさがりきっていないから絆創膏貼ってある。
この傷はタオルでごしごししないで泡立てた泡でぽんぽんと触れる程度の洗い方をするべしと。
そんなこんなでようやくすっきりさっぱり。
部屋に時計はないから必要なら持参せよって入院パンフに書いてあったから持ってきた。

見た人の反応は・・そっと目を逸らす人とミッチー!?って言う人にわかれてた。
で、ミッチー!?の人は、こんなグッズがあるのねーでいつから好きなの?って質問する人と、私の推しはねって教えてくれる人にわかれてた。
いろいろ聞けて話せて楽しかったよ~
午後になってリハビリの担当者さん、エコーは済ませましたよって言ったんだけど結果がでるのは夜になりそうだから今日のリハビリもなしに。
で、明日退院だからってことで家に帰ってからの注意事項などなど聞かせてもらってさようならを。
2024.2.29
いよいよ退院の日。
結局エコーの結果聞いてないんだけど退院処方がでたり次回外来の予定がでたりで着々と準備が進んでいくから問題なかったのね。
荷物をまとめて忘れ物チェックしてもらって肝心のリストバンドを切ってもらって、これですべて完了。
家に帰れる♪
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
帰りはタクシーで。
トランクあけてキャリーとかささっと入れてくれて、ごく普通の運転手さんと思っていたら・・
行き先と行き方を聞かれて母が答えて私は黙って座ってた。
タクシーで世間話とかって苦手でさ。
しばらく沈黙が続いてちょっと寝そうになった頃、運転手さんがあれこれ話しかけてきてぽつりぽつりと母と会話が。
最初のうちは月末は車が多いとか、この業界も大変でねとか、政治家なんとかならんかねとかそんなことを次々と。
それが唐突に、病状はどうなんです?って。
母も反応できなくて黙ってたら、いや検査ですか?って続けてきて。
それでも黙ってたらさらに、大腸がん?胃がん?って。
そして、ステージは?よん?って。
流石にイラッとしてなんか言ってやろうかと思ったものの口開いたら泣きそうだった。
ステージなにかなんて考えないようにしてるのに、なんで赤の他人のおっさんにそんなこと言われなあかんねんふざけんな!
でも何も言えなくて、そっとタクシーカードを一枚ポケットに・・
通報するかどうかはともかく一応ね。
ああでも、いっそのことボロボロ泣いてやればよかったかな、どんな反応しただろう。
かえって喜ばせちゃう気もするな。
過去いち最悪なタクシードライバーに遭遇・・
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
3ヶ月に1度の外科の外来。
もはやなんのためのものなのかわからなくなっていたけど、「手術どう?」
言われて思い出した。
そうだ、結局のところこれなんだわ・・
薬変えてみたけどあんまり効果なさげだし、副作用なのか気持ち悪くて転がってるだけの日も増えたしなんかもう薬イヤー状態で。
これが解消されるんだったら思い切ってみようかな、でもやっぱり・・まだまだ迷ってるけどとりあえずは現状を詳しく確認することに。
MRIの予約入れてもらった。
2023.12.19
お薬の外来、手術するかもだけどまだ未確定だから今日はお薬。
飲み薬が結構難関で・・錠剤は思ったよりすんなり飲めるようになったんだけど飲むタイミング逃しがち。
朝起きなくてそのまま夜まで寝てたりするともう無理だし、気持ち悪くて転がってる時だとお水飲むだけでなにか戻ってきそうでどうしようもないっていう。
まあそんなことを話したら、飲めなかった分はスルーしていいから期間中だけ飲んでって。
後ろに回して飲んで休薬期間が短くなる方が良くないんだってさ。
2023.12.25
MRI撮りの日。
なんだけど、病院でのMRI枠が半年先までうまってるそうで提携先のとある病院へ。
予約時間の15分前に来るようにっていう指示だったんだけどこれにぴったりで到着。
謎の達成感にひたってたら、前が詰まってて30分ほど待つことに。
あれあれ?
