在宅医療に関する書物ばかりを読んでいたせいか、「そういえば、ソーシャルワークとは、根本的に何だったっけ?」と思い、整理をする意味でこの本を読んだ。
保健医療や障害者関連、政策、雇用など…多分野に渡って「生活を支援するための社会福祉のとらえ方」が述べられている。
ソーシャルワークの歴史、今日的な問題に対するソーシャルワークのあり方など、所謂「教科書的」ではあるが、全体的に読みやすく、頭の整理をするのには持ってこいであった。
医師や看護師による研究や実践では、「患者を疾患からのみ見るのではなく、疾患を持つ人である…という視点から見るべきだ」と語られることが多くなった。
一方社会福祉(ソーシャルワーク含む)は、「生活をしていく上で、何らかの問題を抱えている人に対して、生活がしやすくなるように問題の解決を支援したり、何らかの働きかけをする」ということが、整理できた。
すなわち…医療者とソーシャルワーカーは、そもそも、ひとを捉える出発点が異なっている。ソーシャルワーカーは、あえて「生活者としてその人を見ていこう」と言わなくても、「ひと」として見ることから出発し、疾患や障害、雇用、金銭などの問題は、その「ひと」についてくる「付加的なもの」ととらえている。それゆえに保健医療の場で、ソーシャルワーカーがいることの意味は、そこにある!と自分なりに改めて整理ができた。
保健医療や障害者関連、政策、雇用など…多分野に渡って「生活を支援するための社会福祉のとらえ方」が述べられている。
ソーシャルワークの歴史、今日的な問題に対するソーシャルワークのあり方など、所謂「教科書的」ではあるが、全体的に読みやすく、頭の整理をするのには持ってこいであった。
医師や看護師による研究や実践では、「患者を疾患からのみ見るのではなく、疾患を持つ人である…という視点から見るべきだ」と語られることが多くなった。
一方社会福祉(ソーシャルワーク含む)は、「生活をしていく上で、何らかの問題を抱えている人に対して、生活がしやすくなるように問題の解決を支援したり、何らかの働きかけをする」ということが、整理できた。
すなわち…医療者とソーシャルワーカーは、そもそも、ひとを捉える出発点が異なっている。ソーシャルワーカーは、あえて「生活者としてその人を見ていこう」と言わなくても、「ひと」として見ることから出発し、疾患や障害、雇用、金銭などの問題は、その「ひと」についてくる「付加的なもの」ととらえている。それゆえに保健医療の場で、ソーシャルワーカーがいることの意味は、そこにある!と自分なりに改めて整理ができた。
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