かつて意見や提言をする市民をフェイスブック(FB)でクレーマー扱いしたことがある公共施設担当のO氏。
習志野での仕事が完了して去って行ったのか、氏のFBは投稿が急激に増えて公共施設施設問題
について自画自賛を連発する一方、本音や市民や高齢者に対する批判とも思われる
投稿も目立ちだしました。
まあ、個人のFBではあり何を書こうと自由ですが、ブロックされない限り不特定多数誰
でも見れるネットに元職員が、賛否も多く市民に多大な影響を与える公共施設問題
に関して、自分自身の仕事の評価にも触れていますので書込みの幾つかを転記します。
5月1日 6:51
前任市の公共施設再生事業の説明会の後、これを読んでさらに愕然とした。現実はここでの議論には程遠い、
自らの欲求を満たしたい高齢者が言いたい放題の時間だったから。
将来世代への負担軽減と、公共サービスの維持、それが公共施設再生の目的だ。今回の説明会は、その大前提
を省略してしまった。
単純に施設はこうなります、工事期間はこうなりますという内容だけで、議論が起こる様な内容ではなかった。
しかしその油断が炎上を生んだ。
文化を守れ、道路を拡幅しろ、高齢者の居場所を作れと言う意見を否定はしないが、将来世代への負担を犠牲に、
なおその意見を貫くのかということを暗に提示し続けてきたから、市民は個々の要望をさらけ出すのを思いとどまり、
行政はイデオロギー的に反対を主張する人々への対応をすれば済んだ。正しい情報を伝えれば市民は必ず理解
してくれる。
行政が変にねじ曲げるからおかしくなる。4年10ヶ月の経験から学んだことだ。市民はバカじゃない。
事業が始まるタイミングで、再出発をしなければならないことは、今後の展開を大きく左右すると思う。
かの地においては私は見守ることしかできないが、私は今の立場でデータが示す事実を訴えていくしかない。
人々があまり聞きたくないとするテーマを、楽しく夢のあるテーマにすることが私の仕事だからだ。
5月2日 12:30
説明会が炎上しようが、70%の市民は支持していただいているんです!これにはしっかり応えていく
責務が行政にはあるんじゃないでしょうか⁈
そういう情報をしっかり活用していかなくてはなりません。
※これはPHP総研のA氏の投稿をシェアしたものとO氏のコメントですが、4月29日の市民会館で
開催された大久保地区の説明会のこと指していると思われます。同日の説明会は市民多数から辛辣な意見や
質問が出され、司会のH氏はしばしば立ち往生していました。
それにしても自らの欲求を満たしたい高齢者(?)の言いたい放題の時間とか、反対するのはイデオロギー
とか市民の質問や意見が説明会を炎上させたとか・・・
70%の市民が支持(多分アンケート)とは言っていますが、ありきたりの説明で本当に統廃合の
内容とそれによって受ける影響について理解しているのでしょうか
5月16日 23:48
公共施設マネジメントは更新費用の試算をして、老朽化しているけど金がないから統廃合しますという
話だけではありません。
これまでの時代とは違って、子どもや孫のために負担を残さないということを考えながらも、資金をうまく
誘導して、規制を操り、人を守り育てるまちづくりを行う。
そのためのきっかけなんです。価値観の多様化でまちづくりの方向性について合意形成を作るのは難しい。
でも施設をどうしようかというところから、多世代の話し合いのきっかけを作ることができる。話し合えば
理解は進む。
5月19日 22:01
本来は生涯学習部がやるべきかと思いますが、誰もしようとしないのでやっちゃいました。
新しい公共施設に注目がいく中で、去り行く施設とこれまでの歩みをしっかりと刻む。
市内写真家が悩んで悩んでたどり着いた、渾身の写真集です。
本当は冊子にして売りたかった。
5月20日 8:53
公共施設再生から始まった市民自治。
公共施設再生から始まった公園という公共スペースの積極利用。しっかり根付くどころか花が咲き誇っています。
あえて欠点をいうならば、市民の中に強烈な雨男がいるところ。笑
※強烈な雨男の市民とは文句や意見を言う市民のことでしょうか・・それも(笑)と嘲笑するとは
5月23日 8:25
統廃合はマイナスじゃない!新たな税財源の投入を行わず、地域における公共サービスの担い手となる人や企業が活躍
できる場を作り直すことなんだ。