多分もうちょっと待ち時間があったものの無事に撮り終わり、年内の病院関係はこれにておしまい。
2024.1.11
MRIの結果を待っての外科の外来。
あまり良くない、数値も高めだしこれは予想通り。
手術で問題の箇所をきれいに取り切れたとしてもその後何事もなく過ごせるのは全体の3割ほどで他はまたなにかしら起こるらしく。
これは前にも聞いたしそのときはそんな確率ならチャレンジする気はないって却下したんだった。
その後のお薬が結構効果あったからもしかしてこのままいけちゃう?なんて期待もしたんだけどね、結局は失速してさらにあれこれあって今に至る・・だからなー。
このまま薬続けててもいずれ行き止まるよってさらり言われてがっくり。
それはわかってるけど考えたくなかったな。
まだまだ迷い中だけどともかく転移先の専門の先生につないでもらうことに。
2024.1.16
お薬の外来。
手術考えてるんだって?と言われまだ迷ってるって答えた。
けど、もしそうするんだったら点滴で入れる薬は休薬期間あけないといけないからちょうどよかったねと言われて・・
これはやっぱりその方向へ向かうが吉なのか?なんて思ったり。
そんなこんなで今日は点滴なし、飲み薬もなし。
2024.1.19
そして3人めの先生の外来。
MRIの画像確認しながら淡々と説明をしてくれる。
・腫瘍は確認できるだけで6~8個くらい
・手術がうまくいっても8割くらいは再発する
・長い手術になるからその最中に何か起こることもないわけじゃない
・術後の経過によっては長期入院になるかもしれない
まあ、後のふたつはごく当たり前のことと思うけどふたつめのは・・
聞いてたのと違う、もっと厳しいよなんなの??
で、8割に絶句してたら先生はやっぱり淡々と、逆に言えば2割は安泰ってことだからって。
なるほどそうですねーってなるかい納得いかんわ><。
2024.1.26
1週間、ぐるぐる迷って迷って、母にも話してまた迷って、でももう仕方ないかとも思いつつ再び外来へ。
覚悟を決めたよ。
ちょっとこの間のことは・・
2024.2.19
いざ入院。今回も長い(予定だ)から大荷物だよー
9:30 が指定の時間なんだけど、その手続きの前に例のあれをしておけと。
そう、コロナの検査・・鼻ぐりぐりされるやつ。
だからそれを見越して9:00には着いていようと思うと家を出るのは何時?
ああ通勤ラッシュ真っ只中、そんなところに大荷物抱えて乗り込むのいやだなーでも仕方ない。
ともあれ到着して検査受けて入院受付してお薬外来通って(ほぼスルーだよね、だって飲んでる薬ないもの)最後にパジャマレンタルの申込していよいよ病棟へ。
面会時間外だからって、付き添いで来てくれた母とはここでばいばい。
荷物持ちきれないからって言ったら案内してくれた事務員さんが運んでくれて・・前は部屋まで一緒に来てもらった気がするけど変わったのかな。

部屋はもちろん今回も個室。
窓からお城が見えるよー真っ正面だよーやったー☆

で、さっそく荷物開こうと思ったら・・術後ICUとかHCUとか入っている間に部屋を移動するかもしれないから明日までに荷物は全部袋にまとめておいてといわれてがっくり。
今夜一晩のために必要な分だけ出すわよもう、それに着てきた服や靴もしまわないと。
まずはレンタルのパジャマに着替えて、検査待機。
入院中は予約入れるのではなくて空き時間が出来たときに呼ばれるシステム。
今からおいで~って。
あとは手術前後の注意事項とか荷物の確認したり、先生がふいっと現れて明日がんばろうね~って言われてあわあわしたり。
リハビリ担当の人と術前の状態確認して、術後の計画を聞いたり。
この担当の人、前回と同じ人だった!
