このイベントも今回が5回目。
変わらずの盛況ぶりにうきうきする。
探偵たちの夕べvol.5『不在の証明』
@新阪急ホテル 紫の間
今回はちょっと出遅れたおかげで2列目のテーブルだった。
そして、ステージに背を向ける位置だったから、お食事タイム以外は椅子に横に座ってぐいっとステージをむいてた。
火村せんせやアリスは客席をうろっとすることもあるけど、メインのお話はステージ上で進んでいくから。
まずはプロローグ、びっきー警部から捜査協力を求められ、お約束の「大学生であるという自覚を持って~」と念をおされ(笑)
警部が退場した後、アリスと火村の登場。
いつもより挙動不審気味のアリスとそれに容赦なくツッコミを入れる火村。
いいなーこのやりとり。
関係者のなかに同業者がいるからってちょっと意識しちゃってるアリス、でも、その人のことを知らないというお客さんにガッツポーズをしてみせるアリス…かわいいったら。
この作品が、私の記念すべき初P・Tさん作品だったんだよなー。
再演の時だけど。
芝居を観たことなんて多分学校行事でくらいしかなかったのに、作家アリスシリーズがお芝居になっていて…動く火村が観られるなんて!?ってびっくりして…そう、ただ火村をみてみたい一心でおそるおそる出かけていったのよね~。
そこで大感激して、火村を演じていらした大澤さんにもその世界を演出されたP・Tさんにもすっかり夢中になって次々と公演を観に行くようになって…それが今に至るという。
ある意味人生変わったかもなー。
いわゆるおひとりさまで行動できるようになったのもこの頃からだし。
まあ、そんなことはさておき。
今回は、前回とはキャストさんがガラリとかわって、また別の面白さがあった。
火村にガンガンからんでくれる各務さん、私の中ではかなり重要なポジションなんだけど(笑)平本さんいい感じだったー。
前回の中村さんも迫力があって好きだったけどね…。
ごまさんの黒須氏もかっこつけ具合が絶妙でツボった。
そして、野村さんの梶山…警部や各務さんとのかけあい(違う?)が最高だった☆
解答編の冒頭、毎回楽しみなのが、びっきー警部オンステージ♪
クリスマスだしね、ステキな歌声とダンスに拍手ー!
そして今日はスペシャルバージョン。
解答編の後に、有栖川有栖氏のトークショー!!
やったー、お話聴ける♪♪
さらに、メインキャストのお三方に作演の和泉さんも加わるって告知があったからそれはもう楽しみで。
休憩中に舞台上には演台と椅子がセッティングされてた。
まずは有栖川氏のソロパート(とご自身で言われたのでそのように)
マイク片手に演台の前に立ち、いつもの語り口で楽しそうにおしゃべり。
作品が舞台化されることへの思い…最初は戸惑いもありつつ、うまく表現された完成形に驚いて嬉しくなった…ようなお話にじわっと感動したりして。
文章で表現するとどうしてもまどろっこしくなりがちなシーンが、芝居だとすっきりすることがある…その具体例にはなるほど、と思った。
見る側としても、どこに視線を向けているかで受け止め方がちょっと変わったりするもんね。
意外だったのが、アリスよりも火村をみる方が緊張するんだってこと。
アリスは別人格だからまだ平気なんだそうだけど、火村は…あんなやついないでしょう!?って。
特に、場内を歩きまわってお客さんに声をかけている様子にはドキドキで、声かけられたらどうしよう、なんてつい思うんだって。
えーそうなんだ…っていうか、火村と有栖川氏の会話…みてみたいー!
