鉄道車両アラカルト

今まで全国鉄道の旅をして、いろんな車輌を見ました。そんな車輌たちをまとめてみました。

JR貨物 被災地の粗大ゴミを無賃で輸送

2007年09月13日 | JR貨物

被災地の粗大ごみ輸送

JR貨物 柏崎から無賃で川崎へ

 JR貨物は8月28日、新潟県中越沖地震の復興支援策として、地震で発生した新潟県柏崎市の粗大ごみを川崎市まで無賃輸送すると発表した。柏崎、川崎両市と連携して、今月上旬から月末まで実施する予定。

 柏崎市に集積された不燃ごみ・粗大ごみは総量約3000トンあるが、ごみ処理施設が地震で損傷して使用不能となっているため、現在は近隣の自治体で処理している。今回は、このうち可燃系ごみの一部について、鉄道で川崎市まで輸送し、同市浮島処理センターで焼却処理する。

 同社では1995年(平成7年)10月から、川崎市の生活廃棄物を専用輸送するコンテナ列車「クリーン川崎号」(梶ヶ谷貨物ターミナル~神奈川臨海鉄道末広町間)を毎日運転しており、同市環境局が所有する同輸送専用コンテナ(2トン)7個と専用集荷トラック1台を無償で提供する。

 柏崎市は、専用コンテナへの積み込みと南長岡駅までの輸送を実施。JR貨物の輸送区間は南長岡-川崎貨物間(約300㌔、上越線経由)で、処理センターへの輸送と焼却処理は川崎市が担当する。

 処理計画量は日量1~2トン。全区間をトラックで輸送した場合と比較すると、コンテナ1個当たり二酸化炭素(CO2)排出量を約70・5㌔削減する効果があるという。

JR貨物も思い切ったことしますね。被災地で飽和状態になったゴミを無償で運ぶなんて、とても素晴らしい事ですよね。これで少しでも被災地の復興が進む事を願っています。それに、これがCO2の排出を削減できるなんて考えても居ませんでした。これが宣伝になって、もっとコンテナ利用が増えるといいですね。


南阿蘇鉄道 DMV実証実験を来年1月から開始

2007年09月12日 | 私鉄(関西・中国・四国・九州)

国がDMVの実証実験

来年1月に南阿蘇鉄道で

 国土交通省は、線路と道路の双方を走れるJR北海道のデュアル・モード・ビークル(DMV)の実証運転を、国の事業として来年1月に熊本県の第3セクター・南阿蘇鉄道で実施することを決めた。

 国交省は公共交通の再生策を鉄道と道路や、河川と道路など複数の輸送モードを乗り換えなしで結ぶデュアル・モード(DM)に求め、国の事業として実証運転する制度を創設した。7月に全国の自治体などに向けて公募した結果、熊本県と大津、高森、山都の3町、南阿蘇、西原の2村が南阿蘇鉄道とともに申請したDMVの実証実験を採択した。

 計画によると、運転期間は来年1月の3日間程度で、ダイヤは1日3便。利用を期待するのは観光需要で、南阿蘇鉄道のレールを高森駅から中松駅まで走行した後、踏切から道路に降りて、観光名所の白川水源や温泉、観光牧場などを巡る。地元は5~6コースの運行ルートを計画し、道路部分の走行距離は2~3㌔程度になる予定。

 国交省への申請に先立ち、熊本県と沿線自治体、九州運輸局、南阿蘇鉄道、観光協会、熊本県公安委員会などは「熊本県DMV導入実証実験協議会」を設置して導入計画を策定。地元は、九州新幹線の博多-新八代間開業に合わせた新幹線の新しいアクセス手段としてDMVに期待。高速鉄道の新幹線とローカルのDMVという組み合わせで、鉄道をキーワードにした話題づくりを狙っている。

 南阿蘇鉄道は、国鉄の特定地方交通線の高森線を引き継いで1986年(昭和61年)4月に開業。営業線区は高森線立野-高森間の17・7㌔で、従来からトロッコ列車運転などで観光客誘致に力を入れてきた。

JR北海道で脚光を浴びたDMVが今度は九州で走る!日本列島の北と南で走るのは偶然なんでしょうけど、なんかこれから各地に広がりそうな予感がしますね。これで路線廃止などの最悪な事態を回避できるようなら、とっても素敵なことですよね。


JR東日本 信越線13日運転再開

2007年09月11日 | JR東日本

信越線(柿崎-柏崎)9月13日運転再開
JR東日本新潟支社 62日ぶり全線復活

 JR東日本新潟支社は8月31日、新潟県中越沖地震の影響で不通となっている信越線柿崎-柏崎間について、9月13日から運転を再開する、と発表した。修復工事の完了を受けたもので、地震発生から62日ぶりに被災した鉄道全線が復活する。

 地震によって、大量の土砂が流れ込んだ信越線青海川駅構内では、堆積した土砂の撤去後、土砂止め柵、土砂崩壊検知センサーを新設。ホーム、護岸壁の修復、米山トンネル(第一、第二)内の補修、軌道整備などがほぼ完了している。同支社では工事完了後、同区間で試運転列車を運転して最終的な安全を確認する。

