今夏、2年ぶりに訪れたカンボジアを訪れた。今回で5度目となる。
知人のアーロン氏(日本人)の接待を兼ねて向かったシェムリアップの街は相変わらず様変わりを続けているが、
変わらぬバイヨン遺跡に心落ち着かせる。
■アーロン氏とともにアヒアンの運転するキティちゃん号に乗り込む。アヒアン、車を盗まれたてでダレも盗まないであろうピンクのキティちゃん号を代車としていた。
いつものようにクメールの友人アヒアンに案内してもらい、アンコールワット・トム、トンレサップ湖などを回った。
クメールでの飯といえば、お決まりの
1.オールドマーケットでの食事
2.平壌冷麺でパンガッスムニダな踊りを見つつ南北コリアンのの交流の様を横目に冷麺をすする。
3.クメールのアプラサダンスショーを見ながらバイキング料理をつっつく
■オールドマーケットで食べる定番。魚、煮込み料理ともども日本料理と変わらぬ味付け!
■近年はお酌までしてくださる喜び組?の方
■ひとりではさびしいから嫌がるアヒアンをつれていく(笑)
ここのところ定番化していたのだが、今回は上記コースに加え、アヒアンに頼みコテコテのクメール料理を堪能することができた。
最初に食べたカンボジアンスタイルの焼肉が想いのほか大ヒットで、同行したアーロン氏は蚊にさされながらも、もろ手を挙げて
「カンボジアのラム肉うまー」
賛辞を惜しまない。
玉ねぎ・ピーマン・空芯菜・インゲン、そして羊肉と牛肉をジンギスカン風の鍋にラードとバターを塗って食らうのがカンボジアンスタイルの焼肉。
ささっと炙って食べる日本の焼肉とは異なり、じっくり炙るあたり一抹の不安を感じたが、これが想った以上にイケる!
正直、日本で同じものを食ったらどうかわからないんだが、
海外ならではのシチュエーションのせいだろうか、魔法にかかったようにうまいのである。
ラム肉をほおばり、氷入りのAngkorビアを交互に胃袋へ流し込む。
気心知れた友人たちと食べるソレはそれはそれは至福のひと時であった。
勢いそのまま、翌日のトンレサップ湖クルージングのあとに再びクメール料理チャレンジ。
昨日の焼肉にすっかり気をよくしていたアーロン氏は、アヒアンに進められるがままに
「亀のスープ」「蛇の焼き物」などを注文。
蛇の焼き物・・・こいつが手ごわかった・・・。
蛇の身は3cmほどのぶつ切りになっているが、ほとんど骨でしゃぶる程度しか肉は付いてないのだが、
ゴムのように固く、ちょっと生臭い。
その上を行ったのが、ビー玉大の蛇の黄色い卵。
これが、なんとも・・・数珠のように繋がってやがり、ぷちっと取って食ったのだが、
ににに・・・にっがーっ
アヒアン「えっ?」
「あ、いやいや、チガンニ・・・ チガンニ ナ!」(=クメール語で美味しいの意)
アーロン氏、注文したのに全然箸が進んでない。
そのうち、腹を膨らましながら
「う~ん、朝ホテルのバイキングをもりもり食べちゃったからお腹いっぱいだなー。残念だなー」
ずっ・・・ずるい。
アヒアン「食べて食べて!」
と、しきりに進める。
「おぉう!」
卵をぷちっともいで、口へ放り込む。
ににに・・・にっがー。
ヒトの好意は断りづらい。・・・なんだか5年前のアユタヤから成長していないぞ。
■左の黄色いのが、へびの卵。
■お魚・・・はらわたがちょっとにが・・・