被災地の粗大ごみ輸送
JR貨物 柏崎から無賃で川崎へ
JR貨物は8月28日、新潟県中越沖地震の復興支援策として、地震で発生した新潟県柏崎市の粗大ごみを川崎市まで無賃輸送すると発表した。柏崎、川崎両市と連携して、今月上旬から月末まで実施する予定。
柏崎市に集積された不燃ごみ・粗大ごみは総量約3000トンあるが、ごみ処理施設が地震で損傷して使用不能となっているため、現在は近隣の自治体で処理している。今回は、このうち可燃系ごみの一部について、鉄道で川崎市まで輸送し、同市浮島処理センターで焼却処理する。
同社では1995年(平成7年)10月から、川崎市の生活廃棄物を専用輸送するコンテナ列車「クリーン川崎号」(梶ヶ谷貨物ターミナル~神奈川臨海鉄道末広町間)を毎日運転しており、同市環境局が所有する同輸送専用コンテナ(2トン)7個と専用集荷トラック1台を無償で提供する。
柏崎市は、専用コンテナへの積み込みと南長岡駅までの輸送を実施。JR貨物の輸送区間は南長岡-川崎貨物間(約300㌔、上越線経由)で、処理センターへの輸送と焼却処理は川崎市が担当する。
処理計画量は日量1~2トン。全区間をトラックで輸送した場合と比較すると、コンテナ1個当たり二酸化炭素(CO2)排出量を約70・5㌔削減する効果があるという。
JR貨物も思い切ったことしますね。被災地で飽和状態になったゴミを無償で運ぶなんて、とても素晴らしい事ですよね。これで少しでも被災地の復興が進む事を願っています。それに、これがCO2の排出を削減できるなんて考えても居ませんでした。これが宣伝になって、もっとコンテナ利用が増えるといいですね。
ただ、全国紙にはあまり載らなかったのではないでしょうか。
けど、こんな素晴らしい事、もっとみんなに知ってもらいたいですよね。地球温暖化の抑制になるおまけも付いてるんですから。