創造的深化

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近代資本主義の布石

2015-12-01 10:57:01 | 歴史
 近代資本主義の布石は
 明治維新までは、いわゆる貢納制すなわち米や織物や収穫物を現物による納税として領主や幕府に納めていたものが、明治6年の地租改正で税を金銭で収めるように変えられた。これが近代資本主義の布石を打つことになったと考えられます。もちろん立案にかかわった人物はヨーロッパから招いた経済の専門家たちが主体となったと考えられます。
 さらにもう一つは、敗戦後アメリカの占領軍が主体として実行した農地改革で、大地主の農地の一部を小作人に与えてしまうという、象徴的な農業改革です。残念ながら、このいずれも日本人が独自にやってはいないということです。日本の政治や文化の発端は、すべて外国の指導や模倣の連続で成りたっている国だといえます。  
 憲法も維新の大日本国憲法はドイツのワイマール憲法が見本であり、戦後の日本国憲法もGGQの主導で行われている。自民党の日本国憲法草案は明治憲法の模倣だ。いまこそ、日本市場初めて国民独自の力で憲法を制定するべきときではないか。

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