会えてうれしいけど状況が状況だし複雑だわーなんて言い合ってちょっとホッとした。
お昼と夜に食事ありだったのにびっくり。
普通に食べていいのか前日に(まあ、指定はなかったから朝食は取ってきたけれども)。
19時以降は絶食、翌朝6時以降はプラス絶飲ってことでこれは厳守せねば。
夕食後はせっかくパソコンもってきたんだからってradikoで談春さんゲストのラジオ番組をチェック。
これでnhk+もTver.もいけるからテレビいらないわ、ほんと便利で助かる。
消灯時間は21時?22時?なんかあやふやなのは個室はわりとのびのびできるからよくわからんのよね。
22時過ぎると、自分で電気消しますか?ってやんわり早よ寝ろ言われるからそのくらいなのかも。
明日必要なもの以外は全部片づけて就寝。
と言ってもそう簡単に寝られない。
別に緊張してるとかそう言うんじゃなくて・・いや、今回はちょっと怖いんだよね。
もしもがほんとに起こるかもしれないっていう妄想がちょいちょい浮かんできて、それだったら何かしておくことがあるんじゃないの?って考え出してぐるぐるぐるぐる。
横になっても結局そんな状態で、結局いつ寝たんだろう。
2024.2.20
5時頃、すっきり起きた。
あ、まだお茶飲める。
ちょっとだけお茶飲んではみがきしてぼんやりしてたら術衣が届けられ・・
いよいよかとげんなりしてくる。
時間になって着替えて準備おっけーと思ったら立会人の方来られてますか?と聞かれてそういえば・・と。
着いた?とLINEしたけど既読つかず。
電話したら待機場所にいるよって。
確認できていざいざ出発。
手術室のある階まで看護師さんに連れられて自力移動。
スカスカする感じの術衣来て歩くこの時間がなんか変なのって毎度思う。
これから手術に臨む患者さんたちとその家族さんたちがそこここで話をしている待機場所の光景もなんかもう・・
母に貴重品入れてる袋託してじゃあねって言ったら、唐突に、絶対に戻ってくるのよ!って。
やめてよもう、そんなこと言われたらやっぱり怖いじゃん、泣いちゃう><
といっても泣いている場合でもなく、そこからはもう言われるがままに動いてあっという間に手術室へ。
本人確認して書類の確認しておっけーなったら麻酔・・これがいろいろこわくて痛くてほんともう、いやー
麻酔かける前に眠らせてくれ。
その後はすとんと記憶なし。
ICU に移動して無事に終わったみたいなこと言われたような?くらいでほぼ記憶なし。
2024.2.21
寝たり起きたりを繰り返す。
おもったより痛みを感じないのは痛み止めががんがん入っているからかな。
もう前後わからないけど、
温かいおしぼりで顔をふく
ちょっとだけベッド起こしてうがい(吸い飲みでちょっと含んでガラガラして顔の横に当てられたトレイにぺってする)
床ずれ防止に体勢変えるよって言われてベッドの柵つかんでどうにか半身浮かすとすかさずクッション差し込まれる
こんなことがあってそれから酸素マスクが鼻からのチューブに変わる。
これきらいなんだよー気持ち悪くて、でも上からマスクつけたら安定するのかわりとマシだった。
そして午前中のうちにHCUへ移動、ベッドごとごろごろ運ばれる。
その部屋にリハビリの担当の人来てくれて、リハビリ・・ほんとにこの状態で?
いやまあ何をするかって立って歩いてみるだけなんだけど、立ちたくないどころか体起こすのもいやだよ今は。
でもずっと寝ててもいいことないし、思い切ってみる。
ベッドで上体起こして支えてもらってゆっくり足を下ろす、そして立つ・・これだけでもう大仕事だよ。
まだいっぱい管とか針(実態は細いチューブ?)とか繋がっている状態で、それがまとまってる点滴スタンドをひきずって、もといすがってよろよろと歩く。
そういえば髪ボッサボサだよなー見えないけど、てなこと考えながらゆっくりゆっくりあるいて30メートルほど。
そこにある体重計にのるのが今回のミッション。
どうにかたどりついてやっぱりよろよろとのってみると・・増えてる・・いや動いてないけど食べてないしっていうか結構な量切り取ったんじゃなかったっけ、どういうこと?
