創造的深化

より納得のできる未来を、考えてみるには・・・

言葉からみた宗教と法

2015-10-11 10:35:36 | 言語
言葉からみた宗教と法
 宗教的倫理が、倫理を超えて人を律する規範へと処罰を伴って分離されれば、制度としての法に転化したとみていいのではないか。つまり、宗教の倫理観が処罰を伴い規制へと変わることで法規範として転換し、政治と宗教が分離され切り離されていく。道徳律から純然たる規範化へと言葉が変わる法律言語化が、国家への転換の起源といえる。

実態産業と政治の齟齬

2015-10-11 10:09:43 | 産業
産業統治型国家が新しい国家の段階としてできている。つまり産業が従来の近代国家を超えて世界性を持ち、国家の枠を外そうとすらしている産業主導で、国家を開く動きといえる。ただ、ここには近代国家そのものの発展と資本主義の発展がセットであったために、政治と企業の癒着が不可欠であった。資本主義と政治が連動してと動いてきた上に、グローバル化で、政財界の癒着はより一層強まったのが現在の段階だといえる。
 また、産業構造も近代国家と第二次産業がセットであり、資本主義の高次化で現在は第三次産業へと至っている。実体経済はすでに変化しているにも関わらず、政治と産業はずれて政策を行わざるを得ない。そこに政策の矛盾が生じてしまうのが、生活している大半の消費産業従事者の疲弊が発生する原因になっている。

この国の政治の進め方

2015-10-11 09:05:59 | 政治   
 現在の日本の政治状況は、自公安倍反動政権にたいして、民主主義あるいは立憲主義を守るために野党を中心に、新たに市民、あるいは学者や知識人、学生、労働者が連帯して、大同団結しはじめている。しかし、そこには勝つための選挙戦略のみが先行し、今回噴出した日本の統治機構そのものへの本質的なリセットや政治機構作りに手を付けようという姿勢はまるでうかがえない。今回の安倍反動勢力が大企業、およびアメリカ支配の単なる御用聞きにすぎない属国支配からも脱却し、真に民意を反映できる国民主導の国づくりが目指されなければならい。
 ほとんどの国民には、そのことが忘れ去られて大同団結や次の参議院選挙で勝利することにばかり目がいき、その戦いがすり替えられて解消されてしまうことに、誰も何の疑問も持たない。
 それでは、実は何の前進もない。

宗教の意識の起源

2015-10-11 08:01:27 | 宗教
宗教は、物や物の集合体の範疇の次元から離脱しようという志向性があった。それは無意識の領域を掻い潜って精神の領域を扱えるように超脱したといえる。つまり物から離れて思念が独り歩きし始めることができたことが、宗教の意識の起源といえる。