それから、綾辻さんとの「安楽椅子探偵」話も。
視聴者参加型っていう燃える企画でね…もうずいぶん前のこと…になっちゃってるけど。
話題にだされるってことはもしや新作の告知!?とおもいきや…予定はありませんよ~とのこと。
そっかー残念。
続いて田中さん大澤さんことぶきさん和泉さんも登壇されてのおしゃべりタイム。
演台が片づけられて、上手側に移動する有栖川さん。
ゲストをむかえての進行役ポジションに若干戸惑い気味な感じ。
下手側、和泉さんから順に自己紹介をしていき、着席。
有栖川さんから、役者さんに聞いてみたいことがあるということで…
自分が生み出したキャラクターがまさか実体としてあらわれるなんて想定していなかったから好き勝手させてるけど、演じるにあたってやりにくいなーといったことはないか…(多分こんな内容だったと思うんだけど…自信なし><)
ことぶきさんは、自分はビジュアル担当だからとなんだか誇らしげ(笑)
和泉さんの(…多分)奇跡の出会い発言に納得。
田中さんは、有栖川さんの分身ともいえるアリスをどう演じるかはいろいろ迷われたそうで。
原作ではアリスの一人称だからアリス自身について語られることってないもんね。
有栖川さんも、ほとんど描写はしてないね、って。
田中さんの思うアリス像はご自身のビジュアルとはちょっと違うところにあるんだそう、だからこそ、シナリオや演出に求められるアリスを表現しようとしているんだとか。
そして大澤さん。
特徴的な白ジャケやキャメル、黒手袋、それから唇に触れる仕草なんかがあるけど、それをすれば火村かといえばそういうものじゃない。
通常、役を演じるにあたってはその役を自分に近づけるようにしていくんだけど、火村に関しては逆に自分を火村英生に近づけていくようにしてるんだって。
すごく真剣な表情で語ってたからついみとれてたら、大丈夫ですかこんな真面目に語っちゃって、って。
田中さんに、そんなちゃんと考えてたんだねーなんて言われて、意外とね、だって(笑)
お話、いろいろ展開していったんだけどうまくまとめられないや。
あとで思いだせるようにメモ書きしとこ。
ことぶきさんから有栖川さんへのお願い…いつか船曳警部にしたの名まえを!
あーそういえば出てきてないね。
これは予想外の変化球だったみたいで、機会があれば…なんて言いつつも有栖川さん、あえて出さないのがかっこいいんですよーなんて。
そう言われて、おおっと嬉しそうなことぶきさんに、和泉さんがぼそりと、「丸めこまれてる」
ナイスツッコミ☆
火村のキャメルについて、以前は舞台上でも実際に吸っていたけど今は喫煙不可の会場が多くてそういうシーンはなくなってる。
そうそう、最初に観た時は木材会館で、吸ってたよ。
その仕草がステキでねー、うっひゃーってテンションあがるんだけど、でも煙たいのはちょっとな…なんてね。
その後、木材会館も禁煙になっちゃって…でもそれで、吸おうとしてアリスにとめられてちょっと悔しげな火村、なんていうまたおいしいシーンが加わったりして♪
そんな流れで、火村が禁煙するなんてことは…?と大澤さん。
登場当時は煙草を吸うことなんてごくごくあたりまえのことだったから、気にすることもなかったけど、今となっては…でも火村としてはやめる気はないんじゃないかなーと。
きっと、火村の頭には煙草を吸えるところは全部インプットされてるんだろうね、って。
わはは、ありそう。
他にもあったんだけどな…でてこないや。
トークショー終了後は、なんと有栖川さんのサイン会♪
予定にはなかったんだけど、やりましょか、の一言で決定したとか。
わーいやったね☆
そして有栖川さんが準備に退場されたあと、MCのお姉さんから舞台上のお三方に、せっかくなのでみなさんもその場に、と。
おーお姉さんGJ☆
荷物片付けてロビーにでてみたら、かなりの行列!
でも、並ぶのもまた楽し、なんてね。
気がつけば、大澤さん田中さんことぶきさんの前にもそれぞれ列が。
これは予想外の展開だ。
うきうきする。
そして、順番がきたー。
当日パンフに。
いいねいいね、まるでデザインされたみたいにとけこんでるよ。
それから、田中さんと和泉さんにサインをいただいてちょっとだけお話しを。
いつのまにか姿がみえなくなってしまったことぶきさんとはお話できなかった…残念…。
最後に大澤さんのところ…うん、すごい行列になってる…のに、並ぶ。
火村バージョンでサインしていただいて、そして写真!!
白ジャケの貴公子の写真を撮れる機会なんて、普段の公演ではまずないから、ラッキーだったなー☆
ワンショットでとお願いしたら、ステキポーズを…。
これはお宝画像だな(^^v
少しだけどお話もできたし、握手もしてもらったし、考えてもいなかっただけに嬉しさいっぱい。
明後日も行きたくなっちゃったな…またちょっと違ったお話が聴けるかもしれないし…いやでも…