広瀬さんや東邦大の朝倉先生たちと取り組んだこの調査から明らかになったのは上記のことでした。
これはどこの自治体でも言えること。この手法はどこの自治体でも使えること。都会だから田舎だからとか関係ない。
公共施設がある限り、どこにでも使える手法です。
これにて習志野での仕事は全て公表されました。
ようやく終わったという感じがします。あとを引く継ぐのは後任の役所の担当者だけではない。主体は市民です。
5月27日 7:21
公共施設等総合管理計画を全国の自治体が策定して、これからというときですが、これがなかなか進まない。
進まない理由はいくつかありますが、大きな理由の一つは楽しくないからだと思います。
担当者が楽しくない理由の一つとして、他の部署から嫌われます。間違いなく。
下手すると上司は逃げます。
首長さんと議員さんも楽しくない。様々な集まりに行くと絶対「なんで○○なくすんですか?!」って言われます。
市民はというと、どうでもいいと思っている人が多い。むしろ「さっさとやれよ」と思っているほうが多い。
統廃合反対の声は届きますが、こうした声なき声は届かない。でも楽しければ、いろんな市民が興味を持ってくれます。
長くなったので一旦切ります。
※統廃合に関する意見は確実に届いていることが分かります。しかし「さっさとやれよ」
を多数意見として捉えているとは・・
5月27日 7:22
(・・・続き)
じゃあ楽しくならない理由は何かというと、はっきりしていて楽しくしないような情報が多すぎるからです。
「何、ヘラヘラ笑ろてんねん!」みたいな。笑
有識者が発する情報、先進自治体と言われてきた職員、コンサル、マスコミ、みんなそうだと思います。
そりゃ大変なんですよ、事故が起こったら。笑い事では済まされない。
だからそうなる前にということで、そうなる前は楽しくしようというのが私のライフワーク&ブルーオーシャン
戦略です。
まだまだ続く?!
5月27日 7:47
(・・・その3)
楽しくならない要因は、「古い→壊れる→金ない→建替できない(維持できない)→減らそう」という発想です。
もっと具体的に言うと「保有施設の総延床面積」をものさしにしているから、いつまでたってもこの
ロジックから脱出できない。
じゃあどうするか、次にでてくる発想が例のあれです…「稼ごう!」
官民連携(PPP)をやってたおかげで、ここに繋がることはなんとなく感じていました。
これは楽しいですよ!キーワードは「相手をいかに幸せにするか」です。役所が困っていることを民間に押し付
けたって上手くいかない。
民間事業者も自分の会社だけが稼ぐことだけ考えてたら上手くいかない。
担当者も議員さんも首長さんも市民も、
みんなで少しずつ荷物を持ち合えば上手く行くと思っています。
まだやり遂げたわけではないですが。
...
5月27日 7:57
(・・・その4)
全部が全部PPPで楽しくはできません。どうしても解決できない分野はあります。
だから世の中にはNPOや役所がある。
公共施設の中で最も多いのは「学校」です。これはちょっとPPPでは扱いにくい。
できないと言うことではないと思いますが、果てしなくハードルが無数にある感じです。
じゃあどうすればいいか、私もまだ方向性は定められていません。まあライフワークですから。
でもおぼろげながらつかんでいる方向性としては、「市民が主役」と「対話」がキーワードになってくるような
気がしてます。
物事を決める会議ではなく、無理に結論を出さずに、お互いの違いを認め、個人が何ができるかを考える会議へ。
そう考えると、ちょっと楽しくなってきた。なってきた?笑
あれ?これって身近な地域から日本が変わるきっかけなんじゃ…
それが私の楽しい妄想です。終わり。
※O氏は4月1日付けで和光市企画部資産戦略課主幹(課長職)に就任
http://www.city.wako.lg.jp/var/rev0/0067/7111/13-4.pdf#search=%27%E5%92%8C%E5%85%89%E5%B8%82%E4%BC%81%E7%94%BB%E9%83%A8%E8%B3%87%E7%94%A3%E6%88%A6%E7%95%A5%E8%AA%B2%E4%B8%BB%E5%B9%B9%E5%B2%A1%E7%94%B0%E7%9B%B4%E6%99%83%27