鉄道車両アラカルト

今まで全国鉄道の旅をして、いろんな車輌を見ました。そんな車輌たちをまとめてみました。

JR東海 高山線が全線開通

2007年09月29日 | JR東海

JR高山線が全線運転再開!

特急「ワイドビューひだ」も
角川-猪谷間開通

 台風による被害で2004年(平成16年)10月20日から不通になっていたJR高山線角川-猪谷間27・5㌔が、8日始発から運転を再開した。これで同線は全線が開通、同線経由で名古屋-富山間を直通する特急「ワイドビューひだ」も運転を再開。当日は飛騨古川駅で出発式が行われるなど、およそ3年ぶりに戻ってきた列車の響きに沿線は終日にぎわった。

沿線各地は祝賀ムード

 出発式は10時30分から飛騨古川駅前で実施された。式には、地元選出の金子一義衆議院議員と藤井孝男参議院議員、中田徹中部運輸局長、古田肇岐阜県知事、東田道男富山県副知事、船坂勝美飛騨市長をはじめ、下呂、高山、富山各市長、JR東海の松本正之社長、中川彰副社長ら関係役員・幹部、それに工事関係者ら約70人が参列。

 最初に松本社長が「3年前に大変な被害を受けた区間が地元の熱意と私どもの使命感もあって無事復旧し、待ちに待った日がやってきた。3年間の雌伏をエネルギーとして、日常の足としてだけでなく岐阜県のメーンラインとして、高山線ここにありと全国に発信していく」とあいさつ。

 続いて古田知事が「県の南北軸であり、太平洋と日本海をつなぐ大動脈でもある高山線が運転を再開し、復旧に携わった多くの人、特にJR東海に感謝する。10月からは『ぎふデスティネーションキャンペーン』も始まる。飛騨の大交流時代の夜明けとして沿線地域の発展につなげたい」と述べた。

 この後、関係者によるテープカットを実施。さらに場所を同駅ホームに移し、富山行き下り特急「ワイドビューひだ1号」の牧田浩一運転士(高山運輸区)への花束贈呈、柚原規幸飛騨古川駅長による発車合図を行って、同線の全線運転再開を祝った。

 この日の沿線各地は祝賀ムード一色。飛騨古川駅のある飛騨市では駅前広場を中心に歓迎イベントが開催され、飛騨地区や富山県の物産販売・観光案内のほか、春開催の飛騨古川祭で使われる屋台9台の曳きそろえをはじめ、郷土芸能の起し太鼓、獅子舞、闘鶏楽などの披露もあり、大勢の地元民や観光客らでにぎわった。

 このほか、下呂、高山、富山などの各駅でも地元による歓迎行事が行われた。また、飛騨古川-猪谷間の各地では、小旗を手にして列車を迎える地元民やカメラを構えた鉄道フアンの姿がたくさん見受けられた。

ほんとにほんとに、待ちに待った全線開通。そんな思いが沿線の歓迎振りからわかりますね。それでも今年も各地で鉄道の自然災害が多かったけど、もっと災害に強い鉄道建設と言うのもまだ夢なんだなあって感じです。本格的にそう言うのを作るとしたら、全線降る規格の新幹線のような構造になり、お金も天文学的に掛かるでしょうから、難しいでしょうね。いずれにせよ、全線開通おめでとうございました!