 運転再開となる13日は、直江津6時32分発長岡行き、柏崎7時発二本木行きが始発列車。柿崎-柏崎間では当面の間、列車速度を減速するため、所要時間は約15分多くなる。

 特急「トワイライトエクスプレス」(大阪-札幌)、「日本海」(同-青森)、「北陸」(上野-金沢)、「北越」(金沢-新潟)、急行「能登」(上野-金沢)、「きたぐに」(大阪-新潟)、快速「くびき野」(新潟-新井)は、13日始発分から運転再開。特急券、急行券、関西フリーきっぷ、北陸往復きっぷ、えちご往復きっぷなどは今月1日10時から発売している。えちご料金回数券は13日から発売する。

 柿崎-柏崎間などで行っているバス代行輸送は12日で終了する。

あの大きな地震からもう2ヶ月も経つんですね。どうやら復興は順調に進んでるようですね。信越線もやっと開通。待ちに待った長距離列車も運転再開。なんかほっとします。けど、まだ被災なされた方々の生活は完全に元通りになったわけでないでしょうから、信越線の再開が少しでも復興のお手伝いになればいいなあと思います。


JR東日本 JR東日本発足20周年記念ツアー出発

2007年09月09日 | JR東日本

北海道に向け出発
JR東日本発足20周年記念ツアー

 JR東日本会社発足20周年を記念して「夢空間・北斗星」を連結した団体専用臨時列車が2日朝、上野駅から北海道に向けて出発した。

 東北線経由で運転されている通常の「北斗星」と異なり、往路は上越、羽越、津軽海峡線の日本海ルートで函館・札幌方面に。復路は室蘭、函館、津軽海峡線から東北、常磐線の太平洋ルートで上野に戻る。

 特別ツアーの「夢空間・北斗星トレインクルーズ」は、5泊6日(車中2泊)の日程で、旭山動物園、層雲峡温泉、知床半島、洞爺湖温泉、札幌市内などを巡るもので、JR東日本の旅行会員組織「大人の休日倶楽部」とクラブツーリズムが共同企画した。北海道内での列車運行では、JR北海道の協力を得た。

 ツアーでは、参加者全員に「夢空間」ダイニングカーで、特別メニューを含めた食事(往復で5回)を提供。宿泊施設には2008年(平成20年)の洞爺湖サミット会場予定の「ザ・ウインザーホテル洞爺」(ジュニアスイートルーム)を用意した。ツアー参加費は25万円(B寝台個室)~50万円(エクセレントスイート寝台個室)だったが、豪華な寝台列車に乗れるとあってか、上野駅ホームには、旅行トランクなどを手にした中高年者の姿が目立った。列車は、斎藤順治同駅長をはじめとするJR東日本関係者らに見送られ、9時26分ごろ同駅を出発した。

20周年企画のJR東日本版、「夢空間・北斗星トレインクルーズ」はさすが豪華な旅行なだけあって、値段も高いわね。お金に余裕のある中高年の乗客が多いのも納得って感じ。北海道まで行かないで、JR東日本管内を旅行するのが本意だと思うけど、それなら集客に問題があったのかな?今度はもっとお手軽な価格帯での企画も作って欲しいなと思います。


JR東海 新幹線新大阪駅、改良工事着手へ

2007年09月08日 | JR東海

新幹線新大阪駅、改良工事着手へ
ホームと引上線増設

JR東海
運用効率化や増発対応

JR東海は9日、東海道新幹線新大阪駅の改良工事に近く着手すると発表した。改良工事は、新幹線ホームや引き上げ線を増設し、ダイヤの弾力性、車両運用の効率化、増発への対応などを図るもので、新しいホームは2012年度(平成24年度)末、引き上げ線を含めたすべての新施設は2013年度中の使用開始を目指す。

2013年度中使用開始めざす

 計画については、昨年2月に概要を公表して以降、必要な現地調査などを実施していたが、工事着手のための準備がこのほど整ったとしている。本年度中に用地所有者の阪急電鉄と用地契約を締結後、支障移転工事に着手する方針でいる。

 計画では、現26番線の北側に線路1線とホーム1面(長さ約400㍍)を増設し、27番線を新設するほか、駅西方にある引き上げ線(長さ約1000㍍)を現在の2線から4線に増やす。これにより、災害などの異常時にダイヤの回復能力が高まるほか、回送列車を減らせることによる車両運用効率の向上、東海道新幹線列車増発への対応が図れるとしている。

 これに合わせ、3階コンコースと駅北側で阪急電鉄が計画している新ビルとを接続する新しい歩行者動線の整備を実施。3階コンコースのきっぷうりばや改札などの改良も、JR西日本と連携を図りながら引き続き検討を進めていく考えだ。

