創造的深化

より納得のできる未来を、考えてみるには・・・

アイヌ語に遊ぶ

2015-08-04 14:12:58 | 言葉・イメージ
語源としてのアイヌ語
 8月は暑い日が続いています。さて、アイヌ語で「アツイ」は「海」という意味であり、ほかにも「レプ」も海を指します。同じ対象でも名詞が複数存在します。「カ」は「表面」という意味か施ありますから、「アツイカ」は「海上」あるいは「海面」になります。
 日本人は「サマイーグル」、「サメ」は同じ「さめ」を表します。
すこし複雑になりますが、「アヌン」は「他人」で、「アヌン-イタク」は「外国語」。ということは「イタク」は「話す」で「イタク-アンベ」は「言葉」という意味になります。 太陽は「チュプ」で、「アン」はよるという意味ですから、「アンチュプ」は「月」ということになります。

語源としてのアイヌ語

2015-08-04 13:47:35 | 言葉・イメージ
 語源としてのアイヌ語
 アイヌ語で「ナイ」の「ナ」は「水」を表し、「イ」は「場所」を意味します。ですから、「ナイ」とついていれば、水のある場所、あるいは「谷」「河」「沢」なども意味し、また水が枯れてしまった場合も含んでいました。 ですから「幌内」や「稚内」などもそうした地形を持っていたことになります。
 また、米沢(よねざわ)は、以前には「ヨナイザワ」と発音しており、ここにも「ナイ」がありましから、そうした地形であったことが類推されます。アイヌ語は日本の古語として全国的に広がっていました。やがて渡来人が侵入支配し、先住民のアイヌ人が駆逐され、混血され、追いやられていきます。日本の縄文期以前の古語が、アイヌや琉球語に残されて分布していることが分かります。また、今でも古語が発音や語形が変化して原型は留めていないものの、言葉として語形変化している場合が多くあります。