2キロ増えてますってつぶやいたら、ああ点滴いっぱい入ってるからねぇってなんでもないことのようにいわれてしまったさ。
どっちの部屋にいたときだったか、レントゲンを撮られた。
簡易的な?機械が部屋に入ってきて、背中に板敷かれていきますよ~からもう一瞬。
板を敷くためにちょっとだけ背中浮かせて、とか横向き撮りたいからちょっと横向いて、とかもう・・しんどい。
2024.2.22
ねこの日だ、結局KALDIのネコの日バッグは申込し損ねたしファミマにもベローチェにも買いに行けないのつまんない。
またも午前中のうちに移動、こんどは病室へ。
ベッドごとごろごろ運ばれてどこの部屋に入ったのかわからないけど、前のところと違うのは明らかだ。
お城見えないところかなー確認できないけど。
担当の看護師さん、目が印象的であれなんだかこれは・・と思っていたら、覚えてます?前にもって言われて声で確信。
名まえも口をついて出た、覚えてるっていうか忘れるわけないじゃない、この病院きて一番最初の不安な時、術前でちょっとパニクってた時すごく助けられた人だもの。
退院してお薬はじまってからもしばらくはばったり会えたりしてたんだけど曜日が変わってからはまったく・・だったから。
会えてうれしいけど状況が状況だしってどこかでしたような会話再び。
なんとお昼からご飯はじまったけどまったく食べる気にならず。
正直点滴どばどばでお腹すく余地なしって感じ。
それに軟食だからおかゆなんだけどこれが大量どーんに見えてますますげんなり。
まあ、ご飯食べられないから点滴してるわけで、食べられるようになれば点滴は終了するわけで、だから食べなきゃなんだけど、まず点滴をとめてくれー
夕飯もそんな調子でほぼ食べられず。
今週はずっと天気悪かったんですよーってリハビリの担当者さん。
部屋まで担当者さん来てくれて、部屋からナースセンターあたりまでを往復。
明日からリハビリは3連休なので、自分で出来る範囲で動いてくださいねってすごいいい笑顔だった。
お休み楽しんで。
今日は左手の点滴が抜けたけどまだまだ序の口。
2024.2.23
明日のホテルキャンセルするの忘れてた!と思い出したもののどうにもならず。
まずどこだか思い出せない、パソコンあければわかるけどまだ出せる状態じゃないしもうだめだ後で連絡いれよう、ライブもこそっと欠席さ。
チケット取ったときはこうなるなんて予想も出来なかったからなー悔しい。
またレントゲン撮りがあったんだけど、休日は部屋にきてもらえないらしく車椅子で運んでもらってどうにかこうにか。
その後、リハビリ気分でデイルームまで空のペットボトル捨てに行った。
そういえば、やっぱり部屋からはお城は見えず、デイルームの大きな窓からぼんやり眺めるっていう前回と同じパターンになったよ。
今日はお腹の管抜けたけどまだまだ。
2024.2.24
今日から普通食、どうにかそれなりに食べられるようになってきた。
背中の針抜けるまではシャワーだめなんだけど、今日は体拭いてもらって着替えて髪洗ってもらってちょっとすっきり。
点滴スタンドがらがらしながら病棟をぐるっとひとまわり、デイルームでお城眺めて休憩。
それから、部屋のベッドの位置をちょっと変えてもらったら妙に広いスペースができたから、思い出したように部屋の中をぐるぐる歩いてみたり。
尿管抜けたからもよおしたら自力でいかなきゃなんだけど、ちょっとでも近い方がいいから反対側から降りるようにしたいって言ったら管があるから無理でそれならベッドを移動しましょうってことになって。
これがいい感じに作用したね。
右手の点滴抜けた、尿管抜けた、首の点滴は止めてるけどまだ用心のため抜けない上にポートも使えるように準備しようかって・・あれだよさーんっぽすっすんでにっほさっがる♪いやいっぽか。
もうどっちでもいいわ。
2024.2.25
さあ、首の点滴抜けたよー
これは看護師さんではできなくて担当の若い先生が抜いてくれた。
ちょうどパソコンでブギウギ見てるところにこられたんだけど、もうお仕事ですか?なんて言われていやいやテレビですよ朝ドラですって。
なんて言ってたら、ああなんか評判いいみたいですねーって、そこで OSK好きなんで楽しんでますって返したら、えっとおーえす・・なんです?
ちょっと張り切ってOSK語ってしまったわ☆といっても成り立ちと笠置シズ子さんとの関わりと今をさらっと程度だけど。
そのまま総合とEテレをあれこれ見てほぼほぼ追いついたかな。
休日は病院全体がなんとなく静か。
多分昨日も一昨日もそうだったんだろうけど特に気づかなかったな。
なかなか声が元に戻らない。
麻酔中に酸素の管をのどにつっこむことでそうなる人もいるんだって。
前もそうだったから私はそういう人なんだろうな、でも今回は長い・・それでもちょっとずつ・・
そういえば手術の事ちゃんと聞いてなかったなーと思って母に聞いてみると、手術は9時間越えで取った腫瘍はなんと12だったって。
わーびっくり。
2024.2.26
月曜だ、リハビリの担当者さんがむかえに来てくれて今日からはリハビリルームで、のはずだったんだけどなにやら血液検査の結果で血栓ができてるかもしれない値が高かったそうで・・大事をとってリハビリは止めておきましょうということに。
えーがっかり。
っていうか、血栓ってまたこわいやつ・・
あんまり動いたりしない方がいいのかな、でもそうしなさいなんて指示もないのよね、なんだろう。
2024.2.27
起きてデイルームにペットボトル捨てにいったらあら空がすてき!