 工事費は約395億円を見込む。

東海道新幹線は時間帯によっては常に混雑していて、もっと増発してもらいたいなあと思ってましたから、今回の改良工事は大歓迎ですね。これで利便性が良くなれば、更に利用客が増えるわけですから、けっして高い投資だとは思わないですね。出来るだけの早期完成を望みます。


東急 玉電100周年記念DVD販売

2007年09月06日 | 私鉄(関東・東北・北海道)

玉電100周年で記念販売

秘蔵映像満載オリジナルDVD

 東京急行電鉄や世田谷線沿線の商店街などで組織する「玉電100周年記念イベント実行委員会」は、〝玉電″の愛称で親しまれた旧玉川線の開通100周年を記念し、秘蔵映像満載のオリジナルDVDを販売している。

 同社OBで沿線在住のアマチュアカメラマン、荻原二郎氏が1969年(昭和44年)に撮影した玉電の車両や沿線の街並み、同年の廃止時に走った花電車などのカラー8㍉映像がメーン。また、玉電ゆかりの人々へのインタビューや東急世田谷線の映像などを交えて構成している。

 価格は3500円で、別途送料(1000円)が必要。同実行委員会事務局のNPO法人「まちこらぼ」のホームページ(アドレス=http://machicollabo.net/)から申し込む。

 問い合わせも「まちこらぼ」=電話03(5355)3603=へ。

玉電は住民にとっても愛された電車って言うのが、このDVD販売でもわかるような気がします。世田谷線の電車も愛くるしくて可愛いと思うんですが、そこが魅力の一つになってると思います。一世代前の玉電も、今の世田谷線同様に愛されこのような企画が出来たのは、玉電ファンがいかに多いかを物語るものですね。


JR東日本 東京総セ一般公開、27,000人の来場

2007年09月04日 | JR東日本

フアンなど2万7000人来場

JR東日本東京総合車両センターの一般公開イベント

 JR東日本東京支社東京総合車両センターの一般公開イベント「夏休みフェア」が8月25日に行われ、鉄道フアン、家族連れなど約2万7000人でにぎわいを見せた。

 首都圏で投入されている新系列車両などのメンテナンス業務を担当している同車両センターの知られざる一面を広く知ってもらおうと、毎年開催しているもので、「夏休み最後の思い出をつくっていただきたい」と同車両センター社員。

 センター内では、209系、E217系、E231系、E233系の最新型車両とクモハ12052、同053、クモユニ143、クモヤ90801の旧型車両を一堂に展示。E233系車両の試乗、ミニ電車の乗車、車体洗浄装置の通過、ゲーム機を使った列車運転台(マスコン)の操作、車内放送などの体験型イベントも実施された。台車被せや車体上げ下ろし作業の実演では、スケールの大きさに家族連れから驚きの声が上がっていた。

 会場内では、さまざまな鉄道グッズを模擬店形式で販売。鉄道模型(Nゲージ)の展示コーナーなども開設され、子どもたちの人気を集めていた。

 同センターでは、東京都内で連日続く気温30度を超す真夏日を踏まえ、エアコンの効いた休憩室を数多く用意。中山修一所長をはじめとする社員が細心の注意を払いながら、見学者の熱中症防止策に全力を注いだ。

今年も大変な人気だった東京総合車両センターの一般公開。ただ単に車両を公開するだけでなく、各種イベントも来場者には人気があったようです。社員のきめ細かい配慮と、希望者への懇切丁寧な説明。それらも今回の一般公開の成功の影の立役者と思います。来年は是非私も行って見たいです。


JR東海 高山線、再開間近、試運転始まる

2007年09月02日 | JR東海

再開間近、試運転始まる

 JR東海高山線角川-猪谷間

 9月8日からの運転再開を控え、JR高山線角川-猪谷間27・5㌔で試運転が行われている。

 同区間は2004年(平成16年)10月の台風による水害で不通になっていたが、ほぼ3年ぶりに運転を再開する予定。復旧工事を終え、8月20日から試験車両、25日から営業用車両による試運転がそれぞれ始まった。

 試運転初日の20日には、JR東海の軌道・電気総合試験車「ドクター東海」(キヤ95系)が初入線し、土木関係設備の状況を点検。さらに24日には、信号関係設備も稼働させた上で本格的な試運転を実施。「ドクター東海」は、坂上-猪谷間を3往復し、徐々にスピードを上げながら軌道や信号などの状況を念入りにチェックした。

 翌25日からは営業用車両を始まり、8月29日
には特急「ワイドビューひだ」用車両(キハ85系)を用いた試運転も実施される予定。

壊滅的な打撃を受けて、もしかしたら廃線になるのかと思ったけど、本当にやっと全面復旧になる高山線。このブログでも、工事の進捗状況を逐次お知らせしていたけど、自分の事のように嬉しいです。でも、利用者が離れた今、果たしてどれだけの人がJRに戻ってくるかわかんないけど、今後の高山線の発展と安全を願わずにはいられません。工事関係者の方々、本当に長い間ご苦労様でした。