navikuma のブログ 陽炎のようにゆらめく景色のなかを走行中です。

ユーラシア大陸の端っこからのたわごとです。

ROMA

2010年09月26日 | 日記
数日前の晩のこともうすっかり宵闇につつまれていましたから午後10時半ごろでしたか、ちょうど散歩コースにある2箇所あるうちの大きな方の跳ね橋を渡ろうとした時です、後ろから大型2連結のトレーラーがゆっくりドロドロドッとやってきました。

そのときはこんな時間にこんな場所に不釣合いな大型トレーラーが来ることはまずないのでおおかた道に迷ってこんな所へ入ってきたのだろうぐらいに思っていました。狭い道ですからすぐ横に見上げるような大きなトレーラーに並ばれて道端に追いやられるようにしてその場をあとにして散歩を続けました。

そして翌日また同じ所を歩ってゆくと昨晩そこで出遭ったことがどういうことだったのかよくわかりました。

ケルミスがやって来たのです。
その跳ね橋の先、水路の向こう側の空き地にケルミス=移動遊園地が一晩にしてこつ然と現われたのでした。
子ども達が大好きなあのケルミスです。
ですから今週末はケルミスに出かける家族や若者達で賑わいます。

と此処までは平和でのどかな語りです。

タイトルはロマと読みます。
あのイタリアのローマではありません。
別名ジプシー、マヌーシュあるいはジタン=ヒターノ、スィンティとか呼ばれているインドが故郷≠起源とされ流浪・移動民族たちのことです。
此処オランダに限らず西東南欧州域全般そして中東やアフリカ北部もふくめて居住している人たちです。

昨年もそうですが今年もフランスがそのロマ人をまとめて彼らの出身地とされるルーマニアとブルガリアへ強制送還していると。同じEU内の民ですから自由移動とある条件が満たされていれば一応居住権も認められているはずですが、なぜロマ人だけそういう仕打ちを受けるのか。つい2年前にはイタリアでもやはりロマ人のルーマニアへの強制送還がありました。
ドイツでも彼らに対する規制が強くなりつつあります。
ただ欧州連合内でのかれらに対する足並みはそろっていないのが現状です。

一ついえるのは全体的にかれらに対する規制や差別がますますひどくなりこそすれけして良い方向へは向かっていないことです。
各国で少数民族への風当たりがひどくなる中にあって不幸にもかれらロマ人はその筆頭のようです。
景気が益々落ち込む中失業者があふれている欧州社会は自分たちとは異質とされる少数民族への風当たりが悪くなりより排他的になってきているのでしょう。
私もここでは少数民族=マイノリティです。

そしてあのケルミスの所有運営業務をおこなっているのはそのロマ人なのです。
ただしこのロマ人は恵まれた人たちでしょう。
ここのケルミスへきた陣容を眺めてみると、移動用トレーラーやキャラバンに居住しているのですが、かれらがトレーラーで引っぱってきたのはあのF1のパドックでみるような超大型でハイスペック豪華版トレーラーが数台とやはり大型ハイグレードのキャラバンでした。それらが幾台も移動遊園地を囲むように連なっていました。

住む家がないからではなくて定住するのが性に合わず移動流浪生活をしているのがロマ人です。
また多くはないですが、すでにその土地に同化して定住しているロマ人もいるようです。

ロマニ語を話すが文字はなくすべて口承で生活様式・文化・習慣そして技能を伝承する。ロマ音楽・舞踏は素晴らしいものがありますね。
スペインではフラメンコとして、それからかのヨハンシュトラウス2世も幾らかロマ人の血が混じっていたそうです。
そういうことなどを想いめぐらせてみるとかれらの出自インド北西部から長い年月流浪してきたそれぞれの土地の音楽や舞踏とかれらがどこかでつながっているのが感じられます。

欧州を巡り歩くとモザイクのように少数民族の悲哀や文化歴史がちりばめられている場面によく出くわします。
個人的には大帝国の栄華や絢爛豪華な世界遺産級文物よりそういうところにより興味を惹かれます。*(音符)**(ハート3つ)**(うるうる)*
“判官びいき”でしょうか。
ケルミスは楽しいですよ!
*(チョキ)**(グッド)**(ニヤ)*

アメニモマケズカゼニモマケズを..

2010年09月18日 | 日記
つい先日万歩計の電池を入れ替えたばかりですが、歩数が伸び悩んでおります。

想像したとおりといおうかまったく普通といおうか9月に入ってからずっとここの天候は惨めです。
飛ぶように流れる雨雲に絶え間なくさえぎられる憐れな太陽が見え隠れする空から断続的に激しい雨が横殴りの風に乗って吹きつける毎日です。

あきらかに短くなった日差しのため散歩へ出かけられるのはすでに暗くなった時刻。
ほとんど例外なく暗闇、雨、雨風の中を散歩することになります。
それを厭えば散歩はできない...

まだそれほど外気温は低くないので頑張って散歩に出ます。

防水ジャケットを羽織り雨傘を風上に向けて歩くのです。

雨にも風にも暗闇にもそしてもうすぐですが、寒さにも負けず散歩を続けていこうと思っています。できるだけ!

*(グー)**(涙)**(雨)**(雷)**(ダッシュ)**(三日月)**(結晶)**(チョキ)**(足)**(ニヤ)*

雑想

2010年09月12日 | 日記
しばらく前のこと、
靴は投げられた!
米もと大統領○-ジW○ッシュがイラクで。
トニーお前もか!
英もと○首相○ニー○レアがアイルランドの回顧録サイン会で。

いずれも彼のユリウス・カエサルの言葉”
賽は投げられた!”

”ブルータス、お前もか!”
のもじりです。

今の世相ですが、
”恥知らずほど強し”であり
”大声と大嘘とプロパガンダは真実より強し!”
がまかり通っています。
*(最低)**(激怒)*

愚輩想うに、
”今日の真実は明日はどうだかわからない!”*(ジロ)*

そして今日が彼の出来事からちょうど9年目ですね、
彼のジョン・F・ケネディの名言が逆さになってしまいました。

あなたは国のために何をしたか?
ではなくて、
国があなたに何をしたかそしてさらに何をしようとしているか?
を問いかけてください!!
と...

”来た、見た、崩壊した>>>”

http://rt.com/Top_News/2009-08-24/nyc-firemen.html
その時崩壊したビルの犠牲者ならびに救助活動についたのが原因でその後病死した救助隊隊員方がたのご冥福をお祈りいたします。

雑念をめぐらす昨今です。*(砂時計)**(いっぷく)**(温泉)*