習志野市民フォーラム

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漫画「美味しんぼ」鼻血問題

2014年05月18日 | 日記
この国は国にとって気に入らない事実を記事にするだけで猛烈なバッシングを受けるらしい。
この漫画は作者が2年間フクシマへ通い続け事実を漫画にしただけ。作者自身も因果関係を断定しているわけではない。
事実を表現し、取材インタビューはをそのまま載せただけ。
猛烈な反発にあい休載せざるを得なくなった。事実をそのまま表現することもできないらしい。
学術論文でもない漫画の表現に何故これほどまでムキになるのか。
将来深刻な健康被害が出た時、因果関係は不明と責任や補償を回避する伏線ともいえる。
本当に叩かれるべきはこのような原因を作った東電と国ではないのか?
世界中で翻訳され国際的にも評価を受けているもうひとつの漫画「はだしのゲン」排除と全く同じ。
(批評家まっぺん氏のコントを掲載します)
鼻血が被曝によるものかどうかは議論の余地があり、僕は否定派、肯定派どちらか一方の見解に立つ者ではないけど、
報道の仕方はおかしいと感じている。
確たる証拠もなしに推定だけで意見を述べることが一切禁じられるのであれば、それはもはや言論弾圧に等しい。
鼻血が被曝によるものではないかという意見は、チェルノブイリ事故における多数の例からの援用だと思われるが、
一方、チェルノブイリの場合はもっと被曝量が高い場合であって、線量が低い場合はそのよう
な事はないという意見もあるが、いずれも推定の域を出るものではなく、どちらかの意見が確定しているわけではない。(中略)
例えば犯罪が行われた時、確たる証拠がなければ「疑わしきは罰せず」というのが刑法の基本的考え方だ。
これは現在以前に行われ、現在では完結してしまっている犯罪だから、そのように対処するべきであろう。
しかし環境問題のような、犯人を特定はできないがいまだにその「犯罪的状態」が続いているような場合は、少なくとも
疑うに十分と思われる要素については停止させるということである。
これがリスクマネージメントの基本であるべきだ。福島全体では普通の統計的数値を超える数の子供たちに甲状腺の
異常が見つかっている。
また鼻血については統計的数値がどうかはわからないが「以前よりも鼻血が出やすくなった」と証言する例がある。
これはまだ統計数値となってはいないと思うが、チェルノブイリでの多数の実例に基づいて福島での危険性が
疑われているのは事実だ。
このように「原因」として疑わしい放射能被害については、「確かに原因が福島事故にある」と証明されるまで
放置しておくのではなく、「証明されてはいないが疑わしい」という早い段階から手を打つべきなのである。
リスクマネージメントとはそういう事である。「必ず起こる」とは限らない、しかし「起こるかも知れない」
危険に対して警鐘を鳴らすのが危機回避の重要なカギなのである。
だから、「美味しんぼ」における鼻血描写に対して「腫れ物」にでも触るような態度で表現を抹殺し、
この作者・雁屋哲氏を攻撃するのはおかしい。
その描写が正しいかまちがっているかにかかわらず、起こりうる可能性として許容すべきなのだと思う。
表現されたものについて、それをひとつの問題提起と受け取って、こちらがどう考えるかなのであって、
表現そのものを弾圧するのはまちがっている。
(以上、まっぺん氏コメント)

※正義を振りかざす資格のない人たちが、意に反する意見にはをリンチする。これが現在の日本の現状。
これまでにもたくさんの体験が報告されている。
当時は自民党自体も鼻血問題を取上げていた。それを国家レベルでムキになって否定するのは何故だろう。
福島での生活は危険を認めると利権の構造が崩れるからかもしれないので国民もそのように誘導しているのかもしれない。
創造を否定するならマンガ好きの麻生財務相の愛読書「ゴルゴ13」等とっくに休載になってもおかしくはないはず。

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