携帯取りに戻ってパシャパシャ

朝イチに主治医の先生と担当の先生がご来訪。
だいたい診察時間のちょっと前あたりになるからこっちは朝ごはん中なのがパターン。
数値も安定してきたし管も全部とれたし、そろそろ退院の日決めようかって。
きたー唐突に退院話!前もそうだった、今こんな状態で返されても・・って困ったけど、今回は違うわ帰れるものなら帰りたい。
でも血栓云々はどうなった?を聞いてみたら、手術の影響でその数値があがったりすることもあるからそれかなと思っているけど一応明日エコーねって。
それにまだちょっと熱がでることもあるからもうちょっと様子見もして、明後日以降でいつがいい?だって。
相談してまたお伝えします、でとりあえず終わり。
どうしたものかと思いつつ、月またぐとややこしいから今月中に出たいな~と相談。
ついに背中の管抜けた。
これでシャワーできる!はずが、今日はまだ待ってってお預けくらった。
抜いた当日はまだ避けた方がいいんだってさー
2024.2.28
入院中の検査は空き時間にってことで、足のエコーは今日のどこかでっていうざっくりした予定。
いつ呼ばれるかわからないからシャワーは終わってからかな。
となるとパソコン出すのも片づけに手間取ったらいけないから、のんびり読書タイム。
一昨日あたりから、ベッドに横になるより椅子に座っている方が楽だな。
思ったより早く、お昼前に呼び出し。
もうそこそこ歩けるし場所もわかるからひとりでのそのそ。
エコーは術前に腹部を撮ったけどこれがぐっりぐり痛くてね、今日は足だけどどうなんだろう。
・・多少痛いこともあったけどおおむね問題なくあっさり終了。
部屋に戻ったら昼食にはまだ間がある時間、これはチャンスでは??
さてさてシャワータイムだよ~
お腹の傷には小さい四角いテープが点々と貼られていて、これは自然にはがれるまで無理に取っちゃダメなんだって。
管を抜いた後は今はまだふさがりきっていないから絆創膏貼ってある。
この傷はタオルでごしごししないで泡立てた泡でぽんぽんと触れる程度の洗い方をするべしと。
そんなこんなでようやくすっきりさっぱり。
部屋に時計はないから必要なら持参せよって入院パンフに書いてあったから持ってきた。

見た人の反応は・・そっと目を逸らす人とミッチー!?って言う人にわかれてた。
で、ミッチー!?の人は、こんなグッズがあるのねーでいつから好きなの?って質問する人と、私の推しはねって教えてくれる人にわかれてた。
いろいろ聞けて話せて楽しかったよ~
午後になってリハビリの担当者さん、エコーは済ませましたよって言ったんだけど結果がでるのは夜になりそうだから今日のリハビリもなしに。
で、明日退院だからってことで家に帰ってからの注意事項などなど聞かせてもらってさようならを。
2024.2.29
いよいよ退院の日。
結局エコーの結果聞いてないんだけど退院処方がでたり次回外来の予定がでたりで着々と準備が進んでいくから問題なかったのね。
荷物をまとめて忘れ物チェックしてもらって肝心のリストバンドを切ってもらって、これですべて完了。
家に帰れる♪
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帰りはタクシーで。
トランクあけてキャリーとかささっと入れてくれて、ごく普通の運転手さんと思っていたら・・
行き先と行き方を聞かれて母が答えて私は黙って座ってた。
タクシーで世間話とかって苦手でさ。
しばらく沈黙が続いてちょっと寝そうになった頃、運転手さんがあれこれ話しかけてきてぽつりぽつりと母と会話が。
最初のうちは月末は車が多いとか、この業界も大変でねとか、政治家なんとかならんかねとかそんなことを次々と。
それが唐突に、病状はどうなんです?って。
母も反応できなくて黙ってたら、いや検査ですか?って続けてきて。
それでも黙ってたらさらに、大腸がん?胃がん?って。
そして、ステージは?よん?って。
流石にイラッとしてなんか言ってやろうかと思ったものの口開いたら泣きそうだった。
ステージなにかなんて考えないようにしてるのに、なんで赤の他人のおっさんにそんなこと言われなあかんねんふざけんな!
でも何も言えなくて、そっとタクシーカードを一枚ポケットに・・
通報するかどうかはともかく一応ね。
ああでも、いっそのことボロボロ泣いてやればよかったかな、どんな反応しただろう。
かえって喜ばせちゃう気もするな。
過去いち最悪なタクシードライバーに遭遇・・
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