navikuma のブログ 陽炎のようにゆらめく景色のなかを走行中です。

ユーラシア大陸の端っこからのたわごとです。

上達の証と思いたいものです。

2011年11月01日 | 日記
ちょうど2年前の今頃のことです。
在住のGemeente(市役所に相等)から一通の手紙が着ました。
当時こちらに住んでいる日本人のあいだで”赤紙”と呼ばれている日時場所が記されている呼び出し状でした。
とうとう私のところにも着てしまった...という想いが強かったですね、そのときは。

それが私にとってのまる2年間にわたる外国人市民化(半)強制共生プログラムInburgeringの始まりでした。

正直言ってオランダ語の上達なぞということはまったく自信ありませんでしたから。
すでに足掛けうん十年もここに住んでいる当人がこう言い切るのですから。
確かな裏づけがあって言っているのです。
けして威張れるようなことではありませんがネ。

市役所で2年以内にA2というレベルの国家試験に合格することという内容の契約書にサインさせられ、さらには実際のオランダ語の授業日時まで確認誓約させられて2009年11月10日からスタートしました。
私の場合は毎週火曜日と木曜日の夜2回それぞれ19:00から21:00まで2時間づつの授業です。
受講者によってこの授業日程は異なります。
ほとんど毎日受講している人もいますからネ。

日によって増減しますが、通常およそ8~20人ぐらいの受講生が独りの教師から授業を受けていました。
おなじころスタートした人たちの大半は早い人で今年の1月ぐらいには、やや遅い人たちでも夏休み前ごろには卒業し認定証をもらっていました。
でも中には途中で顔を見せなくなった人もたくさんいました。
あるいは私よりもずっと遅くにスタートしわずか半年足らずで終了合格した優等生たちもいましたけどね。
覚えているだけの受講者の出身国です。
リトワニア、ポルトガル、ポーランド、チェコ、スロバキア、ハンガリー、ルーマニア、ブルガリア、セルビア、モンテネグロ、アルバニア、マケドニア、ウクライナ、ロシア、アルメニア、ジョージア、ギリシャ、キリギリスタン、ネパール、インド、タイ、中国、ベトナム、パキスタン、インドネシア、フィリピン、アフガニスタン、イラン、トルコ、シリア、イラク、サウジアラビア、パレスチナ、モロッコ、チネジア、ルワンダ、ソマリア、カメルーン、スーダン、エチオピア、オーストラリア、ニュージーランド、チリ、ブラジル、コロンビア、ペルー、アルゼンチン、ボリビアなど。

また教師の顔ぶれも多彩でしたね。
私が授業を受けた人だけに限ってもこの2年間で13人にもなりました。
その出身国も、オランダ人ばかりではなくウクライナ、ロシア、インドネシア出身の人もいました。

私の場合はもう2年間の期限に近づいてきたのでテストを受けなさいという感じでした。
先月末にPortfolio Werkという実務と筆記サービスのテスト、先週火曜日に実会話とPCで問題に答える形式の一般知識と日常生活実務の合計4種類の国家試験でした。

で今日その試験結果が知らされました。
めでたくすべてのテストに合格と相成りました。
素直に喜んでよいのでしょう。
後日A2クラスオランダ語認定証=Inburgering認定証がもらえるそうです。
ということは2年前の私よりもオランダ語会話が上達したと思ってもよいのでしょうね。
相変わらず自信がありませんけど。

私の場合はけっこう出張があって出席できない事もままありましたが、それでも出された宿題をしっかりやったりInburgeringの教材を入手して繰り返し聞いたりして何とかどうにかここまでたどり着くことができました。
典型的な劣等生でおりますが、常づね”なんとかなるだろう!”という心持でやってきました。
やっぱり何とかなったようです。

正直言ってとってもむづかしいですよオランダ語の会話というのは。
アルファベットを母国語に使っている人たちにとっても難儀な言語だそうです。

たとえばフランス語やスペイン語イタリア語ドイツ語よりも。
そんなことないよ簡単じゃんというお方がおられたら無条件で尊敬します。

ということで今週末は素直に合格お祝いディナーを息子といっしょに楽しんできます。

*(オランダ)**(初心者)**(汗)**(コメント)**(怒り)**(グッド)**(ウインク)**(いっぷく)*